身体の機能を回復させるためのリハビリですが、その時にリハビリシューズがあれば便利です。また、リハビリをする時だけではなく、足に問題を抱えている時や高齢者の方なら日常的に使用することもできます。しかし、リハビリシューズを買うといっても、どれを買えばよいか迷いますよね。そこで、おすすめのリハビリシューズをランキング形式で紹介します。また、リハビリシューズの選び方やシーンに合ったリハビリシューズについて解説するので参考にしてみて下さい。
リハビリシューズの特徴
着脱しやすい形状と構造になっている
リハビリシューズの特徴は、履きやすく脱ぎやすいデザインです。高齢者の方や病気療養中の方は、足腰や手の力が万全ではありません。動作が少なくても履けるように靴の開口部は大きく開いており、マジックテープやゴムなど操作のしやすい工夫がされています。介護する側にとっても履かせやすく、脱がせやすいのがリハビリシューズです。
軽くて柔らかいので歩きやすい
リハビリシューズは柔らかい素材で作られています。重量が軽いので足が上げ下げしやすく、動作を妨げることはありません。室内で履くスリッパは脱げやすかったり、つまずきやすかったりしますが、室内用のリハビリシューズはスリッパで起こる問題をクリアしてくれます。
片足だけや左右サイズ違いでも買うことができる
一般のシューズは左右対で購入しますよね。しかし、リハビリシューズは片方だけ買うこともできますし、左右違ったサイズを購入できるものもあります。つまり、足の状態によって靴のサイズを選ぶことができ、メーカーによってはオーダーメイドでリハビリシューズを作ることも可能です。
リハビリシューズの種類
屋外用
撥水加工や滑り止めが施されている
屋外用のリハビリシューズには、底面に滑り止め加工がされているものや靴全体に撥水加工が施されているものがあります。外を歩いているときに路面が濡れていても足が不自由な場合、避けて通るのが難しいですよね。なぜなら、足が上がらない、大股で跨げないなど濡れていると理解しながらも避けられない状況になるからです。
滑り止めが施されたリハビリシューズを履いていれば、路面が濡れていても安心して歩くことができます。また、撥水加工がされていれば、水に濡れた時に足元が濡れてしまう心配もありません。例え汚れても撥水加工のあるリハビリシューズなら、拭くだけで綺麗になりメンテナンスも楽です。
屋内用
身体の症状に合ったサポートが役目
室内でのスリッパは高齢者の方や足が不自由な方にとっては危険。なぜならスリッパは中で足が安定しないこともあり、転倒やつまずきの原因になってしまうからです。リハビリシューズの多くは、つま先に適度な反りのあるデザインになっており、つまずき防止の役目をしてくれます。
靴下では滑ってしまうフローリングでも室内用のリハビリシューズを履いていれば、滑り止めによって転倒を防止します。更に、リハビリシューズは一般のシューズと異なり幅広サイズが充実。足のむくみや腫れがあってもリハビリシューズなら履くことができる靴が見つかりますよ。
リハビリシューズの選び方
機能性で選ぶ
靴底が厚いものは足にかかる衝撃を和らげる
身体が回復し始め適度な運動を行う段階では、スポーツシューズタイプのリハビリシューズがおすすめです。有名スポーツメーカーが手掛けるリハビリシューズは足の負担を軽減し、歩きやすさを重視。クッション性のある中底であれば、地面についた時の脚への衝撃を和らげてくれます。厚みがあっても軽くて足が運びやいのが特徴です。
路面が濡れている時は滑り止めがあるものを
高齢者は足を滑らせて転倒する事故が多く、手すりが少ない屋外では非常に危険です。特に、雨の日の駅のホームやスーパーマーケットの床は、濡れていて滑りやすい状況。滑り止め加工のリハビリシューズであれば転倒防止になります。家の中でもフローリングは滑りやすいので、室内用のリハビリシューズを買う際には滑り止め加工がされているものがおすすめです。
インソールの取り外しできればサイズの調整がしやすい
日によって足の状態が変わる場合は、インソールの着脱可能なリハビリシューズがおすすめです。足が浮腫んでいるときにはインソールなしで使用し、靴の中で足が動いてしまう時にはインソールを使います。そうすれば靴を買い替えなくても、サイズの調整がしやすいでしょう。また、インソールを取り出すことができれば、こまめに洗うことで清潔感をキープできます。
履きやすさで選ぶ
マジックテープ式なら片手で履くことができる
リハビリシューズは履きやすさがポイントです。高齢者の方や身体が自由に動かないケースでは、靴を履くという行為も簡単ではありません。履きやすいリハビリシューズにすれば、身体の負担を減らすことができます。身体が回復し始めて運動がある程度できるならば靴紐があるものでもOKですが、リハビリ段階ならマジックテープ式の靴がおすすめ。マジックテープ式のリハビリシューズなら片手で操作ができ、締め付け具合も微妙に調節ができます。
足を出し入れしやすいのは開口部が広いもの
リハビリシューズは介護をする側にとっても重要です。一日に何度も靴の着脱サポートをするなら、開口部の広いリハビリシューズがおすすめ。開口部が広い靴は脱げやすいという欠点があるので、車椅子や歩く距離が短い場合に使います。歩いてリハビリする方は、マジックテープでしっかりと足の甲をホールドできるものが良いでしょう。
つま先なしのデザインなら室内でも転倒しにくい
室内用のリハビリシューズではリラックスできないという方におすすめなのが、つま先なしのリハビリシューズです。家の中で足を全て覆ってしまう靴を履いていると、通気性が悪く蒸れる原因にも。つま先が開いているリハビリシューズであれば開放感があり、リラックスできます。また、つま先がないことで、わずかな段差に引っかかることを防ぎます。
足の状態で選ぶ
足の腫れや浮腫みがあるなら幅広タイプを
足に腫れがある、浮腫みがある場合は幅の広いリハビリシューズがおすすめです。一般のシューズは幅が広いものでも3Eまでですよね。Eとはワイズのことで、足の幅を表します。靴の裏側にEや EEという表記がありますが、Eの数が多いほど幅が広くなります。リハビリシューズによっては、5Eや6Eまで対応しているものもあるので、足の状態によって選びましょう。
すり足歩行ならつま先に反りがあるものを
足が上がらず、すり足歩行の方は、つま先が上がっているリハビリシューズがおすすめです。つま先に約15mm以上の反りがあれば、すり足でも段差でつまずきにくくなります。また、すり足歩行には靴底に適度な滑り止めがあっても良いですが、過度な滑り止めがあるリハビリシューズは、逆に歩行の妨げになることも。つま先の上がり具合や滑り止めの加減は、一度試着してみるのがベストです。
痛みがあるなら綿やメッシュのあたりがソフトなのものを
足に痛みがある方は、柔らかい素材で作られたリハビリシューズがおすすめです。足と接する部分に中生地の縫い目が当たりにくいかなども、チェックポイントです。締め付けが辛いという方は、靴の空洞部分が広く幅広のものにします。かかとはゴムにすればベルトで締める必要はありません。片方の足だけ痛みがあるなら、サイズ違いのリハビリシューズを試してみるのがおすすめです。
リハビリシューズのおすすめブランド・メーカー
あゆみシューズ
生活シーンに合わせた靴選びができる
一人一人の歩行に合わせたシューズを開発しています。歩きやすさや履きやすさ、転倒事故を防ぐ以外に、カラーやデザインにも力を入れています。オーダーシューズにも対応しており、足にベストな靴選びが可能です。
アサヒシューズ
足を健康にしてくれる
日本の靴メーカーです。快適な靴や健康をサポートする靴がラインナップしています。アサヒメディカルウォークは、ひざに悩みを抱える方をサポートするシューズ。膝に問題を抱えた方も楽しく歩けるようなシューズには高い機能性が搭載されています。
ムーンスター
足に優しい機能性を備える
室内でも室外でも履けるリハビリシューズが人気です。軽くてまるで素足で歩いているような感覚は履き心地が抜群で開放感も味わえます。履きやすいだけではなく、介護者が履かせやすいというメリットもあります。
アシックスジャパン
足元をスタイリッシュに
身体の回復の為に軽い運動やウォーキングを始める方におすすめのシューズです。動きやすいのが特徴で、長時間履いていても疲れにくい。スリッポンタイプは着脱のしやすさがメリットです。スタイリッシュなシューズをお求めの方におすすめです。
おすすめ&人気のリハビリシューズランキング
外出時におすすめのリハビリシューズ
ムーンスター-介護シューズ(2,680円)
手頃なリハビリ用の靴が欲しいという声から生まれたシューズ
ムーンスターのリハビリシューズは、手頃なリハビリシューズが欲しいというニーズに応えて作られました。リーズナブルな値段はもちろん、機能性が高いのも嬉しいメリット。シューズにはマジックテープが付属していて調整できるので足にむくみや腫れがある方におすすめです。
底部は滑りにくく、弾力性に優れています。中底は抗菌防臭加工で蒸れても安心ですね。汚れても洗いやすくメッシュ素材で乾きやすい。リハビリシューズを長時間使ってもメンテナンスがしやすく清潔感がキープできますよ。
アシックスジャパン-ライフウォーカー101(5,326円)
スポーティなデザインがポイント
リハビリシューズはデザインがイマイチと思うことはありませんか。そういう方にはアシックスジャパンのリハビリシューズがおすすめです。通気性に優れたメッシュ素材とスポーティなデザインは若々しく介護シューズに躊躇していた方でも抵抗はありません。
歩きやすさの理由は足裏にバランスよく蹴る力が加わるソールです。程よい硬さで安定感があり、小指側で踏ん張りが効きやすいので歩きやすいのです。踵部分はウォーキングカットを採用し、着地も安定。軽いスポーツができるようになった足にピッタリですね。
アサヒシューズ-快歩主義(5,080円)
片足200g以下の超軽量
水に浮くほど軽いリハビリシューズです。靴底にはエクスパンセルという新素材を使用し、超軽量を実現しています。足が上がりにくく、軽いリハビリシューズを探している方におすすめです。つま先と踵が少し上がった形状で、足の着地や蹴りだしもスムーズ。
また、アッパー部分はマジックテープで調整可能です。マジックテープを外すと大きく開き、足の出し入れが簡単ですよ。撥水機能もあり、雨の日でも安心ですね。抗菌と防臭、防カビ加工もされているインソールは清潔感が保てます。
TOKIMEKUJAPAN-ケアシューズパピヨン(7,810円)
足のドクターが作ったケアシューズ
医師でありプロスポーツトレーナーである池田充宏先生が監修したリハビリシューズです。リハビリシューズのパピヨンは屋内でも屋外にもおすすめです。少し傾斜のあるミッドソールは転倒防止に役立ちます。
かかとは伸縮性のある生地でホールド感がありますが、締め付ける感じはありません。踏んでスリッパのように履くことができますよ。ソールの底面は広く安定感があり、軽やかな履き心地です。おしゃれでちょっとしたお出かけにも履けますね。
室内履きにおすすめのリハビリシューズ
ムーンスター-大人の上履き(2,324円)
デイサービスや入院時に使える
ムーンスターの大人の上履きは病院でのリハビリ、入院の際におすすめです。また、デイサービスや清掃など室内で大活躍。軽くて滑りにくく、脱ぎ履きしやすいところがポイントです。男女共有で幅広い年齢層の方でもOKなデザインですね。
アッパー部分は立体メッシュ素材で、通気性と伸縮性に優れています。インソールは銀による抗菌作用加工が施され、匂いのもととなる雑菌をカットしてくれますよ。床が濡れていても防滑性に優れた素材を採用しているので安心です。
竹虎-転倒予防シューズ(1,425円)
つまずきや転倒の予防に
室内でスリッパを履いていて転倒しそうになったことはありませんか。スリッパはつま先が引っかかることで、つまずきやすいのです。転倒予防シューズはつま先がなく、その上爪先の底をカットしているため、床に引っかかりにくいところが特徴。
すり足歩行の方も歩きやすいように、底にはグリップ力があります。中で足が動いてしまわないように中敷きには滑り止め加工も。室内でも着脱しやすいマジックテープタイプです。室内での転倒リスクを軽減してくれますよ。
あゆみシューズ-早快マジック(2,090円)
病院や施設内におすすめ
かかとにフィットするリハビリシューズは、病院や施設内、自宅で使用するのにおすすめです。中底はふんわりクッションで履き心地が優しいところがポイント。通気性が良く蒸れを防ぐので素足でも履けますよ。
かかとを持って履く時、かかとにループがついているので指を掛けることができます。手に力が入りにくい方も履きやすいですよね。マジックテープで開口部が大きく開き、サポートなしで片手が空いていれば履けます。
RACCO-ルームシューズ(2,049円)
歩行をしっかりサポート
ソフトで優しい履き心地のリハビリシューズは、屋内用としておすすめです。クッション性があり履き心地が軽いのが特徴。かかとが脱げにくく歩行をサポートし、転倒するのを防ぎます。底面に滑り止めもありフローリングでも安心ですね。
さらに、汚れたら手洗いできます。インナーソールには抗菌加工素材を使用しており、雑菌の繁殖を防ぎ、匂いをシャットアウト。衛生面にも考慮されており履く人も履かす人も気持ちいいですよ。オールシーズン履けるシンプルなデザインです。
ムーンスター-大人の上履きスリッポン(2,680円)
スリッポンタイプで気軽に履ける
スリッポンタイプのリハビリシューズは屋内用のリハビリシューズとしておすすめです。甲の部分はゴムになっており伸び縮みします。伸び縮みする分、ゆとりがあるので足が浮腫んでいるときにも履きやすいですよ。
靴の底はムーンスターの体育館シューズに使われている素材で、耐久性とクッション性に優れています。見た目が普通のスニーカーのようなデザインで、おしゃれなところもポイントですよ。病院でリハビリする時に上履きとして使うのも良いですね。
履きやすいおすすめのリハビリシューズ
あゆみシューズ-室外介護シューズ(4,887円)
開口部が大きく開いて履きやすい
足を入れる開口部が大きく開くリハビリシューズです。足がむくんでいる、腫れている方でも履きやすいですよ。長さが調節できるベルト付きで、歩いた時に靴の中で足が動きにくく、しっかりとした歩行ができます。
インソールには3つのアーチがあり、足が地面につく時の衝撃を吸収してくれます。また、足裏を支え、膝への負担も和らげてくれますよ。屈強性があり、グリップ性が高い底部は滑りにくく、転倒しにくいですよ。
ショップ球太-リハビリシューズ装具対応(10,800円)
装具を装着していても履ける
装具が必要な方におすすめのリハビリシューズです。リハビリの現場より生まれたシューズは、歩行訓練の検証結果に基づいて製作されています。シューズは3cm伸びる加工がされており、装具をつけたまま履くことができますよ。
アッパーには装具の高さや足の甲に合わせて調節可能なベルトが付属。インナーは耐摩耗性と通気性に優れており、スムーズに装具が侵入します。つま先が丸く、甲にゆとりのある設計で無理なく履くことができますよ。
S-mart-花柄リハビリシューズ(3,190円)
花柄模様で足元を華やかに
片足が約150gの超軽量設計。高齢者のウォーキングシューズや外反母趾の方におすすめです。4Eとゆったりの幅広タイプでつま先に圧迫感がありません。柔らかいストレッチ素材は外反母趾で痛みのある方でも楽に履けますよ。
甲部分は面ファスナー式でベルトを締めれば足がフィットします。中で足が動かないので履きやすいですよ。履かせる側も広く開く甲部分なら足を入れやすいですね。アウトソールは屈曲性が良く歩きやすく、滑り止めもあり安心です。
マリアンヌ-リハビリシューズ(4,290円)
片足サイズ違いで購入できる
履かせやすさ抜群のリハビリシューズです。甲部はファスナー式で一人でも履きやすいですよ。サイズ違いで購入できるので、怪我をして包帯やギプスをはめている方におすすめです。また、足が腫れている、むくんでサイズ違いが欲しいという方も便利ですね。
ファスナーを締めてマジックテープで留めるタイプです。テープの先端には金具が付属しており、調節ができフィット感が欲しい時には締めればOK。かかとにも指を入れるループがついていて、とにかく履きやすい工夫がされたリハビリシューズです。
まとめ
足や身体の状況に合わせたリハビリシューズがおすすめ
身体の状態は一人一人異なります。リハビリシューズも状況に合わせたものを選ばないと、身体にとって逆効果になりかねません。リハビリシューズは歩行をサポートし、怪我をしないようにするのが目的です。少しでも身体が回復するように、自分に合ったリハビリシューズを選びましょう。