パウンドケーキ型は大きさや種類が詳細に分かれており、どのパウンドケーキ型を使用するかで焼き上がり具合が変わってきます。材料や用途によってパウンドケーキ型を選べば、より見栄えがよくおいしいお菓子や料理ができあがりますよ。材質や大きさの異なったおすすめのパウンドケーキ型をランキング形式で紹介しますので、購入の際はぜひ参考にしてみてくださいね。
パウンドケーキ型の特徴
チーズケーキなど様々なスイーツを整った形で作ることができる
パウンドケーキ型はパウンドケーキ作りだけに利用するのはもったいないほど、幅広く活用できる型です。熱が伝わりやすい金属製の型なら、シフォンケーキやチーズケーキ、タルトタタン風ケーキなどの焼き菓子もきれいな長方形で焼き上がりますよ。また、冷やして固めるプリンやゼリー作りに使用すると、とても見栄えの良いスイーツになります。
テリーヌやミートローフなどの主役級のおかず作りにも活躍
菓子類だけでなくミートローフやキッシュなどのオーブン料理で使用することもできます。持ち寄りパーティにも通用するおかずができあがりますよ。切り口を考えて材料を選んで型に詰め込むだけで、見た目も豪華に。もちろん冷蔵庫で冷やす野菜のテリーヌなどにも向いています。同じ大きさの型をいくつか揃えて作った料理を作って並べれば、レストラン級の盛り付けも楽しめますね。
パウンドケーキ型の種類
底取型
焼き上がったパウンドケーキを簡単に取り出すことができる
型の底板が取れるタイプは、底板を押し出すことでできあがった料理やお菓子を取り出すことができます。底にオーブンシートを敷かなくてもきれいな形のまま取り出すことができるので大変便利ですね。内側がシリコンやフッ素で加工されている型なら、さらにスムーズに取り出すことができます。
底取れ型は特に固めの生地に向いています。取り出したときの側面もきれいですよ。ゼリーやプリンなど、柔らかな生地は底板の隙間から漏れてしまいやすいので、1度ボールに入れて冷蔵庫で冷やし、とろみをしっかりつけてから型に入れてください。湯煎をして取り外すようなお菓子類は、底板から水が入らないように型をホイルで巻いてくださいね。
共底型
柔らかめの生地でも底漏れせずにきれいに焼ける
底が取れない箱形の型は、しっかりした生地から流れやすい生地まで、どんな生地にも対応できます。さらにパウンドケーキやキッシュなどを作るための焼き型としても、テリーヌやプリンなどを作る冷やし型としても使用可能。1つあるだけでさまざまな使い方ができる便利グッズです。
共底型はさらに材質によって種類が分かれます。作りたいものに一番マッチした型を選ぶこともできますよ。また、フッ素やシリコン加工された型、あるいはアルミコーティングされたアルタイト型は、熱伝導率や型離れの良さから、特に初心者におすすめです。
パウンドケーキ型の選び方
コーティングの種類で選ぶ
パウンドケーキ専用に使うならシリコンコーティング
シリコン製、またはシリコンコーティングされた型があります。シリコンは熱伝導率の良さに加え、取り出しやすさやお手入れのしやすさから、誰もが使いやすい素材です。金属製の型でパウンドケーキを作るとなると、型にバターを塗ったりクッキングペーパーを敷いたりしなければなりません。しかし、シリコン型ならそのまま生地を流し込んでも大丈夫。きれいなできあがりが期待できます。
糖分を含まない料理に使用するならフッ素コーティング
金属に薄くフッ素樹脂膜を塗っている型で、テフロン加工とも呼ばれています。焼く場合にも冷やす場合にも使用できるので、すぐに使える型として重宝しますよ。汚れも落としやすく、柔らかなスポンジで洗って乾燥させておけばお手入れ完了。錆びにくさも魅力です。糖分に弱い材質なので、糖分が少なめの焼き菓子やオーブン料理に使用することをおすすめします。
型の材質で選ぶ
熱の伝導率の良さで選ぶなら金属製
パウンドケーキのように、内部までしっかり熱が伝わって欲しい場合には金属製の型がおすすめです。アルミニウム、アルタイト、ブリキ、ギルア製の型があてはまり、きれいな焼き色がさらに美味しさを引き立ててくれます。金属製の型は使い込むほど生地との馴染みが良くなっていくので、材質に合ったお手入れをしていくことで長く愛用できますよ。
冷凍庫や電子レンジも使用するならシリコン製
100均などでも手軽にかわいらしい形の型を手に入れることができます。シリコンはゴムの一種ですが、人体に影響はなく安心して使用できますよ。電子レンジ使用も可能で、さらに冷凍からオーブン料理に必要な高温度に至るまで活用できるものも多くあります。型ばなれの良さからも、使い勝手の良い型ですね。金属製の型のようなサビの心配がないことも大きな特徴の1つです。
焼き上がりのままプレゼントとして渡すなら紙製
焼き菓子を贈り物として渡したい場合は、紙製の型がおすすめです。単色系から柄物まで揃い、大きさや形もさまざまなパターンから選ぶことができます。また、型から外す必要がないためラッピングもしやすいですね。受け取った側も、型をそのまま処分できるという利点もあります。紙製の型は他の型と比較して柔らかく広がりやすいため、生地は少なめに入れるときれいに膨らんだパウンドケーキができあがりますよ。
焼き上がりをそのままテーブルに出したいならガラス製
できあがったスイーツや料理の美しさを側面からもアピールできるのは耐熱ガラス製の型です。多少型離れのしにくさがありますが、セラミックでコーティングされているものならストレスフリーです。型のまま飾り付けをしてテーブルに出すと見た目が豪華になりますし、ゼリーなどはさらに涼しげな雰囲気を出せますね。テリーヌや重ね寿司などの料理やスコップケーキなども作りやすく、応用範囲が広い型です。
サイズで選ぶ
スタンダードな大きさで焼くなら18cm型
サイズ選びが難しく思われがちなパウンドケーキ型ですが、一般的によく見られるサイズは18cm前後の型です。レシピ本に書かれている材料の分量は大抵このサイズを基本としているので、初心者にも使いやすい大きさですよ。オーブン時間もレシピを参考にでき、きれいな焼き色が付いたパウンドケーキに仕上げることができます。10人以上でケーキを食べる予定がある場合はさらに大きい20cmほどのサイズが良いでしょう。
小さめにたくさん作りたいなら8cmから10cm型
できあがった焼き菓子を何枚かにカットすることもできますが、小さめサイズの型を複数準備して焼けば、同じ形のパウンドケーキをいくつも用意することができます。かわいらしいミニサイズができあがり、ラッピングをしてプレゼントとして配れば喜んでもらえますよ。8cmから10cmほどの大きさの型がおすすめです。小さなサイズの型は火の通りが早いので、170度で15分から20分ぐらいを目安に焼いてみてくださいね。
パウンドケーキ型のおすすめブランド・メーカー
富澤商店
さまざまなサイズのパウンドケーキ型を揃える製菓材料販売メーカー
全国におよそ90店舗を展開している、菓子作りのための材料や器具の専門店です。パウンドケーキ型だけでも、材質、サイズともに豊富なラインナップが揃っているので、比較しながら購入を検討できます。必要な製菓材料を一緒に揃えることもできますよ。
貝印
材質の異なるパウンドケーキ型を揃える老舗メーカー
明治時代から続く老舗で、カミソリや爪切りなどの刃物類とともに、キッチン用品や製菓用品などを扱っています。ケーキ型もステンレス製を始め、さまざまな種類のものが揃っています。特に角部分のきれいな仕上がりにこだわった型が人気ですよ。
石塚硝子株式会社
オーブンにも電子レンジでも使用できるガラス製のケーキ型が大人気
ガラス食器ブランドで広く知られているメーカーです。ガラスにセラミックコーティングが施されているセラベイクシリーズは、オーブンの熱にも耐えられる耐熱性。できあがったケーキをするっと外すことができ、お手入れも簡単です。
浅井商店
宮内庁御用達でもある専門店ならではのこだわりの調理器具が見つかる
明治28年創業の老舗菓子道具専門店です。プロ仕様のものから一般家庭向けまでの道具が揃っていますよ。パウンドケーキ型だけでも、オリジナル商品を含め、さまざまな大きさや材質の型を取りそろえています。
ダイソー
コストパフォーマンスに優れた型が揃う
材質も形もさまざまな種類の型が揃っています。シリコン製やステンレス製の型もありますが、特にクラフト紙のパウンドケーキトレイは数種類の柄から選ぶことができますよ。枚数をたくさん購入したい人におすすめです。
おすすめ&人気のパウンドケーキ型ランキング
金属製でおすすめのパウンドケーキ型
浅井商店-パウンドケーキ型(529円)
じっくり大事に使い込んでいきたいブリキ製の型
ブリキ製は最初の空焼きとお手入れが面倒だと思われがちですが、回数を重ねて使っていくほど、愛着が湧くプロ仕様のパウンドケーキ型です。物を大事に長く使いたい人にぴったりですね。通常の18cmの型より横幅が狭めなので、角の形がきれいに整った焼き上がりになります。
パウンドケーキを焼くときに一番大切な熱の伝導率に優れ、型離れも苦労しません。小さめのパンを焼くときにもぴったりですね。使用後はオーブンの予熱で乾かして油を塗っておけば、錆びずに保管することができます。
霧島製作所-パウンドケーキ型(460円)
パウンドケーキ作りに特化した日本製の焼き型
それほど頻繁にパウンドケーキを焼く機会がない場合は、手入れが簡単で錆びにくい材質のステンレス製がおすすめです。国産のステンレスを使用した品質の良い型なので、耐久性もよいですよ。すっきりした形状で、エッジもきれいに仕上がります。
生地がしっかりしたスイーツ向けの造りになっており、ミートローフなどの総菜作りにも活用できます。敷紙を活用すれば型離れの失敗もありません。ブリキに比べて熱伝導率が低いため、側面側から中心に向かって生地を少しへこんでいる状態にしてオーブンにセットすると、生地に熱が通りやすくなりますよ。
GrandChef-パウンドケーキ型(1,740円)
ブリキとステンレスの良さを兼ね備えたアルタイトを使用
アルスターまたはあるシートなどとも呼ばれるアルタイト製の型で、とても頑丈です。型を長く愛用していくには錆び対策が必要ですが、しっかり乾かして保管すれば心配ありません。熱に強く伝導率も良いので、この型で焼くとこんがりときつね色に焼き上がったパウンドケーキができあがります。
きれいに型から外すためにはあらかじめバターを薄く塗っておいたり、オーブンシートを敷いて使用したりするとよいでしょう。定番のパウンドケーキ以外にもフルーツやショコラを使ったおしゃれなケーキや小型の食パン作りにも向いています。1つ型を持っているだけで、オーブン料理が楽しくなりますよ。
シリコンコーティングタイプでおすすめのパウンドケーキ型
富澤商店-シリコン加工パウンド型(1,210円)
初心者でも形の良いパウンドケーキが作りやすい
ブリキ製はお手入れが大変だからと敬遠している人におすすめの型です。同じブリキ製でもシリコンコーティングがされているので、お手入れがしやすく、空焼きの必要もありません。これからすぐにパウンドケーキを作りたいという場面にもぴったりです。
型の熱通りの良さを利用して、パウンドケーキ以外の焼き菓子やオーブン料理にも挑戦できます。コーティングのおかげで型離れもストレスなしです。コーティングされたシリコンは液体や傷に弱いので、汚れが付いてしまった時はつけ置きはせず、柔らかなスポンジで優しく洗えばきれいに落ちますよ。
浅井商店-深型スリムパウンド型(1,540円)
見た目にもこだわりたい人におすすめ
通常のシリコンよりも粒子が細かいスーパンシリコンを使用しているため、塗装部分が傷つきにくくなっています。形も一般的なものより細長く深め。お菓子作りが苦手な人も、見栄えの良いおしゃれなケーキ作りができます。
大きさは、通常サイズの半分ほど。2台揃えれば、いつもの分量で2つのパウンドケーキを作ることができます。それぞれにチョコレートコーティングをしてみたり、トッピングを変えたりすれば、工夫を凝らした焼き菓子ができあがりますよ。
フッ素コーティングタイプでおすすめのパウンドケーキ型
貝印-お手入れラクラク加工のスリムパウンド型(675円)
スイーツだけでなくパン作りにも活用可能
型離れの良さを第一に考えて造られた、フッ素コーティング加工の型です。しかも焦げ付きにくいので、総菜パンやテリーヌなどもきれいに作ることができますよ。使用後は型が冷めないうちによく拭いておけば、きれいな状態で保管できます。
初めてパウンドケーキ型を焼く人も、失敗が少なく、形の良いきれいな焼き菓子ができます。型選びに迷っているなら、先ずはフッ素加工がされた型で何度か焼いてみるとコツが掴めてきますよ。慣れてきたら少しずつアレンジを加えていくと、レパートリーの幅も広がります。
タイガークラウン-ケーキ型(1,191円)
見た目も味も納得のできあがりが期待できる
焼き時間の調整がしやすいアルミニウムにフッ素加工を施した型です。熱伝導率も型離れも優秀なので、思い描いたようなパウンドケーキを作ることができますよ。レシピ本に書かれている分量に合う大きさなので、親子でお菓子作りをしたい人にもおすすめです。
型の底部分は穴が開いていないため、冷たく冷やすデザートやおかず作りにも使用できます。汚れが付きにくいので片付けも簡単。重量も100gと軽く、生地を入れても重くなりすぎないので、力が弱い人にも扱いやすい型です。
金属製以外でおすすめのパウンドケーキ型
石塚硝子株式会社-セラベイクパウンドケーキ型(2,420円)
こびりつきストレスから解放される優れもの
こびりつきやすく型離れしにくいという耐熱ガラス製の難点をクリアしたパウンドケーキ型です。特許を取得している方法でガラスにセラミックコーティングをしているため、焼き上がったものをするりと取り外すことができます。コーティングの強度も抜群なので繰り返し使用しても大丈夫ですよ。
ガラス製の型で作るオーブン料理は片付けの手間がかかる、と後ろ向きになってしまいがちですが、その心配もありません。お菓子作りがどんどん楽しくなりますよ。型に入ったままテーブルに出してもおしゃれな見た目なので、いろいろなお料理に活用することもできます。
富澤商店-紙製パウンド型(459円)
贈り物にちょうど良いサイズで仕上がる
生地が横に広がりにくいよう、強度があるクラフト紙を使用したパウンド型です。柄が付いているので、シンプルな基本のパウンドケーキも見栄え良くできあがりますね。焼き上がりを型に入れたままラッピングをすれば、プレゼント用にもバザー出品用にもすることができます。
紙製の型は電子レンジにも対応しています。オーブンでうまく焼くことができなかった、あるいはオーブンがないけれど電子レンジでケーキを作りたいという場合にも使用することができますよ。また、5枚セットになっているので、同じ大きさの異なった味わいのケーキを1度に焼きたい時にも便利です。
MATFER EXOGLASS-パウンド(6,776円)
本格的な菓子作りに挑戦できる本場フランス製の焼き型
高級レストランやホテルのパティシエたちから指示されているフランスの製菓器具メーカーのパウンド型です。独自に開発した耐熱強化プラスティックにフッ素加工がなされているタイプなので、扱いは難しくありません。気負わずに日常使いができますよ。
型の形も美しく、プロがこぞって使用する器具を1つ持っているだけで気分もアップしますね。冷菓作りにも活用でき、湯煎にかけることもできます。汚れはすぐに落ちますが、食器洗浄機の使用も可能。耐久性抜群な焼き型です。
岡部洋食器-シリコンパウンドケーキ型(1,509円)
敷紙なしで簡単にケーキを取り出すことができる
鮮やかな色がかわいらしい焼き型です。カラー展開もあり、各色を揃えて使用するのも楽しいですね。持ち手部分に穴が1箇所開いているので、フックに引っかけて保管することもできます。なによりシリコン製は軽いので、子どもも簡単に扱うことができます。
オーブン以外にも電子レンジで使用でき、もちろん低温度にも耐えられます。シリコン製の型が1つあるだけで、季節に合わせたスイーツ作りを楽しむことができますね。シリコンは柔らかいので、できあがったケーキを外すのも簡単です。
底取れタイプでおすすめのパウンドケーキ型
貝印-角の仕上がりが美しいシャープ&スリムケーキ型(1,978円)
パティシエが作ったようなハイセンスなケーキが焼ける
見栄えの良さにこだわりたい時は、直角に仕上がる底取れタイプがおすすめです。スッと型から外すことができ、高級洋菓子店のような美しくスタイリッシュな形にできあがります。おもてなし料理を作る際にも使いやすいですよ。
チーズケーキやシフォンケーキなどのスイーツ、おかずパウンドやミートローフ、テリーヌなどの総菜類などのメニューにもアレンジしながら使用できます。切り分ける際の断面模様を考えるのも楽しくなりますよ。型離れが心配な場合は敷紙を使用したりオイルを塗ったりしてみてください。
パール金属-ラフィネパウンドケーキ型(1,567円)
型崩れすることなく取り出すことができる
きれいにできあがったケーキを失敗なく取り出すことができる焼き型です。型をひっくり返さなくても、底板を押し上げればきれいに外せますよ。電子レンジは使用できませんが、形が崩れやすい、ゼラチン菓子やムース作りにもぴったりです。
新規開発されたフッ素材が使用されており、扱いが簡単です。さらに鉄製は無機質な色になりがちですが、優しい2色使いなので温かみのある雰囲気を演出することもできます。家族のリクエストに応えて、さまざまなお菓子作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
パウンドケーキ型は牛乳パックで代用できる
一面切り取りホッチキスで形を整えオーブンシートを敷く
ブリキやステンレスなどのパウンドケーキ型がなくても、洗ってよく乾かした牛乳パックがあれば、型を作ることができます。作り方は簡単。側面を1枚だけ切り取ってある牛乳パックを箱形に整え、ホッチキスで止めます。できあがった型の形に合わせて外側をアルミホイルで覆い、内側は敷紙をセットすればできあがり。1回限りの使い捨てになるので、片付ける手間も省けますね。
まとめ
作りたい料理やデザートに合う材質のパウンドケーキ型がおすすめ
パウンドケーキ型はさまざまな材質で作られており、どれが良いのか迷ってしまいますね。しかしどのような使い方をしていきたいかを考えてみると、自然とぴったりな型に絞られていきます。今回ご紹介したおすすめのパウンドケーキ型を参考にして、ぜひ美味しい焼き菓子や料理に挑戦してくださいね。