エントリー機特有の使い勝手の良さと、ミドル機の高画質を兼ね合わせたモデルを探している方におすすめなのが、キヤノンの一眼レフEOS 80D。数多くの一眼レフを取り揃えるキヤノンの中でも価格・性能のバランスが良く、キヤノンの中級機として幅広い層に人気のあるモデルです。強靭なボディやバッテリー持ちの良さで長時間の撮影も快適に使いこなすことができますよ。そこで今回は、カメラのレンタルサービスを行う「モノカリ」スタッフが実写レビュー。実際に使ってみた感想や作例も掲載していますので、ミドルクラスの一眼レフを使いこなしたい方は参考にしてみてくださいね。
Canon EOS 80Dの総合評価
総合評価 | 91点 |
機能性 | ★★★★☆ (Wi-Fi、Bluetooth接続、約2,420万画素、軽量) |
デザイン | ★★★★★ (シンプルで丸みを帯びた外観、可動式液晶モニター) |
操作性 | ★★★★★ (45点オートフォーカスですぐ撮影可能) |
キヤノンの中級機として、基本的性能とスペックがバランスの取れた製品になっています。キヤノンのラインナップの中ではハイアマチュアにカテゴリー分けされ、今まで基本性能のみの初心者向け一眼レフを使っていた方にとって多機能モデルに切り替えるのに最適なスペックとなっています。前モデルのEOS70Dが約2,020万画素だったのに対し、EOS80Dは約2,420万画素と解像度がアップ。それでも同じエントリーモデルととして発売されたEOS9000Dに比べて価格が安いので、予算があまりない方にも選ばれやすくなっています。
EOS 80Dと他EOSシリーズ(X9i/9000D/90D)のスペック比較
EOS 80Dはキャノンの中堅機としてワンランクアップしたい中級者向け
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商品名 | EOS 80D | EOS Kiss X9i | EOS 9000D | EOS 90D |
最安価格(2021年10月時点) | 51,980円 | 59,800円 | 54,500円 | 113,500円 |
発売日 | 2016年3月25日 | 2017年4月7日 | 2017年4月7日 | 2019年9月20日 |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 約3250万画素 |
常用ISO感度 | 100~16000 | 100~25600 | 100~25600 | 100〜25600 |
映像エンジン | DIGIC 6 | DIGIC7 | DIGIC7 | DIGIC 8 |
センサーサイズ | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C |
AF測距点 | 45点 | 45点 | 45点 | 45点 |
連続撮影速度 | 約7.0コマ/秒 | 約6.0コマ/秒 | 約6.0コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
動画記録画質 | フルHD | フルHD | フルHD | 4K |
動画撮影時間 | 29分59秒 | 29分59秒 | 29分59秒 | 29分59秒 |
画像転送 (無線通信) | スマホ・PC可 (Wi-Fi) | スマホ・PC可 (Wi-Fi/Bluetooth) | スマホ・PC可 (Wi-Fi/Bluetooth) | スマホ・PC可 (Wi-Fi/Bluetooth) |
サイズ | 139×105.2×78.5mm | 131.0 x 99.9 x76.2mm | 131.0 x 99.9 x76.2mm | 140.7 x 104.8 x 76.8 mm |
重量 | 730g | 532g | 540g | 701g |
EOS80Dは普通のデジタルカメラに比べての静止画有効画素数は非常に大きく、トリミングして画像を拡大しても画質を保つことができるでしょう。色彩豊かな風景や夜景や夜空を撮影するのにも向いています。重さ的には他の同タイプ機種の中でもやや大きく重ため。ずっしりカメラを構えて撮影したい、一眼レフ独特のサイズ感が好みという方に向いています。また、決定的瞬間を逃したくない方にとってEOS80Dはおすすめ。ボディの起動時間はわずか0.16秒と平均的なカメラよりもシャッターを切りやすくなっています。花火や新幹線など一瞬でシーンが変わる被写体を撮影する時に非常におすすめです。
エントリーモデルとの明らかな違いはピントを合わせるAF測距離点
エントリーモデルとしてキヤノンから販売されているKissシリーズ。中でも価格も性能もカメラ初心者向きとして人気のKissX9やX10などは、やはりミドルモデルのEOS80Dとは性能面に大きな違いがあります。軽量・コンパクトさが売りの2機種ですが、AF測距離点は9点とピントを合わせるにはやや弱め。一方80DはAF測距離点45点とより被写体にフォーカスしやすくなっています。
大きな違いは?似通ったモデルEOS 9000Dと比較
EOS 80Dの方がどっしり重く取り回ししやすい
カメラを購入したい方にとって多くの悩みの種になるのが、似通った性能や特徴でどちらを選べば良いかという点です。その点EOS80DとEOS9000Dはどちらが良いか迷う対象になりやすい2機種になります。80Dはキヤノンの中でのミドルクラスに位置付けられているのに対し、9000Dはエントリークラス。それでもどちらもAPS-Cセンサーを搭載した一眼レフとして似通ったモデルになっています。この2種の大きな違いは防塵防滴構造・バッテリーの持ち・ボディを持った時の重量感。AF性能やライブビュー撮影時のAF性能、画素数は同じなため、プラスαの付加機能で使いやすいモデルを選ぶのが良いでしょう。
どの性能が向上した?後継モデル90Dと比較
イメージセンサーが大幅に向上した
外観はEOS80Dとほとんど変わらないとされているEOS90Dですが、3年後にハイブリッド一眼レフとして発売されただけあって中身は完全にEOS80Dのアップデート商品となっています。価格が3万円ほど高価になりますが、価格差なりのスペックは期待できるでしょう。それでも同等のAF位相差センサーや光学ファインダー、バリアングルなど据え置きの部分もあります。自分が一眼レフに求める性能の度合いを見極めながら、価格と相談して決めることをおすすめします。
Canon EOS 80Dのセット内容・付属品
カメラ本体のみとレンズ付属のセットから選べる
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商品名 | EOS 80D ボディ | EOS 80D EF-S18-55 IS STM レンズキット | EOS 80D EF-S18-135 IS USM レンズキット | EOS 80D ダブルズームキット |
最安価格(2021年7月時点) | 51,980円 | 64,000円 | 79,480円 | 77,800円 |
内容 | ・カメラ本体 | ・カメラ本体 ・標準ズームレンズ | ・カメラ本体 ・高倍率ズームレンズ | ・カメラ本体 ・標準ズームレンズ ・望遠ズームレンズ |
EOS80Dのセット内容は、3種類から選択できるので予算や用途に合わせて選び分けることができるでしょう。もうすでに旧機種を持っていて、レンズキットは不要という方はボディのみの購入でも。被写体をワイドに、より一眼レフらしいアングルで写真を撮りたい方はダブルズームキット付きもおすすめ。よりカメラライフを充実させることができるでしょう。
レンズキットに付属するレンズは三種類
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商品名 | EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM | EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM | EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM |
レンズタイプ | 標準ズームレンズ | 高倍率ズームレンズ | 望遠ズームレンズ |
レンズ単体の最安値(20217月時点) | 3,280円 | 22,000円 | 13,800円 |
ピント合わせ | 手動/自動 | 手動/自動 | 手動/自動 |
ピントが合う最も近い距離 | 0.25m | 0.39m | 0.85m |
対応センサーサイズ | APS-C専用 | APS-C専用 | APS-C専用 |
ズーム幅 | 18~55 mm | 18~135mm | 55~250 mm |
開放F値 | F4-5.6 | F3.5-5.6 | F4-5.6 |
フィルター径 | 58mm | 67mm | 58mm |
最大径×長さ | φ66.5mm×61.8mm | φ77.4mm×96mm | φ70.0mm×111.2mm |
重量 | 約215g | 約515g | 約375g |
手ブレ補正機構 | 有 | 有 | 有 |
キヤノンのレンズには用途や経験値に合わせて選べる3種類のズームレンズをラインナップしています。手振れ補正効果もあり、静止画撮影から動画撮影まで快適に行いやすくなっています。
近い距離での撮影に使いやすい小型・軽量の標準ズームレンズ
フォーカスリングを回転させるだけで、即時にマニュアルフォーカスが可能。小型・軽量なので、女性の手でもピントも合わせやすく簡単にフォーカスできます。軽量でも手ぶれ補正機能が搭載されているので、快適に静止画・動画を撮影できるでしょう。
1眼レフでの動画撮影もスムーズにする高倍率ズームレンズ
キヤノンが開発した新しい超音波モーターを搭載し、静音性が高く滑らかなAFでピントを合わせられます。失敗写真で多い手ぶれをレンズ側で自動で補正することで、暗所や手持ちでの撮影もくっきり鮮明に写し出せるのも特徴です。歩きながらの動画撮影など大きな手ブレにもカメラが自動で補正。本格的な動画撮影が可能になります。
遠い景色や被写体も鮮明で美しくフォーカスできる望遠ズームレンズ
キヤノン独自の手ぶれ補正機構を搭載し、レンズ側で補正することで暗所や手持ちの撮影時にもより効率的に撮影が叶います。レンズにはUDレンズを使用し、写真の色にじみを効率的に除去。遠くの撮影にも鮮明で美しい描写を実現し、画質のランクをアップさせます。
Canon EOS 80Dの特徴
視野率100%のファインダーで見たままがそのまま撮れる
目で見た被写体がそのまま撮れるライブビュー撮影で構図を決めやすい
使ってみて一番に感じたのはライブビューで構図が決めやすいということ。大きくて見やすい液晶モニターはもちろんですが、レンズを通過した画像がより見たまま液晶に表示されるペンタプリズムを採用しています。そのおかげで、ファインダーの視野率が100%にアップ。今までライブビュー撮影は光学ファインダーのクオリティーに届かないのがネックでしたが、パフォーマンスが著しく向上しています。液晶ファインダーで見た景色がそのまま写真に収まるため、構図を決めやすく想定通りの写真に仕上がります。
色味や影、奥行きなど実際に写真を見てみたら見たものと異なっていたなんてことがあるはず。ちょっと角度を変えたり陰影をプラスするために努力してもそのまま反映されないならがっかりしますが、このEOS80Dはファインダ倍率も旧モデルよりもアップしているため、見やすく思いのままの写真を撮影できます。
最速1/8000秒の高速シャッタースピード
撮りたい瞬間に直感的な操作が可能
一瞬の表情や瞬間を見逃したくないという方にとっておすすめのなのもEOS80Dの特徴。コロコロ表情の変わる子供の笑顔や野生動物の動きなど一瞬の動きも見逃しません。エントリーモデルよりも2倍高速になったシャッタースピードは、1/8000秒。連写時には1秒最大7コマの高速連写にも対応しているので、動きの早い被写体の一瞬の動きも逃すことなく撮影が可能です。
一眼レフの中でも初心者と中級者両方が求める機能性を叶える
多機能でありながらすぐに使いこなせる操作性
面倒な設定やピント合わせが不要なのもEOS80Dのメリット。分かりやすいモードダイヤルやタッチ操作で初心者でも使いやすくなっています。360度回転できるモードダイヤルは撮影シーンや被写体に合わせて、理想とした写真を簡単に撮影できる機能です。
シーンモードとクリエイティブフィルターはカメラ上部のダイヤルで簡単に切り替えが可能。液晶モニターでボタンをタッチしながら探す必要がないので、簡単にセットが叶います。光の加減や夜景シーンなど自分で色味の調整が難しい場合は、オートモードがおすすめ。屋外での撮影時や木々の緑と光の陰影など撮影時の状況に合わせて自動で色味を調整し、色鮮やかな写真に仕上げます。
Canon EOS 80Dの外観&使用感をレビュー
ボディ正面
EOS70D・EOS9000D・とほぼ同等の外観
キヤノンの他の一眼レフを使っていて、今回80Dに乗り換える方は持った感じが似ていると感じるのもこのモデルの特徴。実際に全モデルのEOS70Dや後継機モデルの90Dや9000Dと比べても外観の大きな変化を感じることはありません。スペックのみを一新したいという方におすすめ。全く別物のカメラが欲しいという方はメーカーごと切り替えるのが適切かもしれません。
ボディ上面
分かりやすいダイヤル機能で快適に撮影
機械操作が苦手な女性でも使いやすいモードダイヤル
EOS80Dの大きな特徴は本体右上に配置されているCSNモードです。CSNとはスペシャルシーンの略で被写体やシーンに合わせてモードを選んで撮影することができる方法です。真ん中のボタンを人差し指で押しながらダイヤルを回してCSNに合わせます。そうすると液晶部分に10種類撮影シーンが表示されるので、適したシーンを合わせましょう。ダイヤル部分は1つ1つの文字の視認性が高く、動作間違いが起きにくいのも使いやすいポイント。
ストロボ内蔵で初心者でも自然な陰影が生まれてプロっぽい写真を撮りやすい
カメラっぽさをアップするのに欠かせないストロボ機能が付属しているのもEOS80Dの特徴。光通信のマスター機能を持つ内蔵ストロボを搭載しているので、室内や夕暮れ時などの暗いシーンでもノイズを抑えた撮影が叶います。内蔵ストロボでも充分なフラッシュ機能を確保できますが、より細かな光量をコントロールしたい場合はワイヤレスストロボを組み合わせるのもいいですね。花火や夜景の画質が格段にアップしますよ。
ボディ背面
使わない時も液晶画面をしっかり保護できる270度可動モニター
バリアングル液晶は垂直に270度、水平に175度に可動するため見やすい角度や体勢に合わせて液晶の角度を切り替えられます。一般的な他メーカーの一眼レフはチルト式が多いのに対し、撮影時の自由度が上がるバリアングル式は便利に使えます。また使わない時には、液晶を内側に格納することも可能。モニターが外部に触れず、液晶を守るので傷や汚れがつきにくいのもポイントです。
タッチパネル対応バリアングルモニター
前機モデルの良い点はしっかり継承
EOSkissシリーズから採用されているバリアングル液晶をこの機種もしっかり継承。人混みの中の撮影などカメラを持ち上げての撮影から、地面に近づけての撮影まで簡単に行うことが可能です。ライブビュー液晶の高速オートフォーカス機能も向上しているため、大きな画面でしっかりと被写体の位置と仕上がりを確認してシャッターを切ることができるでしょう。
センサークリーニングで自動でセンサーをお掃除
一眼レフなど交換式レンズは、構造上ゴミやホコリが侵入しやすいのが特徴です。特にイメージセンサーにゴミが付着すると、全ての写真にゴミが映り込む原因にも。黒い点やミミズのような影が映っている場合はゴミやホコリが付いているのが原因かもしれません。いつでもレンズやイメージセンサーを清潔に使うためにも、自動クリーニング機能が搭載されているのもポイントです。カメラをオフにした時に自動で実行されるので、気付く前に汚れを除去することができるでしょう。
ボディ側面
SDカードはサイドに配置
本体右側側面にはメモリーカードを挿入できるスロットが付いています。使用できるメモリーカードはSDXC・SDHC・SDメモリーカード。 高速バス規格のUHS-Iやeyefiカードにも対応しているので、無線LAN通信も叶います。本体左側にはHi-Speed USBデジタル端子・HDMI・外部マイク端子・リモートスイッチ端子・ヘッドフォン端子が付属。このアクセサリーの配置はキヤノンの他機種と似た仕様となっています。
Wi-FiとBluetooth機能搭載でスマートフォンに直接転送可能に
先ほど撮影した写真をSNSでアップしたいという時に便利なのが、スマホやタブレットに転送できるアプリケーション。カメラ内にある画像をスマホで閲覧したり、削除や整理も可能なのでカメラを操作して整理するより断然手軽です。気に入った画像はそのままスマホに転送も可能。そのままSNSでアップすることもでき、一眼レフの活用法がよりアップしました。
深めのグリップが握りやすい
女性の手のひらでもしっかり握れる
ずっしりと重たい印象のEOS80Dですが、深めのグリップはしっかり握って持てるので安定感を感じられました。それでも片手で持つのは少し心許ない印象。左手で支えるとより、安定感が増して撮影しやすくなります。女性でも取り回しやすいボディの形状はEOSシリーズに共通するなぁと感じました。
Canon EOS 80Dの性能をレビュー
AF性能
AF測距点がEOS70Dよりも19点から45点にアップ
ピントが合わせやすくなったのはこの機種の大きなポイント。顔認識や被写体のロックオン機能で、正方形のAFフレームが被写体をしっかり捉えます。このAF機能は前モデルよりも大幅に向上したポイントで、光学ファインダー使用時にはAF測距離が45点までアップしました。この機能により動きのある被写体でも、追尾しやすくなり追いかけやすくなりました。
よりピントの合わせやすさを感じた
ライブビュー撮影時の性能が向上したため、初心者やカメラの使い方をいまいちまだわかっていない方も使いやすいと感じました。特に被写体が動かない静止画の撮影は簡単。AF性能が自動で被写体のピントを合わせるので、シャッターを押すだけでプロが撮ったような1枚に仕上がります。
連写性能
押し続けている間はずっとカメラが連写モードに
連写機能は1秒間に最大7コマの連続撮影が可能。一方サーボAF時には約5コマと前モデルより著しく向上した部分はありません。後継機のEOS90Dはライブビュー撮影時で最大10コマ/秒に向上しているため、物足りなさを感じるかもしれません。それでもモータースポーツや電車、飛行機などのスピードには十分対応可能。シャッターチャンスを逃しにくく、納得の1枚を撮りやすいのは変わりません。
動画撮影
フルHD動画で高画質な作品に仕上がる
高速処理が叶うDIGIC6を使用し、フルHD動画撮影が可能です。後継機モデルは4K動画に対応しているので若干の劣勢を感じますが、フルHDでも十分美しい動画が撮れます。風の動きや陰影もしっかり映し出しますが、動いている被写体に対する鮮明度が若干低いかもしれませんね。一眼レフで動画を撮影することも多い方は4K対応モデルがおすすめですが、静止画メインの方にとってはさほど重要な機能ではないかもしれません。
ISO感度
DIGIC 6により高感度撮影のノイズが軽減
同じ位置で同じズーム機能を使って撮影した夜景の写真です。左はEOS 80Dの一眼レフカメラ、右はiPhone12proで撮影した写真です。スマホも写真の解像度が向上したとはいえ、一眼レフに比べればまだまだ伸び代を感じます。ズームにしてもここまではっきりと建物の輪郭をキャッチできるのは驚き。また夜のブラックの深さもとても鮮明なので、その分周りの光としっかり区別され美しく表現されているなと感じました。
Canon EOS 80Dのおすすめ撮影シーン・作例
スナップショット
クローズアップシーン
個人的に好みのシーンモードとしてクローズアップモードを紹介したいと思います。花や虫などの小さい被写体を捉える時におすすめのモードで、周りを自然にぼかすことで小さな被写体でも大きく鮮明に撮影することができます。花びら1つ1つや昆虫の細かいボディも美しく捉えるので、より1眼レフ撮影らしい1枚を撮ることが可能です。
鉄道フォト
動き続ける被写体には「AIサーボ」機能
撮影距離が絶えず動いている、電車・飛行機・スポーツなどのアクティビティシーンにおすすめなのがAIサーボAF機能です。シャッターボタンを半押ししている間は被写体にピントを合わせ続けるので撮影が簡単。動体予測機能も搭載し、被写体の動きをあらかじめ予測して正しいピントに合わせ続けることができます。
夜景撮影
夜景シーンモード
写真撮影の中でも難しい分野の夜景撮影。特に夜景は手ぶれが起きやすいので自動で補正してくれる夜景モードは便利です。モードダイヤルでSCNに合わせた後、液晶画面で手持ち夜景にセットします。4枚連続して撮影し手ぶれを抑えた画像を1枚記録される画期的な機能。何も考えずにシャッターを切るだけで、カメラが勝手に綺麗に撮影してくれます。
Canon EOS 80Dのメリット
自分がプロのカメラマンになったような写真が簡単に撮れる
EOS80Dの魅力的なポイントは初心者でも撮影の設定や構図が決めやすい機能の充実です。スペシャルシーンモードで被写体やモードに合わせた自動補正に加えて、液晶パネルでライブビュー撮影する時もAF機能が高性能に働く点などが挙げられます。また液晶パネルでのタッチ操作はスマホを操作しているような感覚に感じることも。1眼レフなのを忘れるくらいの設定の簡単さと仕上がりでプロのような質の画像が簡単に叶います。
クリエイティブフィルターでSNS向け加工ができる
全部で7種類のフィルターで雰囲気のある写真に加工撮影できるクリエイティブフィルターモードもおすすめ。ざらついたレトロ感あふれるモノクロやトイカメラ風、柔らかい雰囲気の仕上がりのソフトフォーカスや水彩風など全7種類から選択できます。フィルターを掛けずに撮っても後からフィルター編集をかけることも可能。遊び心あふれる写真が撮れるのは面白いですね。
バッテリー持ちが良い
使っていて感じたのは、充電する機会が少なくて良いという点。昨日からずっと使っているのに、まだ充電が切れないとバッテリー駆動の性能の高さを感じました。後継機のEOS90Dは最大撮影枚数が600枚なのに、80Dはなんと1390枚まで対応。800枚ほど違いがあるぶん、充電切れの心配なくシャッターを切れるのは嬉しいですね。撮影旅行などは毎日予備バッテリーが必須でしたが大容量バッテリーな分、予備の必要がなく荷物が少なく済むのは便利なポイントです。
Canon EOS 80Dのデメリット
シャッターを切るのに力が必要
使ってみて思ったのは、シャッターを押す時にはカチッと押し込む必要があるということ。力を入れて押し込むので、この時になんだか手ブレがひどくなる感じがしました。手ブレが起こらないよう、シャッターを切る時には左手で支えながら撮影する必要があり、片手で気軽にシャッタを押したい方にとってはネックかもしれません。私は安定感ゆえ両手で支える派なので力を入れやすいですが、シャッターの押しにくさを感じる方もいるかもしれませんね。
Canon EOS 80Dの口コミ・評判
高評価
スピードのある被写体もくっきりはっきり撮影できる
一眼レフを買ってからずーっと撮ってみたかった
200km~300kmでの新幹線の流し撮り!
速かったわぁ、、
夕日の暗くなり始めた撮影もしやすい
福岡空港の近くにて。
夕方の空を眺める。2021.8.31撮影。
ANA
JA620Aきれいな夕日が見れた日は、
それだけで、
すごく幸せな気持ちになれます
フィルターを使えばより幻想的な1枚に
いつぞやの百日紅
後ろの木々からの木漏れ日を玉ボケにしました
初心者もレーザービーム撮影に挑戦しやすい
初めての夜のおらが茶屋✨
阪神高速3号神戸線のレーザーが
撮れました
低評価
初心者には明るさ調整が難しいことも
夜空の一角
収まりきらなかったし、白飛びしたけど
そんなの気にしなーい
慣れるまで思い通りの撮影にはコツが必要
建物だったり夜景を撮ることが多いのでポートレートはやっぱり苦手です。
レタッチの雰囲気も変えてみたり色々挑戦中!
Canon EOS 80Dで試し撮りするならレンタル
Canon EOS 80Dは格安でレンタルできる
エントリーモデルから中級機へのレベルアップを考えている方の中には、Canon EOS 80Dの購入を考えている方もいると思います。でも、実際に購入して使ってみたら、想像していたのとは違って結局あまり使わなかった、などということになる可能性も。Canon EOS 80Dを購入する前に、まずはレンタルしてみて、操作性や重さなどを確かめてみるのがおすすめです。Canon EOS 80Dは比較的重量が重めの機種ですから、実際に持ってみて長時間撮影できそうかどうかなど、試してみるのも良いでしょう。レンタルなら、格安で試し撮りができますよ。
Canon EOS 80Dをレンタルするならモノカリ
Canon EOS 80Dの購入を考えている、レンタルして一度使ってみたいという方には、カメラレンタルのモノカリがおすすめです。モノカリなら、Canon EOS 80Dを14,300円からレンタルが可能。SDカード付きでレンタルができるのも嬉しいポイントです。購入してしまってから、結局重くてあまり使わなかったなどということになってはもったいないですから、事前にレンタルで使用感を確かめてみてくださいね。Canon EOS 80Dの使用感を確かめたい方だけでなく、子供の行事で一眼レフを使ってみたいという方などにも便利ですよ。Canon EOS 80Dを使ってみたい方は、ぜひ、カメラレンタルのモノカリでのレンタルをご検討ください。