車の整備、DIYや電子工作などをする時に、ぜひ欲しくなるのがテスターです。しかし並んでいる機種も多くて、価格は1,000円以下から何万円もするものまであり、どれを選んでいいのかよく分からないという方も多いと思います。今回は用途に合わせて選びたい種類や知っておきたい人気のブランド、おすすめの商品などを細かくご紹介します。手軽に買えるリーズナブルなものや便利な機能が搭載された商品もたくさんあるので、テスターが欲しい方はぜひ参考にしてみて下さいね。
テスターとは?
電圧や電流を測定する機器
電気回路の状態を確認するための測定機器。測定できるのは電圧や電流、抵抗、配線が断線していないか、その他テスターの機種ごとにいろいろなことをチェックできます。趣味のお供から業務用まで、車の整備や電装品の取り付け、DIY、電気配線などに幅広く使われています。
テスターの種類
据え置き型
効率的な測定が可能で業務用に多い
デスクトップタイプや、ベンチタイプと呼ばれることもあります。AC電源をコンセントにつなげて使うタイプで、A4サイズくらいで重さも2~3kgある機種が多いです。大きいと操作型しやすく、測定値が表示される画面が見やすいのもメリット。本体についている赤と黒のプローブを使って、電気が通る部分に触れることで電圧や電流抵抗などを測定します。
主に業務用で用途ごとに合わせた機能も多く、測定した結果をLANやUSBでPCとつなげて読み出すことも可能です。生産時の試験や品質検査では基準値との比較ができる機能が付いたタイプ、大学や企業の研究室では測定誤差が少なくて高速な測定ができるタイプなどが使われます。値段も比較的高価で安いものでも40,000円くらいから、高いものは100,000円以上のものまであります。
ハンディ型
測定項目も多くて電子工作などにおすすめ
充電式で大きさは片手に持てるくらいのコンパクトサイズ、重さも200~300 g くらい。形はだいぶコンパクトですが、測れる項目や使い方は据え置き型とほぼ同じです。電圧、電流、抵抗値の他、コンデンサの静電容量やダイオードチェックなど様々な項目を測定することができます。
コンパクトなので持ち運びにも適していて、使わない時は収納しておくこともできます。用途が広くラインナップも豊富で、価格も1,000円以下のものから50,000円以上するものまで。低価格なものは趣味の電子工作やDIYに気軽に使用でき、プロ向けの耐久性が高く精度の高いものもあります。
カード型
ポケットサイズで持ち歩きに便利
見た目や使い方はハンディ型とほとんど同じですが、さらに小さくなったタイプです。名刺くらいのサイズで重さも100g以下のものが多いので、ポケットなどに入れて携帯することができます。カバーがついていて蓋をすることができるようになっているものが多いですよ。
機能的にはコンデンサの静電容量が測定できないなど、項目がハンディ型よりも少なめになっている場合が多いです。価格は機能が少ない分ハンディ型より少し安い傾向。システムの設置や機械の保守、工場などの管理常に持ち歩いていたい方、DIYにもおすすめです。
ペン型
コンパクトで扱いやすいので車の電装などにおすすめ
検電テスターとも呼ばれるテスターで、電気が通っているかどうかを確認する通電チェックに使われます。少し太めのペンのような形状で、クリップをアースに挟みペンの先で電気の通っている部分を触るだけでチェック可能。電気が通っていればブザー音や光でお知らせします。
ペン型には通電だけをチェックするタイプと、その他に電圧などが測れるタイプがあります。電圧が測定できるものも使用方法は同じで、通電時にディスプレイに電圧値を表示します。ペン先が針になっているタイプなら配線の被覆の上からでも、挿せば計測可能。挿した後は小さな穴が空くので、絶縁テープなどを巻いておくと安心ですよ。
ピンセット型(SMDテスター)
細かな基盤用のチップパーツを測るのに便利
ピンセットのような形をしたテスターです。用途は限られていて電子基盤用の抵抗やコンデンサ、LEDなどのパーツの特性を測定したり、はんだ付けした後の接続のチェックをしたりといった用途に使います。ハンディ型のような電圧や電流を測るモードはありません。
先が細いのでミリ単位のパーツを挟むことができ、小さな部品がたくさん付いている実装後の基板にあるパーツもピンポイントでチェック可能。モードを設定して挟むだけで、ディスプレイに測定値が表示されます。片手で操作できるのが便利ですよ。
クランプ型
非接触の測定器で電流測定におすすめ
クランプメーターという名前が一般的で、輪っかのようになった部分に配線を挟んで測定します。大きな特徴は電流の測定が簡単なこと。通常ハンディ型などのテスターを使って配線の電流を測定する場合には、回路に対してテスターを直列につなぎます。その場合つながっている回路を切断して、間に割り込ませなくてはならないのがひと手間。こちらのクランプ型は配線を挟むだけで、電圧や電流が測定可能。被覆でおおわれた状態でも測定できるので簡単便利です。
自動車や家庭内配線に使われる数A以上が測れるタイプと、電機設備の漏電チェックなどをする数mAまたは数uAの電流を測定できるタイプがあります。1万円くらいの高性能なものは電気工事士の方などの必需品として、手頃な3,000円くらいのものはDIYや自宅の車の整備などにもおすすめです。
テスターの選び方
測定値の表示方式で選ぶ
針が動くアナログ式は感覚的にわかりやすい
針が動いて測定値を挿すタイプで、使い慣れると時計と同じように針がある方が感覚的にわかりやすいです。目で見て測るので読み取り誤差がありますが、デジタルに比べて測定が早いのは大きなメリット。多数の場所の電圧を測定して故障個所を特定する場合や、大体の電圧値を定期的に測定する必要があるといった時はアナログが便利です。またデジタルのように表示に電力を使わないので、電池の持ちが良いです。
デジタル式は扱いやすく初心者にもおすすめ
ディスプレイにそのまま測定値が出てくるので、初心者にも使いやすいです。小数点以下の細かい数値まで測定可能で、もちろん読み取り誤差もありません。またアナログにはない、コンデンサの容量や周波数といった項目を測定できる機種も多いです。多機能なのでツールボックスに1つ入れておいて、多用途に使いたいという場合におすすめですよ。
測定範囲で選ぶ
範囲の広いハンディ型はオートレンジ機能付きがおすすめ
ハンディ型やカード型などのテスターを使う時は、測定レンジを設定しなければなりません。真ん中あたりにある大きなダイヤルを使って、電流なら25mAや250mAなど、電圧なら10Vや50V、250Vなどを設定します。例えばレンジを直流電圧の10Vに設定するとメモリの最大値が10V、250Vなら最大値が250vになります。測定したい電圧が200V前後とわかっている値を測るなら、レンジは250Vに設定します。このとき5Vや10Vに設定してしまうと、針が降り切れてしまって測れません。逆に5Vの電圧を測るのに200Vを設定してしまうと、針がほとんど動かず値を読み取ることができません。
この面倒なレンジ設定を楽にしてくれるのがオートレンジという機能。少し高価なデジタルのテスターに付いていることが多いです。レンジを自動で判別してくれて、測定値を単位付きでディスプレイに表示してくれるので初心者でも測定が簡単。テスターの扱いになれた方でも、測定前の一手間が省けるので効率的ですよ。
乗用車の電装をDIYするなら直流12Vまで使えるものを
テスターはそれぞれに測定できる電圧や電流の最高値が決められているので、測定対象にあったテスターを使う必要があります。例えば車なら乗用車のバッテリー電圧は12V、トラックなどは24Vのものもあります。ハンディ型の場合は最大が600V、1,000Vなど大きいのが普通なのであまり気にする必要はありませんが、ペン型のテスターなら12Vまで使えるタイプを選びましょう。
測定対象で選ぶ
家庭内の電気を測るなら交流電流に対応するものを
ご家庭のコンセントから出る電気を測定するなら、交流に対応したものを選びましょう。電気には直流と交流があります。小学校で乾電池を使って理科の実験をしたと思いますが、その時流れるのは直流の電気。車の電気やお家にある電化製品もほとんどが直流で動きます。それに対して一般家庭のコンセントにきているのは交流。家庭用の電化製品は、ACアダプタや電化製品の中にある変換器で直流に変換してから使っています。特にアナログのテスターやペン型の検電テスターは、購入に対応しないものもあるので購入の際には注意して下さいね。ハンディ型やカード型では、直流と交流などファンクションの切り替えを自動でやってくれる便利なテスターもありますよ。
PCの自作には導通モードがあると便利
自作PCなどのDIYには、導通モードがついたハンディ型のテスターが1台あると便利です。導通モードは配線がつながっているかどうかをチェックするためのモード。チェックしたい配線の両端をプローブで触り、導通していればブザー音などで教えてくれます。あると半田付けしたパーツがきちんと付いているか、ケーブルが断線していないか、コネクタがしっかりはまっているかなどをチェックするのが楽になりますよ。
電池チェッカー機能は普段の生活でも活躍
ハンディ型などに付いていて意外と便利な機能が、電池の残量をチェックできる電池チェッカーです。長くしまっておいた乾電池や使いかけの乾電池、まだ使えるかどうか迷うこともありますよね。テスターで測定する場合には抵抗を入れたりして測る必要がありますが、電池チェッカー機能が付いていれば簡単。電池チェッカーモードにしてプローブで電池の両端に触れ、筒形のアルカリ乾電池なら電圧が1.5V前後あればまだ使えますよ。
テスターのおすすめブランド・メーカー
Hioki(日置電機)
世界的に有名な電気計測器メーカー
テスターや電力計をはじめ、温度計や騒音計などの測定器を製造販売している大手のメーカーです。電気測定器では世界的に有名なブランドで、テスターはプロの方にも信頼されています。中でも使い勝手の良いカードハイテスタや、スリムで耐久性の高いクランプメーターが人気です。
共立電気計器
クランプメーターが人気の大手メーカー
テスターや記録計などを扱うメーカーで、日本国内で初めてクランプメーターを作った会社です。測定機器業界では知名度が高く、特にクランプメーターは国内、海外ともに高いシェアを占めています。クランプメーターはもちろん、小さなクランプ付きのハンディ型テスターも人気です。
オーム電機
家電なども扱うブランドでコスパの良い製品が多い
ホームセンターなどを中心に、照明器具、家庭用配線部材、AV機器などを販売する家電メーカーです。ネット通販ではOHMというロゴマークが付いたテスターなどの測定器も好評で、測定器の専門メーカーと比べると低価格。1,000円台で購入できる普及型のデジタルテスターや、多機能なアナログテスターが特に人気です。
カイセ
電気計測器の老舗メーカーで自動車用のテスターが充実
主にテスターを開発、製造するメーカーで、65年前に創業した老舗ブランドです。自動車用のテスターやクランプメーターに力を入れていて、整備士や車の電装をDIYする方に大人気。耐久性も高い、自動車用のハンディ型テスターが売れ筋商品です。
アストロプロダクツ
全国に160店舗以上を展開する整備用工具のブランド
ツールボックスやジャッキといった車の整備用やDIYの工具を中心に、園芸やスポーツまで幅広い商品を扱うブランド。北海道から沖縄まで260以上の実店舗を展開しています。テスターは手頃な価格でコンパクトな製品が揃っていて、やはり自動車用テスターが売れ筋。リーズナブルな検電テスターなども人気ですよ。
Sanwa(三和電気計器)
テスターの定番ブランドでアナログも人気
70年前からテスターを作り続ける老舗メーカーで、テスターの定番ブランドの一つです。特定用途向けのテスターや高確度、高分解能のハイエンド製品から、DIY用までラインナップが非常に広いのも特徴。文字盤が読みやすいアナログテスターも大人気ですよ。
おすすめ&人気のテスターランキング
コスパが良くておすすめのテスター
セールプラザ-小型デジタルテスター (698円)
気軽に購入できる価格で機能は必要十分
698円と気軽に買える価格が魅力的なテスターです。ハンディ型だと機能が少な目の機種でも1,500円以上するのが普通なので、かなりリーズナブルです。サイズは縦12×横6.5×厚さ2.4cm、重さは130gとかなりコンパクト。厚みはありますが、大体スマホくらいの大きさなので片手で楽々持てます。
低価格でも比較的多機能で、直流の電圧電流と交流の電圧、抵抗に加えダイオードのチェックなどもできます。デジタルの文字も大き目で見やすく、精度もDIYに使うには十分です。安くて小型なので、ツールボックスに一つ入れておくと何かと便利ですよ。
オーム電機-デジタルマルチテスター TDB-401 (2,605円)
設備からDIYまでマルチに使えるカード型テスター
使い勝手が良くて低価格、コンパクトと3拍子揃って、DIYにもおすすめのカード型テスターです。レンジを切り替える必要がないオートレンジ機能が付いて2,605円という価格はコスパ抜群。値が動いてしまって見づらい時に便利な、レンジホールド機能やデータホールド機能も搭載しています。
縦12×幅8×厚さ1.6cmと男性なら上着のポケットに入るくらいのサイズ。設備の点検や保守、オフィス用の配線の設置といったシーンで、携帯するのにも便利です。耐久性のあるハードケースと一体になっていて、プローブがスッキリと収納できます。
アストロプロダクツ-オートテスター (330円)
1本あると便利な検電テスターがお手頃価格
価格は330円と手軽に購入できる金額。送料は少しかかるので、他の工具などを買う時についでに買っておくとさらにお得感があります。車の電装トラブルの場合はどこまで電気がきているかが重要、困った時にすぐ出せるように手元に1つ入っていると便利です。
全長約15cm、本体重量は16gとまるでボールペンといったサイズ感なので、狭いところにも使いやすく収納時のスペースも取りません。使用できるのは直流の6~24vなので、バイクや乗用車からトラックまでヒューズなどの通電状態を確認できます。明るいLEDでとても見やすいですよ。
コスパが良くておすすめのテスターの比較表
商品画像 | |||
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ブランド | セールプラザ | オーム電機 | アストロプロダクツ |
商品名 | 小型デジタルテスター | デジタルマルチテスター TDB-401 | オートテスター |
価格 | 698円 | 2,605円 | 330円 |
特徴 | 気軽に購入できる価格で機能は必要十分 | 設備からDIYまでマルチに使えるカード型テスター | 1本あると便利な検電テスターがお手頃価格 |
サイズ | 幅6.5×奥行2.4×高さ12.3cm | 幅7.8×奥行1.6×高さ11.8cm | 全長:14.5cm |
重量 | 130g | 110g | 16g |
電子工作におすすめのテスター
三和電気計器-デジタルマルチメータ (8,450円)
使い勝手のいいオートレンジタイプで耐久性も抜群
測定する時にレンジを変える必要がないオートレンジタイプなので、使い方が簡単。さらにバックライトも付いた大きな画面が見やすく、ダイヤルの操作もしやすいです。機能的には業務用にも使える製品ですが、扱いやすいので初心者にもおすすめですよ。
本体の外側を柔らかくて衝撃を吸収できる素材、エラストマーでカバー。レンジホールドやデータホールドといった機能も搭載しているので、ハードユーザーにとっても使い勝手が良いです。温度測定の機能もあり、実験や検査にも重宝します。
ノーブランド-SMDテスター (3,000円)
基盤を使うならぜひ欲しいリーズナブルなSMDテスター
基盤の作成や修理にあると便利なのがSMDテスターです。基板に乗せるパーツが混ざってしまい抵抗値が分からなくなった、コンデンサをはんだ付けした後にチェックしたい、そんな時に大活躍。こちらの商品は3,000円と低価格なので気軽に購入できますよ。
軽量なので小さいものを挟む時にも安定して扱いやすく、ディスプレイも見やすいです。測定項目は抵抗と静電容量、ダイオードチェック。オートパワーオフが付いているので切り忘れの心配もありません。ハンディ型テスターで測るのが不便だと感じている方におすすめです。
電子工作におすすめのテスターの比較表
商品画像 | ||
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ブランド | 三和電気計器 | ノーブランド |
商品名 | デジタルマルチメータ | SMDテスター |
価格 | 8,450円 | 3,000円 |
特徴 | 使い勝手のいいオートレンジタイプで耐久性も抜群 | 基盤を使うならぜひ欲しいリーズナブルなSMDテスター |
サイズ | 幅8.2×奥行4.4×高さ16.6cm | – |
重量 | 340g | – |
車の整備におすすめのテスター
カイセ-自動車用テスター (6,696円)
初心者さんから業者さんまでおすすめの自動車用テスター
本格的な電装をしようとすると、ハンディ型のテスターも欲しくなってくるのではないでしょうか。こちらは自動車用のテスターが人気のカイセから販売されているテスターで、渋いグリーンがなかなかカッコ良いデザイン。テストリードを固定することもできる、ホルスターが付いているので本体を持ったままの測定にも便利です。
オートレンジタイプなので初心者でも操作が簡単です。オートレンジとしては低価格な上、周波数や静電容量も測定可能。テストリードやコンタクトピンといった、プローブアタッチメントの種類が豊富なのも嬉しいです。車の他にDIYや電子工作など、多用途に使いたい方には特におすすめの商品ですよ。
エーモン-デジタル検電テスター (1,122円)
電圧値もわかる多機能な検電テスター
車の整備用で電圧も見たいなら、こちらの検電テスターがおすすめです。整備にぴったりのペン型タイプで、1,122円とリーズナブル。通電チェックの他に電圧測定、極性確認ができるので、電源を取る際の確認などにも便利です。コードの長さも約80cmと長いので使いやすいですよ。
電圧が測れるので、ボディアースのポイントを探すのにも便利。テスターのアースを取るときはボディの金属部分を使うことが多いですが、電圧値が分かるとそこが本当にアースされているかの確認が可能です。キックパネル裏などにある純正アースポイントにクリップを挟んで金属部分にペン先で触れ、ディスプレイの表示が888となればアースとして使えます。
車の整備におすすめのテスターの比較表
商品画像 | ||
---|---|---|
ブランド | カイセ | エーモン |
商品名 | 自動車用テスター | デジタル検電テスター |
価格 | 6,696円 | 1,122円 |
特徴 | 初心者さんから業者さんまでおすすめの自動車用テスター | 電圧値もわかる多機能な検電テスター |
サイズ | 幅7.5×奥行15.5×高さ2.9cm | – |
重量 | 180g | – |
電気配線におすすめのテスター
HIOKI-AC クランプメータ (7,924円)
信頼性が高く電気工事のプロにもおすすめ
信頼性の高いHIOKIの製品で、電気工事士の方にも人気のクランプメーターです。オプションで専用のフレキシブルカレントセンサーが接続できて、配線が混み合った場所の測定ができるのが特徴。厚さ1.6cmのスリムタイプ、重さはスマホよりも軽い100gなので、作業着のポケットに入れて簡単に持ち運びができますよ。
交流電流の測定範囲は42〜1000A、抵抗も可能でプローブも付属しています。使用できる温度範囲は-25~60℃、コンクリートの上に1メートルの高さから落としても壊れないほどの耐久性が魅力的。配線工事や設備のメンテナンスに安定の一台です。
SANNWA-ポケットサイズ アナログマルチテスター (4,378円)
コンパクトで使いやすいアナログテスター
縦13×幅9cmとL版の写真くらいのコンパクトサイズで、厚みは3cmと少しありますが作業着ならポケットにも楽々入ります。全体に小さいながらも文字盤ははっきりとしていて見やすく、衝撃吸収ラバーが一体型になっているので万が一落下した場合にも安心です。
時計の文字盤が見やすいように、テスターも使い慣れてくるとアナログの方が分かりやすいということもありますよね。見た目にレトロな雰囲気の機種も多いですが、こちらは小型でプローブも巻いて収納できるすっきりとしたデザインが魅力的。乾電池の寿命チェックなど便利な機能も付いています。
共立電気計器–クランプ付デジタルマルチメータ (11,924円)
クランプ付きなので電流測定も楽にできる
直径10mmまでのコードを挟める小さなクランプが付いているのが特徴。普通のハンディ型のような使い方の他に、クランプメーターのように使って電流を測定することもできます。電流は100Aまで測れるので、家庭用の配電をチェックすることも可能。太陽光パネルのDIYなどにもおすすめですよ。
本体の画面は大きく、設定用のダイヤルは滑りにくいので使い勝手は抜群。本体は縦13×幅9cmとL版写真くらいのサイズ、本体を衝撃から守るホルスターケース付きで持ち運びにも便利です。プローブもクランプも本体に巻くスリットがあるので、すっきり収納できますよ。
電気配線におすすめのテスターの比較表
商品画像 | |||
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ブランド | HIOKI | SANNWA | 共立電気計器 |
商品名 | AC クランプメータ | ポケットサイズ アナログマルチテスター | クランプ付デジタルマルチメータ |
価格 | 7,924円 | 4,378円 | 11,924円 |
特徴 | 信頼性が高く電気工事のプロにもおすすめ | コンパクトで使いやすいアナログテスター | クランプ付きなので電流測定も楽にできる |
サイズ | 幅5.7×奥行1.6×高さ17.5cm | 幅8.7×奥行3×高さ12.6cm | 幅9.1×奥行2.7×高さ12.8cm |
重量 | 100g | 185g | 220g |
まとめ
自宅で使うならオートレンジのテスターがおすすめ
テスターの種類や選び方をはじめ、機能や価格、ブランドなどから厳選したおすすめのテスターを見てきましたがいかがでしたか。もし自宅で使うテスターを探しているなら、簡単に使えるオートレンジタイプのものがおすすめ。レンジを設定するタイプに比べると少し高価になりますが、ホームユース向けの比較的低価格なものもあります。ネット通販などでも豊富にラインナップされているので、用途や予算に合わせた納得の1台を選んで下さいね。