洗った食器を乾燥させる作業を面倒に感じたことはありませんか。水切りかごに置いてもなかなか乾かないし、布巾で拭くとすぐに布巾がびしょびしょになってしまいますよね。そんな時におすすめなのが食器乾燥機です。食器乾燥機を使えば、食器を素早く乾燥させることができる上に食器を清潔に保つことができますよ。食器乾燥機にはサイズや形など様々な種類があるので、家庭によって使いやすい商品が異なります。今回は食器乾燥機の選び方について、おすすめの食器乾燥機を紹介しながらお話しします。ぜひ自宅で使いやすいものを探してみてください。
食器乾燥機の特徴
洗った食器を衛生的に乾燥できる
食器をせっかくきれいに洗っても、水分が付着したまま水切りかごの中に入れておくと雑菌が繁殖してしまいます。布巾で食器を拭いている人も多いと思いますが、布巾に雑菌が付いていることも多いので食器に雑菌を付着させることになってしまいますよ。いっぽう食器乾燥機は熱風で素早く食器を乾燥させることができるので、雑菌の繁殖を防ぐことができます。食器乾燥機は抗菌フィルターが付いている商品も多くきれいな空気で食器を乾燥することができるので、食器を清潔に保つことができます。
食器を置くスペースとしても使える
食器乾燥機は食器を乾燥させるだけではなく、食器の置き場所として使うこともできます。食器乾燥機はお皿を並べて立てかけられる作りになっていて、食器を整頓して収納することができます。頻繁に使う食器は食器乾燥機に入れておけば、サッと取り出すことができ食器棚に収納する手間を省くことができますよ。食器乾燥機には蓋が付いているので、中に入っている食器が水で濡れてしまうこともありません。
食洗機よりも光熱費が掛からない
食器乾燥機と似ている電化製品で食洗機がありますが、光熱費を抑えたい人には食器乾燥機がおすすめです。食器を洗う機能も付いている食洗機は食器乾燥機に比べて電気代が高いのが難点です。1日2回使うことを想定した場合、 1年間の食洗機の電気代は1万円以上かかりますが、食器乾燥機の電気代は約4千円です。食器乾燥機の場合、食器を自分で洗う必要がありますが、電気代を節約したい人にはおすすめですよ。
食器乾燥機の種類
卓上タイプ
設置するだけで簡単に使うことができる
食器乾燥機は大きく分けて2つの種類があります。今回紹介する食器乾燥機の主流は卓上タイプで、シンクの上に置いて使います。サイズが合えばシンクの上の好きな場所に置くことができるので、自分が使いやすい場所に食器乾燥機を置くことができます。
卓上タイプの食器乾燥機の利点は、置くだけで簡単に使うことができるところです。特別な工事の必要がないので、購入したら自分で設置してすぐに使い始めることができますよ。卓上タイプの食器乾燥機は低価格なものが多く、高性能な商品も1万5千円位で購入することができるのも魅力ですね。
ビルドインタイプ
キッチンの場所を取らない
ビルドインはシンクの下に取り付けるタイプの食器乾燥機です。ほとんどのビルトインタイプに食洗機能も付いているので、時短で家事を済ませたい人にはおすすめです。また、ビルドインタイプはシンクの下に取り付けるので、キッチンで場所を取らないところも魅力です。
ビルドインタイプの食器乾燥機は設置する時に工事が必要なので、卓上タイプのように購入してすぐに使うことができないのが難点です。また、値段が10万円以上のものが多く、卓上タイプの食器乾燥機に比べるとかなり高価です。しかし、ビルドインタイプは食洗機としても使えて便利なので、新築やリフォームの際はビルドインタイプがおすすめですよ。
食器乾燥機の選び方
容量で選ぶ
4人家族で使うなら5~6人分が使いやすい
食器乾燥機を選ぶ時は、まず容量をチェックしましょう。おすすめなのは、家族の人数よりも少し多い容量の食器乾燥機を選ぶことです。たとえば4人家族の場合は、5人から6人分の容量の食器乾燥機を選ぶのが良いですね。少し多めの容量の食器乾燥機なら、洗い物がたまっている時や来客の時などケースに応じて使いやすいですよ。
一人暮らしなら小型の2人分がおすすめ
容量が大きい食器乾燥機ほど食器をたくさん乾燥させることができますが、その分サイズが大きいです。一人暮らしの場合は容量が大きい食器乾燥機では邪魔になってしまうので、容量が小さいものを選ぶようにしましょう。2人分くらいの容量の食器乾燥機なら、サイズもコンパクトなのでシンクの上で邪魔になりくいですよ。シンクの上のスペースが限られる場合は、食器乾燥機を購入する前にシンクのサイズを測っておくことも大切ですね。
形状で選ぶ
お鍋やまな板も入れたいならワイドな横型
食器乾燥機の形には横型と縦型の2つのタイプがあります。メジャーなタイプは横幅と奥行が広い横型の食器乾燥機です。横型の食器乾燥機は縦型よりも場所を取りますが、置くスペースがじゅうぶんにある場合は横型がおすすめですよ。横型の食器乾燥機は食器の出し入れがしやすいので、忙しい時も使いやすいです。また、横型の食器乾燥機は横幅が広いので、食器類だけではなくフライパンやまな板にも使いやすいです。
置き場のスペースを取りたくないならスリムな縦型
置き場所があまりない場合は、縦型の食器乾燥機がおすすめです。縦に長い縦型の食器乾燥機は幅と奥行はコンパクトですが、2段になっているので容量が多いのが魅力です。家族の人数は多いけど、シンクの上にあまりスペースがないという場合におすすめですね。段の位置を調節できるものもあるので、食器の大きさに合わせて位置を変えて使うことができます。
お手入れのしやすさで選ぶ
食器を入れたままトレーを洗えるものならお手入れ簡単
食器乾燥機を選ぶ時、お手入れのしやすさを確認することも大切です。面倒なお手入れが苦手な人におすすめなのが、食器を入れたままトレーを引き出せる食器乾燥機です。かごの下にあるトレーは汚れやすい場所ですが、通常は庫内を空にしないとお手入れをすることができません。食器を入れた状態でトレーを引き出せるタイプなら、お手入れを簡単にしやすいですよ。
パーツを分解できるものなら清潔に使える
食器乾燥機は濡れた状態の食器を入れて使うため、使い続けているとどうしても庫内が水垢などで汚れるのでこまめなお手入れが必要です。清潔な状態をより長く保つために、できるだけ細かく分解できる食器乾燥機を選ぶのがおすすめです。 パーツを細かく分解できる食器乾燥機なら隅々まで掃除ができる上に、それぞれのパーツのお手入れがしやすいですよ。
食器乾燥機のおすすめブランド・メーカー
象印
卓上型の食器乾燥機の種類が豊富
象印は卓上タイプの食器乾燥機の種類が多いのが魅力です。横型タイプと縦型タイプの両方があるので、自宅の置き場所に合わせて選ぶことができますよ。パーツを細かく分解することができるので、お手入れもしやすいです。
三菱電機
清潔に使えるステンレスボディの食器乾燥機
三菱電機の食器乾燥機の特徴はステンレスボディです。汚れが付きにくいステンレスをあらゆる場所に使用しているので、清潔に使うことができますよ。また、三菱電機の食器乾燥機はまな板専用の乾燥室があるところも特徴的な点です。
東芝
省エネにこだわった食器乾燥機
電気代を抑えたい人におすすめなのが東芝の食器乾燥機です。東芝の食器乾燥機は熱風の吹き出し口を広くすることで、乾燥効率のアップを実現しています。そのため、消費電力を約50パーセント削減することができますよ。
タイガー
布巾も清潔に乾燥できる布巾かけ付き
タイガーの食器乾燥機の特徴は熱風の温度が高温であるところです。熱風は80度や90度の食器乾燥機が多いですが、タイガーの熱風は100度で高温なのでより清潔に乾燥することができます。またタイガーの食器乾燥機には着脱可能な布巾かけが付いているので、水洗いした布巾も清潔に乾燥できますよ。
パナソニック
季節に合わせて効率良く使える
パナソニックの食器乾燥機の特徴は送風仕上げモードです。夏場の気温が高い時は温風乾燥の後、送風運転に切り替えて使うことができるので電気代を節約することができます。また、食器の量が少ない時は乾燥時間を短くすることができますよ。
おすすめ&人気の食器乾燥機ランキング
小型でおすすめの食器乾燥機
東芝-食器乾燥機 VD-B15S(14,660円)
エコモードで電気代を節約できる
食器乾燥機の電気代が気になる人にとてもおすすめの食器乾燥機です。エコモード制御により、従来の食器乾燥機に比べて消費電力を約50パーセントカットすることができます。年間で約3,990円の節約ができると算出されていますよ。
標準省エネコースと適温やわらかコースの2つのマイコン乾燥コースを搭載していて、食器の素材に合わせてコースを選ぶことができます。適温やわらかコースを選べば、耐熱温度が低い樹脂製のタッパーやお弁当箱にも安心して使うことができますよ。奥行が40cm以下のコンパクトサイズですが、6人分の食器を入れることができます。
象印- 食器乾燥器 EY-JF50(12,194円)
食器かごサイズで使いやすい
食器かごのような感覚で使いやすい食器乾燥機です。幅が約41cmで奥行が約33cmの食器かごサイズでコンパクトなので、キッチンでの置き場所に困りません。コンパクトサイズですが5人分の食器が入るので、4人家族でも使いやすいですよ。
食器かごの間隔と形状に工夫がされていて、深めのお皿もしっかり立てて乾燥ができます。大きなお皿を入れても熱風が遮られずに庫内にしっかりいきわたるので、素早く清潔に乾燥を行います。トレーと食器かごは汚れが付きにくいステンレスである上にパーツを細かく分解してお手入れができるので、清潔に使い続けることができますよ。
タイガー-食器乾燥器 DHG-S400(10,080円)
100度の高温熱風で清潔乾燥ができる
100度の高温熱風が出る食器乾燥機です。食器乾燥機の熱風は80度や90度であることが多いので、より高温の熱風で食器を乾燥させたいならタイガーの食器乾燥機がおすすめです。100度の高温熱風なので、乾燥が終わった後に食器がまだ濡れているなんてこともありません。
タイガーの食器乾燥機の特徴的なところは、着脱式の布巾かけが付いているところです。雑菌が繁殖しやすい布巾を水洗いした後に熱風で乾燥ができるのは魅力ですよね。フィルターにAg抗菌加工が施されているので、庫内に送る空気も清潔です。
コイズミ-食器乾燥機 KDE-6000/W(7,400円)
銀イオン加工で清潔に使える
コンパクトサイズですが、中の作りが広々としているので食器をたっぷり入れられる食器乾燥機です。6人分の食器を入れることができますよ。約90度のパワフルな熱風で食器を素早く乾燥することができます。
特徴的なのが銀イオン加工です。箸立てに抗菌作用がある銀イオンを練り込むことで、庫内の食器を清潔に保つことができますよ。また、低騒音設計が施されているので、家族が寝ている時や夜でも使いやすいです。
アイリスオーヤマ-食器洗い乾燥機(36,801円)
シンク上にコンパクトに置ける食器洗い乾燥機
工事の必要がないコンパクトサイズの食器洗い乾燥機です。上から水を注いで使うタンク式の食器洗い乾燥機なので水道工事の必要がなく、すぐに使い始めることができます。食洗機付きの乾燥機を手軽に使いたい人におすすめですね。
手洗いの場合に使用する水の量が約35リットルなのに対して、使用水量が約5リットルなので水道代を節約することができますよ。乾燥にはヒーターを使わないため、ビルドインタイプの食器洗い乾燥機よりも電気代が安いのも魅力です。リーズナブルに使えますが、スプレーアームで上下から回転しながら水を出すためしっかり汚れが落とすことができます。
東芝-食器乾燥機 VD-B5S(7,159円)
キッチンに置きやすいジャストサイズ
4人くらいで使うけれど、置き場所があまりないという人におすすめの食器乾燥機です。幅が約44cmで奥行が約37cmのコンパクトサイズですが、6人分の食器を入れることができます。「我が家の狭いキッチンでも置けた」という声が多いですよ。
トレーと食器かごに清潔性と耐久性に優れているステンレスを使用しているので、衛生的に使うことができます。哺乳瓶などの底に直接温風を当てることができる抗菌水筒温風スタンドがあるので、哺乳瓶や水筒を使う場合は便利ですよ。抗菌仕様の包丁ケースが付いているので、包丁も清潔に乾燥できます。
山善-食器乾燥器 YD-180(6,480円)
シンクの上を有効利用できる食器乾燥機
横幅と奥行が約40cmのコンパクトな食器乾燥機です。横幅と奥行の長さがほぼ同じなので、置き場所や自分の使いやすさに合わせて設置しやすいです。ダイヤルを回すだけで使い方がとても簡単なので、機械操作が苦手な人にもおすすめです。
食器かごと箸立てには抗菌防カビ処理が施されているので、清潔に使うことができます。コンパクトな形ですが、5人分の食器を一度に乾燥させることができますよ。山善の食器乾燥機は食器用だけではなく、プラモデルなどの模型を塗装した後の乾燥用にとても人気があります。
縦型でおすすめの食器乾燥機
象印-食器乾燥器 EY-GB50(13,765円)
シンクの上を有効利用できる食器乾燥機
シンクの上を有効的に使いたい人におすすめの縦型タイプの食器乾燥機です。縦型の食器乾燥機はシンクの上で場所を取らないので、食器乾燥機の前にまな板を置いて作業をすることもできます。扉がスライド式なので扉を開ける時も場所を取ることがありません。
コンパクトに置くことができますが、5人分の食器を乾燥させることができますよ。サイズによってはまな板も乾燥させることができます。シックでおしゃれなブラックデザインはインテリアにこだわりたい人にもおすすめです。
コイズミ-食器乾燥機 KDE-0500(11,880円)
すっきり置けるスマートサイズの食器乾燥機
一人暮らしのマンションなど、置き場所があまりない人におすすめの食器乾燥機です。横幅が約18cmでとてもスリムなので、狭いキッチンでも置きやすいですよ。2人分の食器を乾燥できるので、一人暮らしの人にはぴったりのサイズですね。
コンパクトな食器乾燥機ですが、約90度の熱風でパワフルに素早く食器を乾かすことができます。ダイヤル式なので、食器の量に合わせて時間を調節することができます。付属の排水ホースを取り付ければ、水受けにたまる水を捨てる手間を省けますよ。コンパクトですが23cmの大皿も入れることができます。
象印- 食器乾燥器 EY-KB50(10,500円)
上段の高さを調節できる食器乾燥機
食器の高さに合わせて上段の位置を調節することができる食器乾燥機です。湯飲みやビアグラスなど、上段に置く食器の高さに合わせて上かごの位置を2段階で調節することができます。幅21cmで長さ37cmまでの大きさなら、まな板も乾燥させることができますよ。
扉がスライド式で扉の前も有効利用することができるので、食器乾燥機の前でも料理の作業がしやすいです。フックが付いているのが特徴的で、お玉やフライ返しなどのキッチンツールを吊るして乾燥することができます。和食器などの深い食器も立てかけることができ、食器をきれいに整理して置けますよ。
おしゃれでおすすめの食器乾燥機
象印-食器乾燥機 EY-SB60(16,093円)
食器をセットしたままお手入れができる
食器乾燥機のデザインにこだわりたい場合は、ステンレスボディの食器乾燥機がおすすめです。ステンレスボディのメタリックなデザインはシンクの上にすっきり馴染みます。象印のステンレスボディの食器乾燥機は、お手入れが簡単にできるところが魅力です。
かごの下にあるトレーが食器を置いたままの状態で引き出すことができます。通常の食器乾燥機は食器を入れたままでトレーを引き出すことができないので、お手入れを手軽に行いたい人にはこちらの食器乾燥機がおすすめですね。トレーと食器かごと箸入れが汚れが付きにくい作りなので、清潔に使うことができます。
三菱電機-食器乾燥器 TK-ST11(9,848円)
ステンレスをふんだんに使用したクリーンドライ
あらゆる場所にステンレスを使用している食器乾燥機です。食器かごやトレーだけではなく、ボディや箸立てにも汚れが付きにくいステンレスを使用しています。その中でも水垢やぬめりが付きやすいステンレストレーには抗菌加工が施されていますよ。
また板専用の乾燥室が付いているのですが、イオン化吸着消臭プレートが付いているのでまな板を清潔に乾燥することができます。トリプルワイドフロー式で3方向から熱風が出るので、庫内の隅々まで熱風がいきわたりますよ。付属の排水ホースは100cmで通常よりも長いので、シンクが食器乾燥機の左右どちらにあっても排水ホースを使うことができます。
パナソニック-食器乾燥器 FD-S35T4(16,570円)
室温に合わせて時間をコントロール
シンプルなデザインで高級感と清潔感があるステンレスボディの食器乾燥機です。パナソニックの食器乾燥機は季節に合わせて運転モードが変わるところが特徴です。周囲の温度に合わせて約35分から60分の間で運転を行いますよ。
冬場など温度が低い時は運転時間が長くかかり、約60分間の温風乾燥を行います。夏場の温度が高い時は温風運転の後、送風に切り替わります。室温に応じて効率良く乾燥を行うので、電気代の節約につながりますよ。
コイズミ-食器乾燥機 KDE-5000(6,257円)
シンプルなホワイトカラーが可愛い
キッチンのインテリアを明るい色でまとめたい人におすすめの食器乾燥機です。食器かごとボディの色がホワイトで統一されているので、キッチンが明るく映えます。キッチンのインテリアをナチュラルな印象に仕上げたい場合にもおすすめですね。
樹脂製のかごと箸立てに抗菌作用のある銀イオンが練り込まれているので、食器を清潔に保つことができます。樹脂製の食器かごはステンレスのものよりも軽いので、お手入れがしやすいです。低騒音設計が施されているので、マンションでも使いやすいですね。
まとめ
しっかり乾燥できる食器乾燥機がおすすめ
食器乾燥機を選ぶ時の大切なポイントは乾燥機能です。乾燥機能が優れていないと、食器に水滴が残ってしまうことがあるので手間がかかってしまいます。吹き出し口に工夫がされているなど、熱風が庫内のすみずみまでいきわたる食器乾燥機は食器をしっかり乾燥することができますよ。今回は食器乾燥機の選び方について、おすすめの人気食器乾燥機を紹介しながらお話ししました。ぜひ自宅で使いやすい食器乾燥機を見つけて、忙しい家事に役立ててくださいね。