釣りに行くときは、ルアーや餌や釣り針などの細かい道具が必要ですよね。釣り道具が取り出しやすく整理整頓されていると、釣りに集中して取り組めますよ。整理した道具を運ぶのに便利なのが、タックルバッグです。タックルバッグには素材や形状など、選び方にポイントがあるので、詳しく解説していきますね。ページ下部では、おすすめのタックルバッグをランキング形式でご紹介します。
タックルバッグとは?
釣りの道具をまとめて持ち運べるバッグ
タックルバッグとは、ルアーや餌やフックなど、釣りに必要な小物が入るバッグのことです。中型のルアーケースやエギケースが2個から3個入れられる容量のものが多いですよ。海や川で使うものなので、布地に防水加工されているものがほとんどです。なかには、ファスナーも防水仕様のバッグもあり、貴重品を入れるのに便利です。
タックルバッグの特徴
ロッドホルダーなど釣りに便利な機能が付いている
タックルバッグには、ロッドホルダーやプライヤーホルダーなど、釣りならではの必要な道具を入れる機能が付いています。ポケットが多いので、釣り道具の整理整頓ができますよ。スムーズで快適な釣りをするのに役立ちます。
タックルバッグの種類
ハードタイプ
強度があるので船や堤防などで座りながら釣るのにぴったり
ハードタイプは、全体が硬い素材で作られているタックルバッグのことです。素材は、EVAやプラスチックなので、耐久性と耐水性が高いのが特徴です。釣りの最中にバッグを持ち運ばない方には、ハードタイプがおすすめですよ。
バッグ自体が自立するので、蓋の上にルアーなどの小物を置くこともできます。ちょっとしたテーブル代わりに使えるので便利ですよ。ロッドホルダーを使っても安定感があります。ハードタイプは、安いものでは5000円くらいで買えるバッグもあります。
ソフトタイプ
身軽に動けるので手持ち竿のときにぴったり
ソフトタイプは、布地で作られたタックルバッグのことです。素材は、ナイロンやポリエステルの布地で、防水加工されているものが多いですよ。ショルダーやリュックやヒップバッグがあり、身軽に動くのに適しています。
渓流での釣りやランガンなど、動きながら釣りをするスタイルが好きな方におすすめです。ソフトタイプは、ポケットが多いと便利ですよ。ワンショルダータイプも多く、釣り竿を持つ手と逆の肩で背負う形が、動きの邪魔になりません。
タックルバッグの選び方
素材で選ぶ
軽さ重視ならEVAがおすすめ
EVAはエチレン酢酸ビニルの略で、ポリエチレンより軽い樹脂です。サンダルの底や、お風呂場の滑り止めマットに使われている素材ですよ。水濡れに強く耐久性が高いので、海や川で使用するタックルバッグにもぴったりの素材です。EVAは、ハードタイプのタックルバッグに使われていることが多いですよ。大容量でも軽量なので、荷物が多い方におすすめです。
耐衝撃性重視ならポリプロピレンなどのプラスチック
ポリプロピレンは、耐摩耗性や衝撃強度が高い素材です。ハードタイプのタックルバッグの蓋に使われることが多いですよ。強度があるので、タックルバッグの上に道具や小物を重ねて置く場合でも安心です。ポリプロピレン素材の蓋は、丸洗いできるので掃除しやすく、管理が楽ですよ。また、ポリプロピレンは水に浮くので、海や川に落としてしまっても網で拾いやすいです。
便利な機能で選ぶ
ルアーチェンジするならロッドホルダー付き
タックルバッグには、ソフトタイプ、ハードタイプの両方でロッドホルダー付きがあります。ロッドホルダーに釣り竿を立てて置けると、両手が空けられて便利ですよ。ルアーチェンジや餌を付けるときにも、両手で作業できるとスムーズです。ロッドホルダーは2個付いているタイプが多いですが、なかには4個付いているバッグもあります。自分の釣りスタイルに合わせて選ぶことができますよ。
外側にプライヤーホルダーが付いていれば針外しなどを素早くできる
釣りで使うプライヤーという工具は、フィッシュプライヤーやフィッシングプライヤーと呼ばれます。魚が飲み込んだ針を外すときに使うので、釣りの必需品ですよ。このプライヤーを、バッグに引っ掛けられるようになっているのがプライヤーホルダーです。バッグの外側に付いていると、ファスナーの開け閉めの手間がなく、すぐに使えるのでスムーズですよ。
底に滑り止めが付いているものなら地面に置いても滑りにくい
ハードタイプのタックルバッグは、底に滑り止めが付いているタイプがあります。船が揺れても動かないので、船釣りにおすすめです。また、行き帰りの車の中でも、滑り止めが付いていると動きにくいですよ。倒れて中身がバラバラになるという事態を防ぐことができます。また、滑り止めが付いていると、蓋の上に置いた小物も落ちないので安心ですよ。
ファスナーなどが防水仕様なら安心してスマホや貴重品を入れられる
タックルバッグは布地が防水仕様のタイプが多いです。布地が防水でも、強い水しぶきなどでファスナー部分から水が入ってしまうことがあります。そういった事態を避けてくれるのが、防水仕様のファスナーです。絶対に濡らしたくない、財布やスマホの収納に便利ですよ。防水仕様のファスナーは、止水ファスナーとも呼ばれます。
釣り場で選ぶ
船や堤防ならショルダーがおすすめ
船や堤防での釣りは、ハードタイプのショルダーバッグが使いやすいです。ハードタイプはしっかりとした造りで、容量が大きいバッグが多いですよ。バッグを背負いながら釣りをすると重いので、地面に置きやすい自立するハードタイプがおすすめです。荷物を地面に置いておくと身軽なので、釣りに集中することができますよ。蓋部分にはルアーなどの小物を置いて置くことができます。
ランガンなど足場が悪いならリュックやウエストバッグ
ランガンとは、ランアンドガンの略です。釣りをしながら、歩いて場所を移動していくスタイルなので、身軽さが大切になります。リュックやウエストバッグは、両手が自由になるので、動き回るのに向いていますよ。ワンショルダータイプにウエストベルトが付いているタックルバッグもおすすめです。身体にフィットしてずり落ちないので、屈む動作がしやすいですよ。
2wayや3wayならさまざまなシーンで使い分けられる
タックルバッグの中には、手提げとショルダーとウエストバッグの3wayで使えるタイプがあります。移動時は手提げで、ランガンではウエストバッグにするなど、臨機応変に持ち方を変えられます。海や川など、色々な場所で釣りをするのが好きな方におすすめですよ。堤防での釣りから、アクティブに動く川釣りまで、さまざまなシーンで使い分けできます。
タックルバッグのおすすめブランド・メーカー
ダイワ
ロッドスタンド付き
さまざまな釣り用品を販売する有名なメーカーです。タックルバッグにもたくさんの種類があり、形や大きさが選べますよ。ハードタイプのタックルバッグは、プライヤーホルダーが付いていて便利です。
アブガルシア
種類が豊富
スウェーデンの釣具メーカーです。ハードタイプからソフトタイプまで、種類豊富に揃います。リュックやワンショルダーは、容量が大きいタイプもあり、頻繁に釣り場を移動する方におすすめですよ。
シマノ
使いやすい設計のハンドル
釣具や自転車部品を扱う大阪のメーカーです。ガチットハンドルという、使い勝手のいいハンドルが付いたタックルバッグを販売しています。ハードタイプのほかに、リュックやショルダーやウエストバッグがあり、種類豊富に揃っています。
プロックス
丸洗いできる蓋
プロックスは大阪の釣具メーカーです。ロッドホルダー付きで、ハードタイプのタックルバッグを販売しています。丸洗いできる蓋や、メッシュのポケットなど細部へのこだわりがあり、使いやすいですよ。
おすすめ&人気のタックルバッグランキング
ハードタイプでおすすめのタックルバッグ
シマノ-ロッドレスト タックルバッグ27L(6,820円)
ガチットハンドルが使いやすい
容量27Lで、ハードタイプのタックルバッグです。ガチットハンドルという、使い勝手のいいハンドルが付いています。握るだけで合体して、押すと解除されるので、片手で操作できますよ。片手で開けられると釣りがスムーズになって便利です。
ロッドレストが4個付いているので、釣り竿をたくさん使いたい方におすすめです。バッグの開閉には、開けたり閉めたりしやすい、大きめのファスナーが付いています。機能が充実しているので、使い勝手のいいタックルバッグをお探しの方におすすめですよ。
プロックス-EVA磯タックルバッグ ロッドホルダー付 44L (6,879円)
蓋が丸洗いできる
容量44Lのタックルバッグです。ポリプロピレンの蓋は丸洗いできるので、お手入れしやすく、いつでも清潔を保てますよ。色はローズレッドという落ち着いた赤色で、めずらしいので目立ちます。ベルトはTPU素材で、防水仕様になっています。
ロッドホルダーは2個付いています。底面一体形成なので、耐久性が高いですよ。ショルダーベルトを背面で固定できるようになっていて、置いていてもベルトが垂れないので邪魔になりません。サイドには、通気性のいいメッシュポケットが付いています。
クロスファクター-EVAタックルバッグ (6,590円)
インナーケース付き
大阪の釣具メーカーであるクロスファクターから、ハードタイプのタックルバッグの登場です。両サイドに2個ずつロッドスタンドが付いていて、ルアー交換がしやすいですよ。本体にぴったりサイズのインナーケースが、小物の整理に役立ちます。
EVA素材なので、水に強く軽量です。重さは1926gで、ハードタイプの中では軽量なタックルバッグです。タックルバッグが軽いと、移動するときに楽ですよ。雨が入りにくいかぶせ蓋なので、雨天の釣りも安心です。
ダイワ-モバイルタックルバッグ S40 (15,050円)
底に滑り止め付き
ロッドスタンドを2個装備している、ハードタイプのタックルバッグ。ロッドスタンドが仕掛けづくりに使えて便利ですよ。中にはハーフサイズのインナートレイが付いているので、ルアーなど細かいものを収納できます。
底には滑り止めラバーが付いているので、船釣りでも安心です。かぶせ蓋は滑り落ちにくい素材なので、小物を乗せて置けますよ。バッグの底角部は丸いデザインになっていて、担いだ時に痛くないようになっています。
ショルダーでおすすめのタックルバッグ
シマノ-セフィア エギングショルダーバッグ (9,265円)
素早くエギ交換できる
こちらは、エギングにぴったりのタックルバッグです。エギングとは、エギという擬似餌でアオリイカを釣ることをいいます。バッグの中には、エギを収納できるインナーケース付きですよ。インナーケースを取りだして丸洗いできるので、管理が楽です。
ロッドホルダーと玉ノ柄ホルダーが付いています。玉ノ柄とは、網の柄の部分のことです。このように、スムーズなエギングのための工夫がたくさん詰まっていますよ。防水加工の布地で、止水ファスナー付きのポケットがあるので、水濡れに強いです。
グランウォーカー-ワンショルダータックルバッグ (2,980円)
ワンショルダーで動きやすい
ウエストベルト付きでワンショルダーのタックルバッグです。身体にフィットするので、足場の悪い場所でも釣りがしやすいですよ。ショルダーパッドが大きいので、肩が痛くなりにくいです。長時間の釣りにおすすめですよ。
色は黒を基調とした3色から選べます。ロッドホルダーが左右に付いていて、使い勝手がいいですよ。プライヤーホルダーも2個付いていて、フックを外したり仕掛けを作ったりしやすいです。ポケットが多いので、道具がたくさん入りますよ。
Schlaf-フィッシングツールポーチ (2,980円)
軽量なショルダーバッグ
200gと軽量さが魅力のフィッシングポーチです。素材はポリエステルで、撥水性の高い生地ですよ。ライフジャケットと一緒に使っても邪魔にならない形なので、ライフジャケット派の方におすすめですよ。
サイズは、幅16cm高さ24.5cmまち10cmです。小さめですが、ルアーケースが2個とエギなどの小物が入り、見た目より大容量ですよ。ポケットが6個あるので、小さな道具の整理に使いやすいです。
Leastat–ロッドホルダー付き ワンショルダーバッグ (3,780円)
ダブルファスナーで取り出しやすい
こちらは、大容量なワンショルダータイプのバッグです。フロントポケットと貴重品ポケットとメインポケットの3層に分かれています。メインポケットには、ケースが2個から3個入る大きさで、大容量ですよ。
身体に当たる背面はクッションパッドなので、背負い心地がいいですよ。色はブラックとブラウンの2色から選べて、どちらもシンプルでおしゃれです。直径3.5cmまでのリールが入るホルダーが付いています。
Outport–ワンショルダー ウエストバッグ (2,480円 )
ランガンのためのショルダーバッグ
ワンショルダータイプのタックルバッグです。ウエストベルトで固定できるので、身体にフィットして動きやすいですよ。また、重い荷物もずり落ちてこないので、釣りに集中できます。ポケットが7個付いているので、収納力が抜群です。
右肩で背負うタイプなので、左キャストの方に使い勝手がいいですよ。重さは410gと軽量です。移動が多く、身軽に釣りを楽しみたいという方におすすめですよ。黒1色のシンプルなデザインのため、どんな服装にも合います。
リュックやウエストポーチでおすすめのタックルバッグ
アブガルシア-システムバックパック 25L (8,851円)
両サイドにロッドが収納できる
容量が25Lでリュックタイプのタックルバッグです。このリュックの特徴はクリアポケットが付いているところで、フックをパッケージのまま収納できます。細かい道具の管理がしやすいので、整理整頓できて釣りに集中できますよ。
ファスナーで上部と下部の使い分けができます。下部には、水濡れに強いPVCシートが使われているので、濡れた後のものは下部にしまっておけます。ロゴ部分は反射する素材なので、夜の釣りも安心ですよ。
ダイワ-ヒップバッグ LT(6,160円)
ポケットが多くて使いやすい
こちらは、容量が6Lのヒップバッグです。コンパクトな見た目ですが、中型のタックルケースを2個から3個入れられますよ。道具が取り出しやすいように、上部が大きく開くようになっています。また、小さめのポケットが効果的に配置されています。
釣りに必要な、簡易ロッドホルダーやプライヤーホルダーが付いていて、機能的です。背面はメッシュになっているので、暑い時期の釣りにも最適ですよ。身軽に動きたいという方におすすめのタックルバッグです。
エバーグリーン-ヒップ&ショルダーバッグHD2 (9,349円)
塩ガミしにくいファスナー
こちらは、ヒップバッグとショルダーバッグの2wayで使えるタックルバッグです。スマホが入れられるポーチがあるので、しっかり守れて落とす心配もありません。ファスナーがループ状の持ち手なので、グローブをしていても開けやすいですよ。
コンパクトですが、エギが30本入る容量があります。デザインは、落ち着いたカモフラージュ柄でおしゃれですよ。内側の布地はオレンジ色になっていて、明るくて見やすいので、細かい道具を探しやすいですよ。
i loop–3WAY フィッシングバッグ (2,880円)
3wayで使い分けできる
ウエストバッグ、ショルダー、手持ちと3wayのタックルバッグです。ゴムバンドがたくさん付いているのが特徴で、プライヤーなどを引っ掛けて収納できますよ。ポケットもたくさんあり、使いやすいように道具を配置できます。
開口部が広く上に開くので、道具を取り出しやすい造りです。素材は、防水仕様のナイロン製なので、雨でも対応できますよ。バッグの底に、水抜き孔の小さい穴があるので、バッグの中に水が溜まるのを防げます。
まとめ
塩ガミしにくいタックルバッグがおすすめ
ファスナーなどの金属部分は、海の塩で動かなくなってしまうことがあります。塩ガミに強いタイプなら、長く使えるのでおすすめですよ。ぜひとっておきのタックルバッグで、快適な釣りを楽しんでくださいね。