スマホやタブレット、デジカメやワイヤレスイヤホンなど、バッテリーの充電が必要な機器を複数持ち歩いている方も多いでしょう。外出先で予期せぬバッテリー切れに見舞われてしまった時に便利なのが、モバイルバッテリーです。モバイルバッテリーの中には、日本のメーカーが販売しているものも。日本のメーカーのモバイルバッテリーは、安全性が高く、デザインもスタイリッシュなものが多いのが嬉しいポイントです。容量が大きく使い勝手の良いものも多いので、おすすめランキングや選び方などをぜひチェックしてみてください。
日本製モバイルバッテリーとは?
スマホや携帯ゲーム機などの充電ができる携帯用の充電器
モバイルバッテリーは、外出先でモバイルデバイスを充電できるアイテムです。最近では交通系ICカードのモバイル決済やバーコード決済などを使う機会も増え、スマホのバッテリーが切れると困るシーンも多いもの。モバイルバッテリーを携帯していれば、バッテリー切れにもすぐに対応ができて安心です。ケーブルが対応していれば、スマホだけでなくデジタルカメラやボイスレコーダーなども充電することができるため、ビジネスの場でも広く活躍してくれるでしょう。
アウトドアや災害時などにも役に立つ
キャンプなどのアウトドアでコンセントのない場所に行く場合、スマホの充電に困るというケースが多いと思います。大容量のモバイルバッテリーを携帯していれば、キャンプなどコンセントのない環境でも安心。また、日ごろからモバイルバッテリーを充電して備えておけば、急な災害の時にも対応できます。
日本製モバイルバッテリーの種類
ケーブルタイプ
ケーブルとACアダプタで本体を充電
本体とコンセントに挿すACアダプタを、ケーブルでつないで使用するタイプのモバイルバッテリーです。ケーブルがあらかじめ付属しているものや、手持ちのケーブルを使用するものなどさまざま。一般的な形状のモバイルバッテリーだと言えます。
ケーブルは片側がパソコンやACアダプタなどに挿し込めるUSB-Aで、本体側はmicroUSB type-Bやtype-Cのものが多くなっています。microUSB type-Bやtype-Cで充電するスマホやデジカメなどの場合、形状が合えば本体の充電とスマホへの出力に同じケーブルを使用できて便利。なかには、ケーブルが内蔵されていて別に持ち歩く必要がないものもあります。
コンセントタイプ
本体を直接コンセントに挿して充電できる
本体を、そのままコンセントに差し込んで充電するタイプのモバイルバッテリーです。充電ケーブルやACアダプタなどを、別に用意する必要がない点もメリット。簡単に充電ができるモバイルバッテリーをさがしている方におすすめのタイプです。
コンセントタイプの中には、モバイルバッテリーとしてだけではなく、ACアダプタとしても使用可能なバッテリーもあります。自宅などでスマホを充電する際に、通常のACアダプタとして活躍してくれるので便利。旅行や出張などに、モバイルバッテリーと充電用のACアダプタをどちらも持って行くのは面倒だという方にもぴったりのタイプです。
日本製モバイルバッテリーの選び方
容量で選ぶ
薄さや軽さなど携帯性を重視するなら5,000mAhくらいまでのものを
容量の大きいモバイルバッテリーは安心感がありますが、一般的に大容量のものは大きく重いため、持ち歩きが少々大変です。毎日の通勤用や通学用にコンパクトさを重視して選ぶなら、比較的軽量のタイプが多い容量が5,000mAhくらいまでのものがおすすめ。スマホのバッテリー容量によっても変わりますが、5,000mAhのものならスマホを1回満充電することができるため、そこまで長時間の外出でなければ十分でしょう。
旅行やキャンプなどに使用するなら10,000mAh以上ある大容量のものを
キャンプなどのアウトドアで使用する場合や、旅行などに持って行く場合などは、10,000mAh以上の大容量のモバイルバッテリーを選ぶのがおすすめです。スマホのバッテリーの容量によって多少変わるものの、10,000mAhなら約2回から4回フル充電することができます。なかには20,000mAhを超える容量のものもあるので、ニーズに合わせて選びましょう。災害に備える場合も、大容量の方が安心です。
ポートの数で選ぶ
スマホだけを充電したいならポートが1つのものを
モバイルバッテリーには、USBポートが1つだけのタイプと、複数付いているタイプがあります。スマホのほかに頻繁に充電したいデバイスがなく、主に1台のスマホしか充電しない場合には、ポートが1つのタイプで問題ないでしょう。一般的にコンパクトサイズのモバイルバッテリーは、ポートが1つのみのタイプが多くなっています。
スマホ以外の機器も一緒に充電したい場合はポートが2つ以上のものを
スマホ以外にワイヤレスイヤホンやデジカメなど、他の機器も頻繁に充電したいという方は、USB出力ポートが2つ以上ついているタイプがおすすめです。USB出力ポートが複数あれば、一度に複数台のデバイスを充電することができて便利。旅行先などで、家族みんなでスマホを充電したい場合にもおすすめです。ただし、複数のスマホを同時に充電すると1台当たりの充電時間が長くなるものもあるため、留意しておきましょう。
充電のしやすさで選ぶ
充電コードを持ち歩くのが煩わしいならワイヤレス充電に対応したタイプを
モバイルバッテリーのなかには、ケーブルを挿すことなくワイヤレスで充電ができるものもあります。コードを持ち歩く必要がないので外出時の荷物が減らせて、毎回コードを接続する手間もなく便利。給電の国際基準規格であるQiに対応しているスマホなら、Qi対応のモバイルバッテリーでワイヤレス充電をすることができます。ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーを購入する前に、今使っているスマホがQi対応機種かどうかを確認しておきましょう。
すばやく充電したいなら出力の大きい急速充電対応タイプを
仕事の連絡をしなくてはならないのに外出先でスマホのバッテリーが切れてしまったなど、今すぐに充電をしなければならないシーンに出会うこともあるでしょう。急速充電対応のモバイルバッテリーを持っていれば、急なバッテリー切れにも対応することができて便利。購入の際には、パッケージなどに書かれているアンペア数をチェックするのがおすすめです。2Aや2.4Aなどを目安に選んでみてください。ただし、充電ケーブルも急速充電対応のものを使用しないと急速充電されないので注意しましょう。
災害などに備えるならソーラー充電に対応しているタイプを
災害などで停電が起こり、スマホなどの機器が充電できなくなったという経験がある方もいるでしょう。モバイルバッテリー自体も充電できないという状況に陥った時に便利なのが、ソーラー充電に対応しているモバイルバッテリー。コンセントに挿さなくても太陽光で充電をすることができるので、アウトドアにも向いていますよ。
プラスアルファの要素で選ぶ
飛行機をよく利用する方は機内持ち込み可能なタイプを
飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーには規制がありますが、なかには機内持ち込み荷物として持ち込みができるものもあります。航空会社によって条件が多少異なるため、飛行機内でもモバイルバッテリーを使用したい方は、利用する航空会社のホームページなどでチェックしておきましょう。さらに、モバイルバッテリー購入時に、パッケージに機内持ち込み可などの表示があるかどうかもチェック。国内線は基本的に100Wh以下なら制限なし、160Wh以下のものは2個までなら持ち込みが可能などとなっています。ただし、海外の航空会社では厳しいところもあるので注意が必要です。
安全に使用するならPSEマーク取得のものを
2019年2月1日から、電気用品安全法の基準に適合していることを示すPSEマークがついてないモバイルバッテリーの輸入や販売の規制が始まりました。現在店頭やネットショップなどで販売されているモバイルバッテリーにはPSEマークがついているはずですが、購入の際には念のためチェックしましょう。モバイルバッテリーは特定電気用品以外の電気用品に分類されるため、丸型のPSEマークがついています。
日本製モバイルバッテリーのおすすめブランド・メーカー
マクセル
携帯しやすい薄型タイプも揃う
ビューティー家電やヘルスケア家電、オーディオやスマホアクセサリーなどを幅広く取り扱っています。モバイルバッテリーは、薄型タイプやスティック状、AC電源一体化や急速充電タイプなど、さまざまなタイプがラインナップ。お気に入りがきっと見つかるでしょう。
Cheero(チーロ)
デザインのかわいいモバイルバッテリーが揃う
スマホ関連機器などを取り扱うメーカーで、ダンボーシリーズが有名です。かわいらしいデザインのモバイルバッテリーをさがしている方にもおすすめ。容量も13,400mAhまで揃っているので、大容量のものをさがしている方もチェックしてみてください。
エレコム
コンセントタイプやポートが複数あるタイプも
パソコンやスマホなどの関連機器を取り扱うメーカーです。モバイルバッテリーは、ACアダプタ一体型のコンセントタイプや、スティック状のものなどがラインナップ。20000mAhを超える大容量のものもあります。シンプルなブラックやホワイトフェイスのデザインンが揃っているのもポイントです。
バッファロー
13,400mAhの大容量タイプも
デジタル家電やパソコン周辺機器などを取り扱うメーカーです。モバイルバッテリーは、スマホが約5回充電できる13,400mAhの大容量のものや、急速充電に対応したものがラインナップ。ピンクやブルーなどのカラーが選べる機種もあります。
おすすめ&人気の日本製モバイルバッテリーランキング
かわいいデザインでおすすめの日本製モバイルバッテリー
エレコム-モバイルバッテリー AC充電器一体型(1,958円)
かわいらしいフェイスデザインに癒される
AC充電器としても使用できるモバイルバッテリーです。本体に収納されるスイングプラグが採用されており、持ち運びにも便利なのがポイント。モバイルバッテリーとAC充電器を両方用意するのが面倒だという方にもおすすめです。
高性能ICが搭載されており、接続した機器を自動で見分けて最適な出力で充電ができるおまかせ充電に対応している点も魅力です。ポートは2つ付いており、複数のスマホやワイヤレスイヤホンなどを充電したい方にもおすすめ。2つのポートの出力の合計は2.4Aです。
Cheero(チーロ)- Power Plus nyanboard ver.(2,980円)
猫好きの方にもぴったりなデザイン
猫耳が付いた、かわいい猫型のモバイルバッテリーです。チャトラやキジトラ、ミケなどをはじめ6種類の猫デザインが揃っているので、猫好きの方にもぴったり。愛猫と似た柄のものを選ぶのも楽しいでしょう。
横約79mm、縦約70mmとコンパクトながら、6,000mAhなのも魅力です。スマホの機種によっては約2回のフル充電ができます。さらに、本体に燃えにくい素材のプラスチックが使用され、過充電や発熱時などに自動停止機能が作動するようになっているので、安心して使用できます。
NATURAL design-そそげ!たいやきくん(4,880円)
ユーモアあふれるたい焼き型のモバイルバッテリー
本物そっくりのたい焼きの形がユニークなモバイルバッテリーです。バッテリーが満タンの時にはたい焼きの目が黄色に、充電が必要になったら赤に変化。一目で残量が分かる点も魅力でしょう。充電コードや巾着袋も付属しているので、持ち運び時に困りません。
ユニークな見た目ながら、6,000mAhの容量を誇る本格派です。スマホを2回から3回フル充電できるので、長時間の外出時も安心。サムソン製のリチウムイオン電池が使用されているのも、安心できるポイントでしょう。
Cheero(チーロ)- Bloom チーロ デザインプリント(3,280円)
デザインが豊富なのでお気に入りが見つかりやすい
4色の本体に、かわいらしいイラストを自由に組み合わせることができる点が特徴のモバイルバッテリーです。本体は優しい色合いのものや定番のブラックなどが揃っているので、自分だけのお気に入りに出会えるのがポイント。周りに差をつけるおしゃれなモバイルバッテリーをさがしている方におすすめです。
USB-A2つとUSB type-Cを使用し、同時に3台まで充電できるのも特徴です。USB-AのポートはAUTO-IC機能が搭載されており、接続したデバイスを自動認識。最適な電流で充電できるため、どんなデバイスでも急速充電が可能です。容量は10,000mAhと大容量で、スマホを3回程度充電できるのも魅力でしょう。
Cheero(チーロ)- Power Plus DANBOARD version Plate(2,980円)
薄さが魅力のDANBOARDデザイン
厚さ1cm以下でかさばらない点も魅力のモバイルバッテリーです。あまり荷物を増やしたくないという方にもおすすめ。バッグのちょっとした隙間などにも収納することができるので、邪魔になりません。かわいらしいダンボーデザインもポイントです。
容量は4,200mAhで、iphoneなら約1.5回充電することができます。ちょっとしたお出かけに使えるモバイルバッテリーを探している方にもぴったりでしょう。出力は2.1Aなので、薄くてかわいらしい見た目ながら急速充電にも対応しています。
コンパクトなサイズでおすすめの日本製モバイルバッテリー
エレコム-モバイルバッテリー コンパクト3,200mAh(1,078円)
スリムなスティック状のデザイン
カラフルなラインナップと、可愛らしいスティック状のデザインが魅力のモバイルバッテリーです。長さ約101mm、幅約24mmの手のひらサイズなので、コンパクトに持ち歩けるのが魅力。小さいバッグにもマッチするでしょう。
カラーはピンクやレッド、ブルーやブラックなど6色揃っているので、男性でも女性でも使いやすいでしょう。家族や友人と色違いで揃えるのもおすすめ。容量は3,200mAhでスマホ約1回分フル充電できるので、普段の持ち歩き用に向いていますよ。
マクセル-Lightning軽薄(3,570円)
ケーブル一体型で使いやすい
ピンクとホワイトのコントラストが可愛らしいモバイルバッテリーです。厚みが約4.8mmと、非常に薄い点が特徴。かさばりにくいモバイルバッテリーを探している方におすすめです。容量は3,000mAhなので、スマホのフル充電約1回分が目安となります。
Lightninigケーブルが本体と一体型になっており、別に持ち歩く必要がない点も嬉しいポイントです。ケーブルを忘れて充電ができないなどというトラブルも起こりません。コンパクトなケーブル一体型のものをさがしている方にぴったりでしょう。
バッファロー-BSMPB2610P1(1,738円)
ストラップホール付きで持ち運びしやすい
長さ約115.5mm、幅約24.5mmの細長いモバイルバッテリーです。手のひらに収まるくらいのコンパクトさなので、毎日の持ち運びに便利。容量は2,600mAhでスマホのフル充電が約1回できるので、普段使い用として購入するのにぴったりでしょう。
使用時の異常を検知して動作を停止する2段階の回路や、安全装置付きのバッテリーセルが搭載されている点も特徴です。安全性を重視してモバイルバッテリーを選びたい方にもおすすめ。また、機内への持ち込みにも対応しています。
マクセル-モバイルバッテリーMPC-C6700PMG(2,860円)
鮮やかなカラーも魅力
長さ約98mm、幅約45mm、厚さ約22.5mmとコンパクトながら、6,700mAhの容量を持つモバイルバッテリーです。コンパクトさと容量の多さを兼ね備えたモバイルバッテリーを探している方にもぴったり。質量は約180gで、軽量な点もポイントでしょう。
LEDが4個搭載されており、バッテリーの残量が一目で分かる点も特徴です。うっかりモバイルバッテリーの充電を忘れがちだという方にもおすすめ。本体の形状はアーチ形になっており、持ちやすい点も魅力でしょう。
10,000mAh以上の大容量でおすすめの日本製モバイルバッテリー
エレコム-モバイルバッテリー USBタイプCケーブル付き(3,828円)
スマホを約3.3回充電できる
10,500mAhと大容量なのが魅力のモバイルバッテリーです。スマホなら約3回充電することができるので、長距離や長時間の外出時にも安心。災害時の停電などにも活躍してくれるので、1つ持っていると便利でしょう。
USBポートには高性能のICが搭載されており、接続するだけで自動的に機器を見分けてくれます。機器に合わせて、最適な出力ですばやく充電をすることが可能です。さらに、過充電や過電流などの防止機能や温度検知保護などを備えた回路設計になっている点も魅力。安心して使用できるモバイルバッテリーをさがしている方にぴったりです。
エレコム-モバイルバッテリー(14,080円)
PD対応機種のパソコンにも
20,000mAhの大容量を誇るモバイルバッテリーです。Power Delivery対応の45W出力未満のパソコンに対応しているので、ビジネスに活用したい方にもぴったり。スマホなら約6.6回フル充電することができるので、旅行やアウトドアなどにも活用できるでしょう。
ワイヤレスイヤホンなど、小型の電子機器を充電するときに便利な低電流モードも搭載されています。パソコンから小型の機器まで、さまざまな機器を充電したい方にもおすすめ。USB協会の試験に合格したtype-Cコネクタが搭載されている点も魅力です。
Cheero(チーロ)- Power Plus 3(4,050円)
可愛いのに大容量なのが魅力
4色のカラーラインナップから選べる、ダンボーデザインのモバイルバッテリーです。可愛らしいデザインながら、容量は13,400mAhと大容量。容量の大きさにも見た目の可愛さにもどちらにもこだわって選びたい方にぴったりでしょう。
AUTO-IC機能が搭載され、挿したデバイスに最適な充電を行ってくれます。さらに嬉しいのが、本体への入力も2Aと高速な点。2A対応のACアダプタを使って充電すれば、従来の2倍の速さでモバイルバッテリー本体への給電を行うことができます。
バッファロー-スマートフォン/タブレット用モバイルバッテリー(7,041円)
タブレットを充電したい方にも
ipadやタブレットなどを、約1.1回フル充電することができるモバイルバッテリーです。容量は13,400mAhと大容量。スマホなら約5回フル充電することが可能なので、出張や旅行などに使用するのにも向いているでしょう。
ICが接続した機器を自動で判別するAUTO POWER SELECT機能が搭載されているので、自動でスマホの急速充電を行うことができます。さらに、1ポートあたり最大2.4A、2ポートで4.8Aの出力が可能な点も魅力。2台同時に充電ができるので、さまざまな機器を持ち歩く方にぴったりです。
まとめ
使うシーンに合った容量や充電方法の日本製モバイルバッテリーがおすすめ
日本製モバイルバッテリーは、一般的に容量が大きいほど大きく、重くなります。コンパクトに持ち歩ける点や毎日持ち歩ける点を重視するか、スマホを何度もフル充電できる容量の大きさを重視するかは、使うシーンによって考慮するのがポイントです。普段使い用が欲しいのか、アウトドアや災害時にも対応できるものが良いのかなどを考えた上で選ぶのがおすすめです。