音楽や映画はいつでも手軽に高音質サウンドとともに楽しみたいですよね。そこで、2.1chスピーカーシステムがおすすめです。2.1chスピーカーシステムなら比較的安価で導入でき、省スペースなので狭い部屋にも設置できますよ。そこで今回は、2.1chスピーカーシステムのおすすめモデルをご紹介します。選び方や人気メーカーについても解説しますので、自宅に充実した音響環境を作りたい方は参考にしてくださいね。
2.1chスピーカーシステムとは?
ステレオスピーカーとサブウーファーのセット
2.1chは2つのステレオスピーカーと1つのサブウーファーの組み合わせを意味します。サブウーファーは100Hz以下の重低音を出すためのスピーカーです。サブウーファーが加わることにより、音楽に迫力と深みが生まれますよ。
2.1chスピーカーシステムの特徴
手軽にPCやテレビなどの音声を増幅できる
2.1chスピーカーシステムはスマホやゲーム機など、様々なデバイスに接続できるのが特徴です。ケーブルまたは無線で簡単に接続でき、出力の小さな機器でも大きな音を出せますよ。また、接続することで音質の向上も期待できます。
厚みのある重低音が楽しめる
厚みのある音楽表現には低音域の充実度合いが重要です。通常のステレオスピーカーでは低音の表現力に限界があるので、物足りなく感じる可能性があります。2.1chスピーカーシステムにはサブウーファーがあるので、迫力ある重低音が楽しめますよ。
5.1chや7.1chスピーカーシステムとの違い
5.1chと7.1chはスピーカーが5つまたは7つ
5.1chと7.1chはそれぞれ5台または7台のスピーカーが配置されます。また、いずれも1台のサブウーファーがあるという点では同じです。横や後ろでも音が鳴るのでサウンドに立体感が出ますが、部屋のスペースに余裕がないと設置できません。
2.1chスピーカーシステムの種類
一体型
スペースを取らないので設置しやすい
一体型は1つの機器に2つのスピーカーとサブウーファーが内蔵されたタイプです。細長い形状からサウンドバーとも呼ばれ、狭い場所に設置できる省スペース性が魅力。テレビの下にも楽に設置できるだけでなく、シンプルな外観なので見た目もすっきりします。
サイズが大きくなく軽量なので、設置場所の変更もラクラクです。多くのスペースを必要としない反面、セパレート型に比べて重低音の表現力は劣る傾向にあるのがデメリット。そのため、音質よりも扱いやすさを重視する方に適していますよ。
セパレート型
立体的なサウンドが楽しめる
セパレート型はステレオスピーカーとサブウーファーが独立しています。3つの筐体を設置することになるので、ある程度のスペースの余裕が必要です。しかし、サブウーファーを個別に設置することにより、迫力のある重低音が堪能できますよ。
それぞれを好きな場所に置けるため音の聞こえ方を自由に調整できます。そのため、5.1chと7.1chには及ばないものの、臨場感のある音場を作れますよ。簡易的なホームシアター環境を手軽に作りたい方や、音質重視の方におすすめです。
2.1chスピーカーシステムの選び方
接続方法で選ぶ
高級ホームシアターシステムに繋ぐなら同軸デジタル端子付き
同軸デジタル端子は主に高級なオーディオ機器に搭載されている端子です。ホームシアターシステムに関しても、高価なハイグレードモデルに多く採用されています。クリアな高音質サウンドが楽しめるので、音質を最重要視する方に適していますよ。接続する予定の機器に同軸デジタル端子が付いているなら、同じ端子が付いた2.1chスピーカーシステムがおすすめです。
テレビやゲーム機で高音質を楽しみたいなら光デジタル端子付き
光デジタル端子は主にテレビやゲーム機が装備している端子です。光デジタルケーブルは同軸デジタルと同様、デジタルの音声信号を伝えるため音質が劣化しにくいのが魅力。伝送の過程で磁気に影響されにくいため、ノイズの少ない鮮明な音質が楽しめますよ。光デジタルケーブルにはたくさんのバリエーションがあり、ケーブルの選択によって音質が変わります。
ゲーム機やBDレコーダーと接続するならHDMI端子付き
HDMI端子に使われるHDMIケーブルは、1本のケーブルで音声と映像の両方を伝えられます。音声と映像の信号を共にデジタル形式で伝送するため、音質や画質がクリアです。HDMI端子はテレビやパソコンに搭載されていることも多く、幅広い機器で採用されていますよ。音楽のみの鑑賞ではなく、映像コンテンツやゲームで臨場感を味わいたい方におすすめです。
スマホやPCと無線接続するならBluetooth対応スピーカー
Bluetooth対応の2.1chスピーカーシステムなら、音楽再生機器と無線で接続可能です。ケーブルを使用しないため部屋がすっきり片付いた印象になり、音楽再生機器との位置関係を気にせず設置できますよ。ただし、有線接続に比べて接続の安定性は劣ります。また、無線接続するには接続先の機器もBluetoothに対応している必要があるので、事前に確認しておきましょう。
出力で選ぶ
ホームシアターシステムで使うなら80W以上がおすすめ
2.1chスピーカーシステムで出せる音の大きさは出力で決まるので、何Wの出力を持っているか確認しましょう。出力が大きいモデルほど大音量で再生できます。ホームシアターを楽しみたいなら大きめの出力が必要なので、80W以上を目安にチェックするのがおすすめです。出力が80W以上であれば、一般家庭では音量不足を感じることはないでしょう。
テレビの視聴に使うなら10Wから30W程度がおすすめ
テレビを観るときに2.1chスピーカーシステムを使うなら、さほど大きな出力を備えている必要はありません。10Wから30Wほどの出力があれば、家庭内でのテレビ視聴には十分です。高出力のモデルでもテレビ視聴に適した音量で聴けますが、出力の高いスピーカーほど価格が上がります。無駄なコストをかけないように、目的に合った出力のモデルを選びましょう。
PCモニターの両側に置くなら3W程度がおすすめ
PCで動画やゲームを楽しむ方は多いはずです。PCモニターの横にスピーカーを置く場合、スピーカーの近くで音を聴くことになりますね。そのため、出力の小さなスピーカーでも十分な音量で楽しめます。3Wほどの出力があれば問題ありません。PC用の2.1chスピーカーシステムもたくさん発売されているので、PCと接続したい方はチェックしてみましょう。
2.1chスピーカーシステムのおすすめブランド・メーカー
Logicool(ロジクール)
PC向けの2.1chスピーカーシステムが充実
セパレート型モデルのラインナップが豊富に揃っています。高出力のスピーカーもありますが、出力が高くなくPCとの接続に適したモデルが多いです。ゲームを楽しみたい方に適したゲーミングスピーカーも発売されていますよ。
ONKYO(オンキョー)
高音から低音まで高音質サウンドを再生
ホームシアターに適した高出力のモデルをリリースしています。サラウンドでリアルな音声を満喫できるのもメリットです。音を小さくしても高音質かつ臨場感あるサウンドを表現できるので、夜間でも安心して使えますよ。
Panasonic(パナソニック)
高出力のサウンドバーが人気
出力の高いモデルが多く、200W程度の出力を誇るモデルもあります。ハイレゾ対応のスピーカーなら高音質で大迫力のサウンドを満喫できますよ。音楽のジャンルに応じてモードを選択するだけで、最適な音質設定で再生が可能です。
SONY(ソニー)
高コスパの多機能モデルをリリース
お手頃価格でありながら機能が充実したスピーカーを開発しています。メーカー独自のアンプやドルビーアトモスにより、クリアで立体的な音楽が聴けますよ。デジタルデバイスと無線で接続できるBluetooth対応モデルも豊富です。
おすすめ&人気の2.1chスピーカーシステムランキング
一体型でおすすめの2.1chスピーカーシステム
パナソニック-スピーカーシステム DY-SP1(19,700円)
コンパクトなハイレゾ対応サウンドバー
横幅が約43cmとコンパクトながら、ハイレゾ再生に対応したサウンドバーです。ハイレゾはCDの約6.5倍ものデータ量を持つため、細かい音を繊細に表現します。生で聴いているかのような原音に近い高音質サウンドが堪能できますよ。
Bluetooth接続にも対応しており、Bluetooth対応デバイスとペアリングすればワイヤレスで音楽が聴けます。出力は11Wなので近くに置いて使う分には十分な音量で再生可能です。スマホやタブレットで再生する音楽を迫力ある音量で楽しみたい方におすすめです。
ソニー-サウンドバー HT-S200F(24,817円)
あらゆるコンテンツを最適な音質設定で楽しめる
内蔵のデジタルアンプにソニー独自のS-Masterが採用されたスピーカーです。コンバーターとアンプが1つになっており、電力効率が向上し小型化に成功しています。音質の劣化が少ないのでどんなコンテンツも高音質で楽しめますよ。
シネマやミュージックなどジャンルに応じたサウンドモードも用意されています。また、ナイトモード時は小さな音でもクリアな音質を維持できるように設定が変更されます。夜中にホームシアターを楽しみたい方におすすめです。
デノン-サウンドバー DHT-S216(21,500円)
立体的な音を表現できるBluetooth対応モデル
バーチャル3Dサラウンドが楽しめるサウンドバーです。部屋に1台設置するだけで、後方や天井でも音が鳴っているような音場を作り出します。通常の2.1chスピーカーでは体感できない、立体的で臨場感のある音響が楽しめますよ。
効果を3段階で調節できるダイアログエンハンサー機能が搭載されているのも魅力です。音量を変えずに人の声を聞き取りやすくできますよ。映画やナレーションなど、人の声が重要なコンテンツを観ることが多い方におすすめです。
パナソニック-シアターボード SC-HTE200(17,800円)
高出力かつ頑丈なスピーカーシステム
厚さ約6.3cmの薄型ボディに2基のサブウーファーを搭載したモデルです。2.1chスピーカーシステムとしては非常に高い出力を備えており、最大200Wものパワーを持ちます。そのため、広い空間でも重低音を中心に迫力満点のサウンドを堪能できますよ。
デザインにもこだわっており、ガラス製の天板は傷が付きにくく高級感があります。奥行きが約36.5cmあり約50kgの重さに耐えられる仕様なので、上にテレビを載せられますよ。限られたスペースを有効活用したい方におすすめです。
ヤマハ-サウンドバー YAS-109(22,020円)
スマホで基本操作や設定が可能
テレビのリモコンやスマホでの操作に対応したサウンドバーです。専用のスマホアプリを利用すれば、再生するコンテンツの選択や電源のONとOFFの切り替えなどができますよ。本体に触れる必要がなくソファーなどで寛ぎながら簡単に操作できます。
壁掛けにも対応しており、壁掛け時の厚さはわずか約6.2cmです。部屋のスペースを圧迫することがなく、シンプルなデザインなのでインテリアになじみますよ。また、床置き時と音の聞こえ方が変わらないように、自動で設定を変更します。設置スペースを確保できない方におすすめです。
セパレート型でおすすめの2.1chスピーカーシステム
ロジクール-スピーカーシステム Z533(11,500円)
迫力ある重低音を手元で操作できる
最大出力が120Wの2.1chスピーカーシステムです。Bluetoothには対応していませんが、スマホやゲーム機など多彩な機器と接続できる端子を備えています。いずれのデバイスでも環境を問わず、ダイナミックな重低音を感じられますよ。
有線で接続するタイプのコントロールポッドも付いています。好きな場所に置いて音量や低音の強さを調節できますよ。使用後はコントロールポッドで電源を落とせるので、手元で楽にスピーカーを操作したい方におすすめです。
CREATIVE-SBS A250(7,970円)
コンパクトな高音質スピーカー
アナログ端子で音楽信号を入力するタイプのセパレート型スピーカーシステムです。小型ながらパワフルなステレオサウンドを表現しますよ。手元に置いて使うことを想定されており、右スピーカーにボリュームコントローラーと電源スイッチがあります。
コンパクトかつ軽量なのでデスク上のわずかなスペースに設置でき、設置場所の移動もラクラクです。パソコンモニターの両脇に設置するなど近距離であれば、十分なボリュームで音楽を聴けますよ。パソコンの音を高音質で聴きたい方におすすめです。
Edifier-2.1chアクティブスピーカー ED-M1360(4,563円)
コントローラー付きPC用スピーカー
ライン入力端子付きのパソコン向けスピーカーシステムです。付属の有線コントローラーはツマミが大きいため操作しやすいのが特徴。コントローラーの背面にはヘッドホン端子も付いているので、ヘッドホンやイヤホンも気軽に使えますよ。
スピーカー接続用ケーブルは1.4mの長さがあります。また、左右のスピーカーを連結するケーブルは2.8mと長いのが特徴。設置場所の選択の自由度が高いので、自由にデスク上のレイアウトを変更しながら楽しみたい方におすすめです。
ロジクール-LIGHTSYNC PCゲーミング スピーカー G560(23,000円)
ゲームの臨場感を高める機能を搭載
最大出力が240Wのゲーム向けスピーカーです。USBやBluetoothでの接続に対応しており、USB接続ならサラウンドサウンドを体感できますよ。パソコンやスマホなど最大4台の機器を接続でき、使用するデバイスをスムーズに切り替え可能です。
スピーカーにはライトが搭載されており、ゲームのBGMに連動して点灯します。約1680万色ものカラーバリエーションがあり、好きな色を選択できますよ。迫力のサウンドとライトでゲームへの没入感を高めたい方におすすめです。
出力80W以上でおすすめの2.1chスピーカーシステム
ソニー-サウンドバー HT-X8500(37,400円)
音漏れに配慮できる集合住宅向きスピーカー
臨場感のあるドルビーアトモスを高音質で楽しめます。ドルビーアトモスは前後左右だけでなく、上方にもスピーカーを配置した音場環境を指します。あらゆる方向から音が聞こえることで、立体感が増したサウンドを体感できますよ。
低音のレベルを調節する機能も搭載されています。低い音は外部に漏れやすいため、特に集合住宅では時間帯を考慮しなければいけません。音漏れに気を遣うべき時は低音を弱くできるので、夜間にスピーカーを使いたい方におすすめです。
パナソニック-シアターバー SC-HTB01(35,000円)
ゲーム機との接続におすすめのハイレゾ対応モデル
ハイレゾに対応しているため、繊細で美しいサウンドが楽しめます。また、ドルビーアトモスにも対応しており3次元的な音響環境も作れますよ。全方位からの音に包まれる立体的な音響効果を、リアルな音質で体感できるのが魅力です。
光デジタル端子が搭載されているので、ゲーム機などのデジタル機器と接続できます。様々なジャンルに最適なサウンドモードが搭載されていますが、ゲームに関するモードは3種類用意されていますよ。ゲームを最大限に満喫したい方におすすめです。
オンキョー-2.1chシネマパッケージ BASE-V60(48,500円)
ネットワークを利用した楽しみ方が多彩
ネットワーク機能が充実しているのが特徴です。スマホに保存された曲のワイヤレス再生や、Wi-Fiを利用したインターネットラジオの再生が可能。専用のスマホアプリを利用すれば、本体の操作やネットワーク内にあるデバイスからの選曲もできますよ。
また、小さな音でもサラウンドを高音質で体感できます。大音量時は音域を問わず迫力のある音響環境を生み出し、抜群の臨場感を演出してくれますよ。ホームシアターの大画面映像とともに高音質を堪能したい方におすすめです。
ソニー-サウンドバー HT-S350(28,649円)
Bluetoothを利用した機能が充実
Bluetoothスタンバイ機能が搭載された2.1chスピーカーシステムです。機能をONに設定すれば、離れた場所からでもBluetooth機器で起動できますよ。外出中にポータブルプレーヤーで音楽を聴いていた場合、帰宅後に曲の続きをスピーカーで再生できます。
Bluetooth対応機器とペアリングした状態で、約10m以内の距離に設置すれば無線接続できますよ。そのため、同じ部屋であれば基本的にどこに置いてもワイヤレスで音を出せます。機器の設置場所を制限されたくない方におすすめです。
まとめ
目的に合った出力のBluetooth対応2.1chスピーカーシステムがおすすめ
2.1chスピーカーシステムで音楽や映像を楽しみたいなら、使用目的をはっきりさせましょう。目的に合う出力のモデルであれば好きなコンテンツをより深く楽しめます。また、Bluetooth対応モデルなら音楽再生機器との位置関係を気にする必要がないので、好きな場所に設置できますよ。今回はおすすめの2.1chスピーカーシステムをご紹介しました。ぜひ自分に合うモデルを手に入れて、迫力ある高音質サウンドを満喫してくださいね。