災害時に使える防災シューズが欲しいけれど、どんなものを選べばいいかわからないとお困りではありませんか。防災シューズには様々な種類がありますので、自分に合ったシューズを探したいですよね。そこで今回はおすすめの人気防災シューズをランキング形式でご紹介します。防災シューズを選ぶときに見ておくべきポイントも解説するので、選び方についても把握できますよ。ここを参考に自分にぴったりの防災シューズを見つけましょう。
防災シューズの特徴
非常事態に足を安全に守れる
防災シューズは通常の靴に比べて分厚く、足を守ることができるようになっています。とがった瓦礫などから足の裏を守れる踏み抜き防止機能が付属しているものもありますので、建物倒壊時の移動も安心です。その他にも足への衝撃を緩和する機能や滑りにくくして転倒を防ぐ耐滑機能付きの物もあります。
防水や防寒対策としても活用できる
防災シューズは分厚くなっているため、防寒性にも優れています。寒い時期も靴の中の熱を維持できるため、防寒用のシューズとしても活用できるでしょう。また防水素材を採用しているものであれば雨の日の移動時にも使えます。
防災シューズの種類
スニーカータイプ
軽量だから足を安全に守りつつ迅速に動ける
スニーカータイプの防災シューズは軽量なため歩きやすくなっています。災害時は足元が不安定になりがちですが、軽量な靴なら迅速に移動できるでしょう。普段履き慣れている靴と同じような形なので違和感がないこともポイントです。
スニーカータイプは軽量なので安全性に劣るのではと思った方もいるでしょう。しかしスニーカータイプでも踏み抜き防止機能が付いていたり、かかとに衝撃緩衝材が入っているものもあります。安全機能が充実していれば災害時にも活用できますよ。
ブーツタイプ
踏み抜きを防止できるから災害時も安心
ブーツタイプは足首からふくらはぎまで覆えるため、安全性がより高い仕様になっています。災害時は屋外での移動も多く、がれきの撤去作業などを行うこともあります。ブーツタイプは安全性が高いため、危険な作業時にも足をしっかり守ってくれるでしょう。
ブーツタイプは踏み抜き防止や耐滑防止、衝撃緩和など様々な安全機能を備えているものが多くなっています。また防水仕様が施されていれば水害のときにも安心。フィット感のあるものを選べば不安定な場所でも歩きやすいですよ。
防災シューズの選び方
性能で選ぶ
危険な場所の歩行や瓦礫の撤去作業を行うならつま先と踵の保護性能付きがおすすめ
建物が倒壊している場所を歩行するときは地面に危険が多くあります。瓦礫が散乱していたり、時には尖った瓦礫があることも。尖った瓦礫を踏むと普通の靴では貫通してしまい、足に大けがを負ってしまいます。またがれきの撤去作業時にも同じことが起こる可能性がありますので、つま先とかかとに保護機能が付いているものを選びましょう。尖ったものを踏んでも靴を貫通しない踏み抜き性能が付いているものは特におすすめです。
災害時の転倒が心配なら耐滑機能付き
災害時は足元が悪くなることも多くあります。足元が悪くても安全な場所や避難所まで移動しなければなりませんので、危険な場所でも歩いて移動するしかありません。不安定な場所を歩くときに活用できるのが耐滑機能です。滑りにくくなるため、転倒のリスクを減らせるでしょう。水害で地面が滑りやすくなっているときにもこの機能を活用できます。
折りたたみ式なら持ち運びも楽に
防災シューズの中には折り畳みができるタイプもあります。折り畳みができれば防災カバンの中にいれられますので、持ち運びを楽に行えますよ。避難所は公民館や体育館、屋外だと広いグラウンドでの移動となります。防災シューズを一緒に持って行けば屋内でも屋外でも使用できますので、常に足の安全を守ることができるでしょう。
靴の規格で選ぶ
強度を最重視するならJIS規格
防災シューズの強度をより重視するならJIS規格を選びましょう。JIS規格とは日本工業規格という国家規格のことです。国家規格の認可を受けた工場でのみ製造されるため、厳しい基準をクリアした防災シューズだといえます。JIS規格の防災シューズは素材に革を採用しているものがほとんどです。革の厚みにも厳しい基準が設けられているため、耐久性も強度も高いシューズが欲しいならJIS規格を選ぶべきでしょう。
強度と共に歩きやすさなども求めるならJSAA規格
強度だけでなく歩きやすさも求めるならJSAA規格がおすすめです。JSAA規格とはプロテクティブスニーカー規格のことです。JIS規格と同程度の基準をクリアした規格なので、強度の面に関しては問題ないでしょう。JSAA規格は革が主流のJIS規格とは異なり、人工皮革やプラスチックなどの素材を使っています。素材の耐久面はJIS規格に劣りますが、歩きやすさは抜群ですよ。
歩きやすさで選ぶ
厚めのソールなら長時間歩いても疲れにくい
長時間歩くことを想定するなら厚めのソールの物を選びましょう。ソールが薄いものは足が疲れやすく、危険な場所の移動には適しません。ソールが厚いものは足が疲れにくく、ガラスなどを踏んでも足が傷つく可能性が非常に低くなっています。またかかと部分に衝撃緩衝材が入っているものもおすすめです。衝撃緩衝材が足の疲れも緩和してくれるため、長く歩いても疲れにくくなっていますよ。
サイドジッパーや靴ひもがない靴は着脱しやすくて便利
災害時は迅速な移動が求められるため、着脱しやすい防災シューズを選ぶことも大切です。防災シューズの中にはサイドジッパーの物や靴紐が付いていないタイプがあります。そういったものは着脱しやすいため、すぐに履いて移動することが可能。災害時は靴をきちんと履いておかないと転倒の恐れがありますので、着脱しやすいものならすぐに履けて便利です。マジックテープタイプなどもおすすめですよ。
防災シューズのおすすめブランド・メーカー
ノサックス
ブーツタイプの防災シューズを幅広く展開
ノサックスはブーツタイプの防災シューズを幅広く展開しているメーカーです。JIS規格からJSAA規格まで用意しているため、強度や歩きやすさなど重視したい部分によって選べますよ。高所用や溶接用など職業に適した安全靴も展開しています。
アシックス
強度だけでなくデザイン性にも優れた防災シューズを展開
スポーツメーカーのアシックスからも防災シューズは展開されています。アシックスの防災シューズはスニーカータイプとなっており、マジックテープ式なので着脱も簡単。強度も歩きやすさも重視していますので、着脱のしやすさや移動のしやすさを重視する方におすすめです。
丸五
スニーカータイプからブーツタイプまで幅広く展開
丸五はスニーカータイプからブーツタイプまで幅広い種類の防災シューズを展開するメーカーです。足を入れる部分がゴムになっているスリッポンタイプのシューズもあります。スリッポンタイプはより着脱しやすいですし、浸水時の移動にも活用できますよ。
シモン
長靴タイプの防災シューズを展開
スニーカーやブーツだけでなく、長靴タイプの防災シューズも展開しているメーカーです。長靴タイプは水害時に活用可能です。ふくらはぎあたりまで浸かるほどの浸水時には適しませんが、足首あたりまでの浸水時に使えます。靴の中に水が入ってくることもありませんので、水害時の作業には長靴が良いでしょう。
おすすめ&人気の防災シューズランキング
スニーカータイプでおすすめの防災シューズ
丸五-安全靴 スニーカー (4,300円)
通気性に優れたニット素材を採用
通気性に優れたニット素材を採用することで、靴の中の群れを軽減できるシューズです。ソールには衝撃を吸収するEVAという素材を採用しているので、足が疲れにくくなっています。軽量なので歩きやすさも抜群です。
カラーは3色を展開しています。サイズは24.5センチから展開しているので、足が大きめの女性なら問題なく履けるでしょう。もちろん男性にもおすすめです。防災シューズとしてではなく、作業用や仕事用の靴としても使えますよ。
福山ゴム-アローマックス #51 (2,480円)
普段使いにも最適な防災シューズ
一般的なスニーカーとデザインがほぼ同じの防災シューズです。普通のスニーカーに見えるので普段使いにも最適。万が一のときは靴を履きかえることなくそのまま移動ができます。強度が高く、靴の先には鋼板が入っているため災害時の移動用の靴としても使えますよ。
サイズ展開は22センチから28センチと非常に幅広くなっています。足が小さめの女性から足が大きい男性まで着用可能です。マジックテープですぐに着脱ができるため、靴の履きやすさを重視する方にもおすすめですよ。
丸五-安全靴 マンダムセーフティー (3,025円)
通気性抜群だから夏でも快適に履ける
通気性に優れたメッシュ素材を採用しているシューズです。風通しが良いため暑い時期の防災シューズとしておすすめ。靴の先芯には穴開き鋼製先芯を使っているため、強度だけでなく靴全体の通気性にこだわっています。
カラーはグレーとブルー、ブラックとレッドの2色を展開。サイズは22.5センチから30センチまで用意しているので、女性にもおすすめですよ。かかとに衝撃を吸収する素材、防滑機能に考慮したソールも採用しているため、不安定な場所での歩行も安心です。
ジーベック-セフティシューズ 先芯あり (3,960円)
サイズ展開が幅広いから男女問わずおすすめ
22.5から30センチまでのサイズを用意しているシューズです。2つのマジックテープがついており、着脱も簡単。非常にすぐに靴を履くことができますし、きちんとテープを留めれば靴が足にしっかりフィットします。
インソールには抗菌、防臭の物を採用。通気性に優れたメッシュ素材を採用しているのでニオイが気になる暑い時期に履いても安心です。反射材がついているので夜間歩行時は車に自分の存在を知らせることが可能です。
アシックス-ウィンジョブ CP601 G-TX (15,895円)
足首まで固定するから安定感抜群
足首までしっかり固定してくれるから、靴が足にぴったりとフィットします。足場が悪いところでも安定感がありますので、気を付けて歩けば転倒の恐れもないでしょう。JSAA規格認定の防災シューズです。
靴の素材にはゴアテックスファブリクスを採用。防水吸湿性に優れた素材なので雨の日に履いても足が濡れることもなく快適に。湿気を吸収してくれるため、靴の中が蒸れることもないでしょう。足の匂い対策も万全です。
ジードラゴン-安全スニーカー (2,380円)
デザイン性に優れたJSAA規格の防災シューズ
靴のベロ部分とかかとにブランドロゴが施されたデザイン性の高いシューズです。カラーはシルバー、ブラック、レッドの3色を展開しています。いずれもかっこいいデザインとなっているため、男性におすすめですよ。
JSAA規格のシューズなので強度に優れており、災害時の歩行もスムーズにできます。ソールが耐滑仕様になっているため転倒リスクをグッと減らすことも可能です。コスパに優れているという魅力もありますよ。
ディッキーズ-安全靴 スニーカー (6,600円)
日常使いにも最適なおしゃれデザイン
ハイカットタイプの防災シューズです。日常使いもできるほどおしゃれなデザインとなっているため、デザイン性にこだわりたい方にもおすすめ。かかと部分にスリットが入っているので着脱もしやすくなっています。
立体インソールが付属しているので歩きやすさも抜群。長時間歩いても疲れにくいため、長距離移動にも適しています。靴の先には鋼製先芯が入っているので、足のつま先をしっかり保護してくれますよ。災害時に問題なく使えるでしょう。
丸五-ソールバリアモック (3,137円)
着脱しやすいスリッポンタイプ
足首部分がゴムになっているため、着脱しやすい仕様です。緊急時にすぐに靴を履けますので、移動もスムーズに行えますよ。ソールバリアという繊維製のインソールが付属しているため、災害時の足裏をしっかりと守ってくれます。
サイズはSからLを展開。Sであれば足の小さな女性でも履けるので、女性用の防災シューズとしても使用可能です。Lは29センチまで履けるため、足の大きな男性におすすめです。小さく収納できるので防災バッグに入れておいても良いですね。
ブーツタイプでおすすめの防災シューズ
ノサックス-セーフティーシューズ (8,620円)
瓦礫の撤去作業など危険な場所での着用に最適
JSAA規格認定のブーツタイプの防災シューズです。踏み抜き防止のためにステンレス板を内蔵。瓦礫が散乱した場所でも安全に歩行することが可能となっています。危険な場所でも足の怪我なく安全に歩いて移動できるでしょう。
ソールには耐油、耐滑仕様が施されているので滑りやすい場所もスムーズに移動できます。災害時の転倒リスクを減らすことができるでしょう。サイドジッパーが付いているため、着脱のしやすさも魅力ですよ。
荘快堂-高所適応股付安全シューズ (3,820円)
吸盤付きの縫い付け底が付いているから高所作業に最適
底に吸盤が付属しているため、足場が不安定な高所作業に最適なシューズです。つま先は股付きとなっているため歩きやすさも抜群。軽量タイプだからブーツでも歩きやすいですよ。軽いため歩いても疲れにくいというメリットもあります。
ソールには踏み抜き防止のための板が入っているので、危険な場所での作業も行えます。つま先には強度の高い先芯が装備されているためつま先の保護も可能。現場作業が多い職業についている方にもおすすめです。
イエテン-安全靴 ハイカット (2,750円)
デザインにこだわったJSAA規格
シンプルながらもおしゃれなデザインの防災シューズです。防災用に見えませんので、普段使いのシューズとして使うこともおすすめですよ。二本のマジックテープで簡単に着脱可能です。急ぎのときでもすぐに靴の着脱ができるでしょう。
480gと軽量なこともポイントです。靴が重たくない分歩きやすいですし、長時間歩いても疲れにくくなっています。24.5から28センチまでサイズを展開しているので、男性におすすめのハイカットシューズです。
エンゼル-消防作業靴 CH5801 (7,359円)
柔らかな履き心地の防災ブーツ
ブーツ素材に牛革を採用している防災ブーツです。使い始めは少し固いものの、日数の経過とともに柔らかくなってくるため自分にぴったりの履き心地を体感できます。牛革なので耐久性は抜群、長く使えますよ。
素材が柔らかいため足へのフィット感も抜群です。耐滑機能もあるため消防用の靴としておすすめされています。もちろん現場作業用の靴としても活用できるため、万が一のときの防災ブーツとして購入することもおすすめですよ。
ノサックス-高所用安全靴 (8,640円)
おしゃれなJIS規格認定ブーツ
JIS規格認定ブーツだから高い強度が期待できる防災ブーツです。デザインがとてもおしゃれなので防災用の靴に見えないこともポイント。日常的に使うこともできますが、非常時に足の保護目的でも活用できます。
靴の素材には本革を採用しており、靴の中でも特に破れやすい場所にはパッチを施してあります。サイドジッパーなので着脱も簡単。靴の履き口にはベルトも付いているため、ベルトを使えばブーツを足にしっかり固定させることも可能です。
荘快堂-山彦 I-78 (4,770円)
高い強度を誇る先芯が足をしっかり守る
JIS規格のS級相当の強度を誇る先芯を採用した防災ブーツです。踏み抜き防止ができるだけでなく、がれきやガラスからつま先部分をしっかり守れるため危険な場所での作業時に最適。危険物の落下からも足を保護します。
靴の底部分には防水加工が施されているので雨の日の使用にもおすすめ。全体が防水仕様ではないため水害時には向きませんが、浸水していない場所でなら活用できます。スパイク底になっているため不安定な足場でも歩きやすくなっていますよ。
シモン-長編上靴 (10,450円)
JIS規格のシンプルな防災ブーツ
JIS規格認定ブーツなので危険な場所でも足をしっかり保護できます。強度に優れた牛革を採用しているので瓦礫などが靴にあたっても破れにくくなっていますよ。接地面積の多いフラットインソールを装着しているため歩行時の安定感も抜群です。
外ジッパーで手軽に着脱ができるので緊急時にすぐに履くことが可能。滑りにくい仕様になっているソールを使っているので不安定な場所や滑りやすい場所での移動も安心です。かかとに再帰反射材が付いているため夜間作業にも適しています。
まとめ
安全機能付きの歩きやすい防災シューズがおすすめ
長く使える防災シューズを探すなら安全機能が付いた歩きやすいものを探すことがおすすめです。踏み抜き防止機能や耐滑機能、防水仕様などの機能付きのものは災害時に重宝します。危険な場所でも歩行でき、転倒のリスクなどを減らすことも可能です。機能がまったくついていない靴で歩くと怪我をする恐れがあるため、安全面に配慮すべきでしょう。また災害時は危険な場所を通過することもあります。不安定な場所などは歩きにくくなっているため、歩きやすい靴を選んでおくことも大切です。長時間履いて歩いても疲れにくいものを探しましょう。今回はおすすめの防災シューズをランキング形式でご紹介しました。いつ来るかわからない非常時に備え、自分にあう防災シューズを見つけておきましょう。