ボルダリングのトレーニングをジム以外でもやりたいですよね。そんな時にはクライミングホールドがおすすめです。ホールドをボードや壁に取り付ければ、好きな場所で練習することができますよ。そこで今回はおすすめのクライミングホールドをランキングでご紹介します。クライミングホールドの種類の解説や、選び方のポイントについても解説しています。是非、自分にあった種類のホールドを見つけてみてください。
クライミングホールドの特徴
自宅でも自分のレベルに合わせてボルダリングの練習が可能に
ボルダリングの際に、手や足を掛けるとっかかりのことをクライミングホールドと言います。ジムでは壁に取り付けていることが多いですが、ボードに取り付けることで、自分でも練習場所を確保することができます。ボルダリングだと、本人のレベルによって練習の内容も大きく変わりますよね。クライミングホールドを持っていると、自分のレベルに合わせて難易度を作り直していくことができます。
インテリアとして部屋の雰囲気を変えることも
クライミングホールドはボルダリングの練習で使う以外にも、インテリアとしても使うことができます。クライミングホールドは、どこの家庭にでもあるような家具ではありませんよね。あえて部屋の一角に設置することで、一風変わった雰囲気のスペースを作ることができます。
クライミングホールドの種類
ジャグホールド
サイズが大きい上に凹みが有るので持ちやすいホールド
クライミングホールドはサイズや形状で分類できますが、その中で一番基本的な形状のものがジャグホールドです。サイズが十分にある上、凹みに指をかけてしっかりと掴んで持つことができますよ。ガバッと指をかける、という所からガバホールドという名前で呼ばれることも多いです。
ジャグホールドは、ボルダリングの難易度を左右するホールドです。持ちやすいホールドが途中にどの程度あるかで難易度が変わっていきます。初心者や、肩慣らしをしたい場合は、ジャグホールドを多く使いながら練習コースを作りましょう。
スローパーホールド
大きくて丸い形状だが指をかける穴がないホールド
ジャグホールドと違い凹みや穴がなく、指をかけて持つことができないホールドをスローパーホールドと言います。スローパーホールドは他のホールドと違い、掌をホールドに添わせて摩擦で体を支えます。掴むことができないので、初心者が最初につまずきやすいホールドですね。
基本的に半球や、ラグビーボール形のホールドが多いです。摩擦を使う関係上、大型になることも多いので、一度に沢山必要になることはありません。他のホールドで練習ルートを作成し、途中に一つ二つ混ぜていくとちょうど良い難易度の調整ができます。
クリンプホールド
サイズが小さく指先だけをかけるホールド
ホールドに対して指先だけをかけるホールドをクリンプホールドと言います。基本的にサイズは小さく、横長の線状の突起のように見えます。長さが更に短いものについては、カチホールドと呼んで更に区別することも有るので覚えておくと探す時に役立ちますよ。
クリンプホールドはジャグホールドと違い、ホールドを掴むことができず、指が引っかかるだけです。そのため、クリンプホールドは不安定で、負荷の高いホールド。サイズが小さいこともあり、練習ルートを作る際に少し離して設置しておくとルートの負荷を高められます。
クライミングホールドの選び方
材質で選ぶ
屋外で練習するならポリウレタン樹脂製を
練習用のクライミングホールドの多くはポリウレタン樹脂製です。大きな特徴としては、持ちやすさと頑丈さ。クライミングホールドは手で持ったり足を乗せたりする関係上、適度な柔らかさと滑りにくさを持っている樹脂製が使いやすいです。初心者から上級者まで、純粋にボルダリングの練習だけをしたい人におすすめです。他の特徴として雨風に強いので、屋外に設置する場合も樹脂製を選ぶのが良いですね。
屋内の練習やインテリアなら木製も
クライミングホールドには木製のものもありますが、こちらは単純なボルダリングの練習以外の用途におすすめです。インテリアとして設置する場合、樹脂製だと見た目に現れてしますので、部屋の他の雰囲気を壊したくない人には木製が良いですね。また、山岳でのクライミングなどの練習をしたい人にも木製がおすすめです。自然素材なので、実際のクライミングの状況に近づけて練習ができます。
取り付け方で選ぶ
使用頻度が多いなら安定度の高いボルトオンタイプ
クライミングホールドを取り付ける際に、ボルトとナットを使って取り付けるタイプをボルトオンタイプと言います。安定している他に、取り外しての交換ができることが特徴です。一方で、最初にボルトを通す穴を開ける必要があることが欠点なので合わせて覚えておきましょう。練習量の多い方や、何度もコースを作り直したい人にはボルトオンタイプがおすすめです。
簡単に取り付けたいならスクリューオンタイプ
壁やボードに釘を打って留めるクライミングホールドをスクリューオンタイプと言います。釘を打つだけなので、すぐに取り付けることができます。ただし、一度外すと同じ場所には取り付けられなくなるので、基本的には一度付けたら付けっぱなしと考えなければいけません。軽い練習しかしない人や、インテリアとしてだけで欲しい人にはこのタイプがおすすめです。
持っているホールドの種類が増えるかで選ぶ
難易度を調整したいなら種類を増やす
ボルダリングの練習の為にクライミングホールドを買うなら、難易度の調整を考える必要があります。基本的にボルダリングのコースは同じホールドを使わないようにするべきです。なぜなら、持ちやすいホールドだけだと簡単過ぎてしまい、持ちにくいホールドだけだと難しすぎるから。異なるサイズや種類のホールドを増やすことで、細かく調整や変更ができるようになります。
初心者や子供向けなら同じ種類を揃えるのもあり
難易度の調整をしなくて良い場合、例えば易しい難易度だけで良い場合は、同じ種類で揃えても大丈夫です。その場合、掴みやすいジャグホールドを揃えていくのがおすすめです。難易度の調整は、ホールドの位置や数で調整するようにしましょう。また、インテリアとして使う場合も同じ種類で揃えると統一感を出すことができます。こちらの場合は使用時の難易度は考えなくて良いので、選ぶ時には掴みやすさは無視してしまっても大丈夫です。
クライミングホールドのおすすめブランド・メーカー
HOLDREAM(ホールドリーム)
シンプルで種類が多く選びやすい
HOLDREAMはラインナップの豊富さが特徴のメーカーです。ポリウレタン樹脂製のクライミングホールドを多く扱い、このメーカーだけで一式揃えることも容易です。単色のデザインが多いですが、マーブルデザインのように見た目を変えたホールドも有るので、単調になってしまうこともありません。
Rocky Mountain Climbing Gear(ロッキーマウンテンクライミングギア)
本物の岩のような重厚なホールドが売り
RockyMountainClimbingGearはRMCGと呼ばれるアメリカの人気メーカーです。実際の石や岩ではなく、リサイクル素材の化学素材ですが、重量や質感などは本物とそっくりです。実際に山岳でするようにボルダリングを練習したい、という人にはおすすめのメーカーですね。
ゴライアスクライミングホールド
安全性を追求したホールド
ボルダリングは体をホールドに預けて登っていくため、ホールドには安全性が求められます。その安全性に拘ったメーカーがゴライアスクライミングホールドです。手に持った時に滑りにくい表面加工や、壁に取り付ける面の平坦さなどに工夫があり、安心して体重を預けることができます、
uprising(アップライジング)
カラフルなデザインまで幅広く
uprisingは、ニュージーランドで2008年に設立された比較的新しいメーカーです。初心者にも敷居が高くないよう、カラフルなデザインのクライミングホールドを多く扱っています。ボルダリングジムの運営もしており、種類の多さによる使いやすさとデザインの豊富さがこのメーカーのポイントですね。
おすすめ&人気のクライミングホールドランキング
ポリウレタン樹脂製でおすすめのクライミングホールド
HOLDREAM-クライミングホールド30個 (11,500円)
持ちやすいホールドを集めており応用がきく
片手で持つことのできるサイズ感のクライミングホールドをバランスよく取りまとめています。サイズの他、色についても複数色が混じっています。練習の実用性と、取り付けた時の見た目のどちらについても単調になることはありません。
ジャグホールドが一定数揃っているので、縦に長いコースと横に長いコースのどちらも作ることができます。色々なコースをバランスよく練習したい人におすすめです。その他にもまだあまりクライミングホールドを持っておらずコースの選択肢が少ない人にも向いていますね。
ゴライアスクライミングホールド-ジャグホールド5個 (7,980円)
シンプルな形状で基準のホールドとして使いやすい
両手でも片手でも持てるサイズのジャグホールドです。練習コースの始めに設置してスタート用にするのがおすすめです。また、片手側にだけ取り付けるか、左右両方に取り付けるかで、難易度の調整もしやすくなりますね。
使いやすいホールドなので、初心者やホールドの手持ちが少ない人におすすめです。このホールドを最初や途中に設置することで、体勢を安定させやすくなります。持ちやすいホールドがなくて難易度を下げたい時に使うと良いでしょう。
ゴライアスクライミングホールド-クライミングホールド21個セット (14,800円)
初心者向けで設置もサポート
こちらのクライミングホールドは、初心者や今からボルダリングを始める人におすすめです。ジャグホールドを中心にいくつかの種類のホールドが混じっています。ただし、どれも持ちやすいホールドが選ばれているので、難しいホールドが入っていて邪魔になってしまうということがありません。
このホールドは、設置の面でも初心者におすすめです。スクリューオンタイプのため釘を打つだけで済むので、取り付けが容易です。その他に、設置のサンプルとしてルート図が付いているのもポイント。どういう置き方が良いか分からないという悩みを解決してくれます。
LAPIS-ボルトオン型ジャグホールド (4,400円)
両手サイズで一つあると練習がしやすく
基本的なジャグホールドの形状ですが、両手でしっかり持てるサイズなのがポイントです。スタートに設置してしっかりと体を安定させるようにすると初心者でも動きやすくなります。手が安定する分、足の位置を難しくして難易度をあげるのも良いですね。
最初に設置すると難易度を下げられますが、途中に設置する場合は難易度を上げる使い方もできます。コースの途中で少し遠くに設置して、両手で体を持ち上げるようなコースを作ってみるのも良いでしょう。バランスが安定していても、体を持ち上げる動きで負荷を高めることができます。
Uprising-スクリューオン型ホールド25個セット (19,580円)
手と足のそれぞれに使えるセット
このセットの特徴は、クライミングホールドがハンド用とフット用でしっかり別れていることです。ハンド用は手で持つためのホールドで、フット用は足を乗せるためのホールドです。それぞれが別れていることで、難易度を調整する時に手や足の片方だけに集中して調整ができます。
ある程度数があるセットですが中身がきっちり別れています。ですので初心者以外にも、難易度調整に困っている人におすすめです。ハンド用やフット用と明言されていないホールドをこのホールドと比べて、設置位置を見直してみるのも良いでしょう。
ボルトオンタイプでおすすめのクライミングホールド
ATOMIK-ボルトオン型クライミングホールド60個セット (65,780円)
用途が広く足場としても
ボルダリング用として考えると、持ちやすいジャグホールドが揃っています。サイズについても片手持ちから両手持ちまであるので、広いコースを作りたい人におすすめです。また、使うホールドを変えて難易度の調整がしやすいので、練習頻度が多い人が使うホールドとしても良いですね。
このクライミングホールドは、普段使いとしての使い方もできます。ロフトに設置する他、ちょっとした段差を登る時に手の置き所とするのも良いでしょう。階段と比べてスペースが狭い場所にも設置できるので、高低差がある多くの場所で利用できます。
IBEX-ジャグホールド (1,980円)
持つのではなく掴むことができる安定性
このクライミングホールドを他のホールドと比べると、出っ張っていると感じるのではないでしょうか。ジャグホールドではありますが、出っ張りが大きいのでしっかりと掌を合わせて掴むことができます。正面から持つ以外にも、出っ張りを横から持てるのもポイントですね。
しっかりと掴めるので、途中のホールドをこれに変えることで難易度を下げることができます。一方で、出っ張りを横から押すように設置したり、このホールドに跳び掴むように設置したりすることもできます。その場合は手や足への負荷が高まるので、今のホールドでは物足りない人におすすめです。
ゴライアスクライミングホールド-スローパークライミングホールド (3,480円)
ねじ穴にまで拘った持てないホールド
基本的な形状ながら、しっかりとスローパーホールドとしての工夫がしてあります。表面は滑りにくく掌の摩擦を十分に効かせられる材質。一方で、ねじ穴を中心に移動させて指がひっかからないようにしています。スローパーホールドに慣れるのに最適です。
スローパーホールドの持ち方をしっかりと身につけられるので、初心者の方が挑戦してみるホールドとしておすすめです。ジャグホールドが多いので、初心者が使う時以外に他の種類のクライミングホールドを増やしたい時に使えます。取り付ける方向や持つ向きによって、難易度を変えられるのも覚えておきましょう。
ATOMIK-クリンプホールド15個セット (9,020円)
表面のうねりが難易度を高める
サイズが小さく持ちにくいのがクリンプホールドですが、このホールドは特に難しいです。壁から段になる部分が少なく、指先だけしかかけられません。特に壁に傾斜がついている場合は、表面のうねりだけに指をひっかけていかなければなりません。
指をかけるのが難しいホールドなので、とりあえず買っておくようなホールドではありません。初心者が慣れるためのホールドではなく、慣れてきた中級者が挑戦するようなホールドです。既にクリンプホールドに慣れている人は、このホールドを中心にコースを作ると高い難易度のコースで練習できるでしょう。
インテリアでおすすめのクライミングホールド
Rocky Mountain Climbing Gear-クライミングホールド40個セット (10,980円)
石の見た目で実用性とデザイン性を両立
このクライミングホールドを他と比べると、まず見た目の違いに驚きます。更に重ねて、質感や重量についても本物の石に近い作りになっています。インテリアとしてのクライミングホールドで、崖のような雰囲気を出したい人にぴったりですよ。
インテリアとしての利点以外に、実用性でも優れています。片手サイズながらもしっかりと出っ張っていて、手や足をかけることができます。また、表面は石の触感に近づけながらも滑りにくく、痛めにくい材質。頻繁に練習する人も心配せずに使用できます。
ゴライアスクライミングホールド-バナナ型ジャグホールド (7,980円)
インパクトのある見た目で目印としても
このクライミングホールドは何より形が一番の特徴です。バナナを模して作られており、他のホールドの堅苦しさを和らげてくれます。子供向けなどで敷居を下げたい人や、インテリアとしてジョーク混じりに使いたい様な人におすすめのホールドです。
形のインパクトが大きいですが、ボルダリングの練習用としても良いホールドです。サイズのあるジャグホールドなので、大きく移動するルートの途中において小休止のポイントとして利用できますよ。また、最後のゴールとして設置するのもおすすめです。目印としてわかりやすく、ルートを説明しやすくなる利点もあります。
VEROMAN-ボルダリングトレーニングボード (18,416円)
1枚のボードに様々な練習メニューが
様々な種類のクライミングホールドが取り込まれています。内側にある穴をクリンプホールドとして使い、端の部分をスローパーホールドとして使えます。もちろん、全体にそのまま指をかけて1個のホールドとして使うこともできますよ。
1個だけで多くのホールドの代用ができるので、大きいスペースを確保できない人におすすめです。また、ビビットカラーのホールドのように目立つことが無いのもポイントです。他の壁と色味を合わせたい人や、カラフルなホールドが避けたい人にも良いですね。
HOLDREAM-マーブルクライミングホールド30個セット (12,400円)
カラフルなデザインと小さめのサイズで子どもも楽しめる
マーブルカラーで色が混じっているため、どんな壁やボードに付けても見やすいクライミングホールドです。また、同じホールドを何個も使っても単調な見た目になりません。同じ種類のホールドで揃えたい人や、少ない色で目立たせたい人におすすめです。
子どもと楽しみたい人にもおすすめ。カラフルで興味をそそりやすいデザイン面以外に、サイズと種類にもポイントがありますよ。片手で持てるサイズのジャグホールドで構成されています。子どもや初心者でも持ちやすいので、一緒にボルダリングを初めてみることもできます。
HOLDREAM-数字型クライミングホールド10個セット (4,480円)
直接持つ以外にもセットで使って順序をわかりやすく
ボルダリングでは、どのようにホールドを持つか、そしてどういうルートで進むかのイメージが大切です。そこで、このクライミングホールドの形状が役に立ちますよ。数字の形をしているので、出っ張りや凹みのイメージが登る前に掴めるホールドです。
直接掴む以外にも、目印として使うこともできます。まず1を掴んでその後4へ手を伸ばす、という風にルートを組むのがおすすめです。ルートを覚えやすくなる上に、他人に説明するのも楽になりますよ。広いスペースがある場合は、コースや場所ごとに番号を割り当てるのも良い使い方です。
まとめ
使用頻度に合わせたクライミングホールドがおすすめ
一口にクライミングホールドと言っても、多くの種類があります。使う時には一度に有る程度の数が必要になるので、1個1個を個別に比べるのは難しいですよね。そこで、自分の練習量や使用頻度に合わせるのがおすすめです。取り付けや取り外しの回数を考えたり、どの位の難易度の練習をしたいのか考えたりして、自分に合ったクライミングホールドを見つけてください。