はさみは素材を切るための文房具ですが、通常のはさみでは切りにくいと感じる時もあります。そんな時におすすめしたいのがクラフトはさみです。クラフトはさみには硬い素材がカット可能なものや、切れ味が良いものなど様々な種類がありますよ。そこで今回はおすすめのクラフトはさみをランキング形式で紹介します。どんなタイプのクラフトはさみを購入すれば良いか迷っている人や、初めて購入する人は是非参考にしてみてくださいね。
クラフトはさみとは
紙以外の分厚いものや硬いものも楽にカットできる
通常のはさみは手紙や書類を切るなど、紙を切るのがメインです。しかしクラフトはさみは紙以外の素材もカット可能。厚みのある素材を切れるモデルもあります。家にあるはさみでは切りにくいと感じた時はクラフトはさみの購入を検討しましょう。
ギザギザ模様など直線以外にもカット可能
はさみの切り口が真っすぐであるのが一般的です。しかしクラフトはさみのなかにはギザギザに切れるタイプも。ギザギザに切ることで見た目が華やかになります。アルバムや手帳のデコに活用してみてくださいね。
クラフトはさみの選び方
用途で選ぶ
紙工作には刃が細いタイプ
紙工作には刃が細いタイプがおすすめです。刃が細ければ紙の隙間にはさみが入りやすく作業しやすいですよ。また細かな細工をしたい時も刃が細ければ小回りが利くので、緻密な形もきれいに切ることができます。手帳のデコレーションなど、紙を多く扱う時は刃が細いものが最適。事務作業にも使う兼用はさみとしてもおすすめです。
布など分厚い素材で工作をするなら万能タイプ
クラフトはさみにおける万能タイプとは、紙以外にも切ることができる素材が多いもののことを指します。形は刃が細いタイプよりもやや大きめでがっちりしているのが特徴です。段ボールなどのようなぶ厚い素材や、鉄線のような硬いものを切る時は万能タイプを要チェック。DIYや工作だけではなく、粗大ごみを小さくカットしたいときにも便利です。
折り紙遊びやラッピング用なら飾り切りタイプ
切った時に切り口が直線ではなく、ギザギザなどに切れるタイプのクラフトはさみのこと。ギザギザはさみとも呼ばれることもありますが、実際にはギザギザ以外の切り口も多いです。写真やラッピングペーパーの縁を飾り切りしたい時に最適。普通の折り紙も飾り切りするだけで面白い形が作れるので、子どもを喜ばせたい時などにもおすすめです。
カットしたい素材で選ぶ
はさみがカットしたい素材に対応しているかチェック
はさみごとに切れる素材が決まっています。そのため切るのに対応していない素材を切り続けると、はさみの劣化が早まることも。最悪は破損してしまいます。また対応していない素材を無理やり切ると切り口が汚いのでおすすめできません。そこで購入する前にはさみが切ることができる素材の種類を必ずチェックしておきましょう。
特にぶ厚い素材を切る時はグリップが太くて力が入りやすいもの
グリップ部分が太いはさみは強い力が入りやすく、段ボールなどのぶ厚い素材を切る時に役立ちます。中でもおすすめはグリップ部分が太く、ペンチのように扱うタイプ。カーペットや金属も切ることができます。そのため、通常なら粗大ごみ扱いの物を細かく切り、普通ゴミとして処分したい時にもおすすめ。グリップ部分が太くパワーのあるタイプのはさみは工作以外にも様々な使い道があります。
切れ味で選ぶ
チタンコート刃は切れ味が長持ちする
はさみは使用していくうちに切れ味が劣化していきます。要因の一つとしては刃が欠けてしまうことです。包丁なども刃が欠けてしまうと食材が切りにくくなってしまいますよね。そこでおすすめしたいのがチタンコート刃のはさみです。チタンは強度が強いので刃が欠けにくく、切れ味の良さが長くキープされます。そのため切れ味を重視する場合はチタンコート刃がおすすめです。
フッ素コート済みなら粘着物が付きにくい
はさみが切れにくいと感じる原因の中に、刃のべたつきがあります。たとえばセロハンテープなど、べたべたしたものを切ると刃に粘着物が付着。刃の切れ味が落ちてしまいます。刃に付いた粘着物は手入れすることによりある程度取り除くことも可能です。しかし手入れが面倒に感じる人におすすめなのは、刃がフッ素コート済みのはさみです。刃にフッ素コートが施されていれば粘着物が付きにくく、テープを切った後でも紙をすいすい切れますよ。
持ち手で選ぶ
樹脂製の持ち手なら指が痛くなりにくい
はさみで長時間作業していると指が痛くなってきてしまいますよね。しかし持ち手部分が樹脂製でできているはさみなら、ほどよく弾力があり指が痛くなりにくくなっています。長時間作業する人はもちろん、大量の紙をカットしなくてはならない時もおすすめ。指が痛くならないのでストレスが軽減され作業スピードもあがります。
親指側が小さくなっている方が持ちやすい
はさみの持ち手部分は丸い穴が二つ空いています。一つの穴には親指、もう一方の穴にはその他の指をかけますが、中でもおすすめなのが親指側の穴が小さくなっているタイプのはさみです。親指側が小さいと親指の位置がある程度固定され、力が入りやすく素材を切るのが楽になります。また親指の穴が小さいとはさみが抜けにくくなるので安心ですよ。
安全性で選ぶ
子どもが使用する時は刃先が丸くなっているものがおすすめ
はさみは刃が付いているので間違った使い方をすると危険です。中でも刃先が尖っているタイプは傷付けやすいので、小さな子どもが使うのには不向きです。そこで小さな子どもには刃先が丸くなっているものがおすすめ。刃先が丸ければ傷が付きにくく比較的安全です。但し、刃先が丸くても手を傷付けてしまう危険性はあるので、小さな子どもがはさみを使う時は、大人が側についていてあげてくださいね。
刃先カバー付きなら保管時に刃で傷つけられる心配がない
道具箱などにはさみを収納することもあります。しかしはさみをむき出しに入れてしまうと他の文房具を取り出す時に、はさみの刃で怪我をしてしまう危険性があります。またはさみの刃が他の文房具を傷つけてしまうことも。お気に入りのペンが傷ついてしまうとショックですよね。そんな時におすすめなのがカバー付きのはさみです。刃がカバーで覆われているので、手や他の文房具を傷つける心配がありません。
クラフトはさみのおすすめブランド・メーカー
呉竹
飾り切りタイプの種類が豊富
呉竹は紙をデコレーションするための文房具が豊富で、飾り切りタイプのはさみも種類が多いです。また単品販売をしているので、自分好みの模様を選択可能。セット売りの中に気に入った模様がない時におすすめです。
近正
布をきれいに切れる手芸用を取り扱っている
通常のはさみでは布がきれいに切れません。そこでおすすめしたいのが近正のクラフトはさみで、紙だけではなく布にも対応したモデルがあります。パッチワークなど、布を多く扱う人は近正のはさみをチェックしておきましょう。
PLUS
多用途に使えて使いやすい
紙から金属まで、多くの素材を切るのに対応しているのがPLUSのクラフトはさみです。見た目は少し大きめのはさみ程度と、ペン立てに入れておいても不自然さはありません。また活躍の場が広いので家に1本あると便利です。
藤原産業
カーペットなどのぶ厚いものをカットしたい時におすすめ
藤原産業ではカーペットなど、特にぶ厚いものをカットするのに適したはさみを取り扱っています。尚、文房具的要素というよりかはむしろ工具に近く、取り扱いには注意が必要です。そのため小さな子どもではなく、大人が使うのに適しています。
おすすめ&人気のクラフトはさみランキング
刃が細いタイプでおすすめのクラフトはさみ
呉竹-キュアシザーズ(1,380円)
カバー付きなので安全に保管できる
刃先が尖っているので繊細な作業に最適。切り絵や小さな切り込みなど、通常のはさみでは切りすぎて失敗してしまう時におすすめです。また刃にかぶせるキャップが付属されるので安全に保管することができます。
刃はテフロン加工済み。粘着物が付きにくくなっています。そのためのりが付いた紙を切ってもべたつかないので気持ちが良いですよ。スクラップブッキングなど、のりや両面テープの付いた写真をカットする時におすすめです。
近正-ファンクラフト(1,193円)
布もきれいに切ることができる
刃とハンドルのバランスが良く、長時間の作業も快適に行えます。また手の馴染みが良いので、思い通りの作品を作りたい時におすすめ。普段のはさみではイメージした通りにカットできないと感じている人は是非チェックしてみてくださいね。
特殊な熱処理を施しているため、刃は強く鋭い切れ味。表面には錆から守る加工もされており、長く使い続けることが可能です。また2枚の刃をつなぐカシメは丈夫なクローム鋼を使用しているので、摩擦によるゆるみやがたつきの心配も少なくすみます。
PLUS-ステンレス鋏(992円)
フッ素コート済みなので刃がべたつかない
指を掛ける部分は手の自然な動きと指の形を考えられて設計された、PLUS独自ツイストリング技法を採用。指への負担が軽減されるので長時間の作業時も疲れにくくなっています。指が疲れやすい人や作業時間の長い人におすすめです。
刃にはステンレス鋼を使用しているので丈夫で長持ちです。さらにフッ素コートも施されており、のりやテープの付いた素材を切ってもさらりとした切れ味が続きます。工作やテープの付いた郵便物の開封作業時におすすめです。
パウル-クラフトはさみ(2,640円)
切れ味抜群の子ども用クラフトはさみ
刃先の丸い子ども用クラフトはさみです。長さは14cmと筆箱の中に収まるサイズ感になっているので、小学校へも持ち運びしやすくなっています。尚、はさみは右利き用と左利き用から選択できるので、子どもの利き手に合ったモデルを選んであげてくださいね。
子ども用のはさみではありますがドイツの老舗はさみブランドが作っているだけあり切れ味は折り紙付き。刃にはサビ防止ステンレスを使用しているので長く使えます。小さい頃から本物の切れ味を子どもに体験させたい時におすすめです。
エスコ-クラフトはさみ(2,656円)
ステンレスの3倍の強度がある
ハンドルの黄色い部分はクッション性が高く、指が痛くなりにくい設計です。薄い紙でも何枚も切ったり、複数枚をまとめて切ったりしていたら指は痛くなります。是非エスコのクラフトはさみで指をいたわってあげましょう。
刃にはステンレスの3倍の強度があると言われるチタン合金を使用。耐腐食性が高く刃が欠けにくいので切れ味が長続きします。また刃先は鋭く尖っており、切り絵のような細かいペーパークラフト作業時におすすめです。
万能タイプでおすすめのクラフトはさみ
PLUS-フィットカットカーブ(1,188円)
刃がカーブしているので切れ味が軽い
刃の開き角度が常に30度をキープするベルヌーイカーブ刃を採用。力が効果的に加わり、切れ味が軽くなります。そのため手への負担が減るので、指が痛くなったり疲れてしまったりするのを軽減させたい人におすすめです。
グリップの幅は最も力を入れやすいとされている36mmです。さらにグリップにはやわらかい素材を使用していることで手に馴染んで痛くなりにくい設計になっています。またネジ開け機能も付いており、ペットボトルのキャップを簡単に開けることが可能です。
藤原産業-ストロング万能はさみ(1,780円)
硬い素材も切断できる
アルミや銅板など、通常のはさみでは切れない硬い素材をカットすることができます。カーペットなど、サイズが小さければ普通ゴミとして出せる不用品を切りたい時に最適。トタン板やブリキ板も切れるのでDIYにもおすすめです。
グリップの開き幅を調整可能。女性や手が小さい人は開き幅が小さいSに、一般的な体格の成人男性なら開き幅が大きいLにセットするのがおすすめです。また刃がギザギザになっているので、素材を逃がさず切ることができます。
アルスヌーボー-万能はさみ(2,156円)
やわらかい布地から硬い物まで切れる
ステンレス鋼の刃を使用しており切れ味が良く、盆栽の手入れやカニの殻の処理など、硬いものを扱う時に便利です。また、硬い物だけではなくガーゼのようなやわらかい生地にも使用可能。家に1本あれば何かと使い勝手の良い万能はさみです。
全長170mmと大きさも丁度良く、ペン立てに収納することもできるので置き場所に困りません。また刃先カバーも付属。道具箱やタンスの引き出しなど、横に寝かせて収納したい時に便利です。尚、カラーは3色から選択することができます。
TOOL×2-ブロケードカット(2,895円)
携帯に便利なホルダー付き
刃にギザギザが付いているので素材が滑らずしっかり切ることができます。丸みのある素材やつるつる滑る素材を切りたい時におすすめです。またハンドル部分はナイロンでできており、力が入りやすいうえ疲れにくくなっています。
専用のホルダーが付いてくるので安全に持ち運び可能。ホルダーは腰に掛けることもでき作業効率があがります。また紙から直径10mmコードまで様々な素材をカット可能。CDやDVDを切断してから廃棄したい時にも重宝します。
TRAD クラフト万能鋏(1,258円)
錆びにくいステンレス刃を使用
ステンレス刃を使用しており、錆びにくいのが特徴。錆による劣化の心配も少なくすみます。また、刃がのこぎりのようにギザギザしているので素材に刃が食い込み、滑りにくくなっているのも魅力。素材を逃がさずに切ることができます。
カットに対応しているのはブリキ板やアンテナ線のような硬い物で、ゴミの廃棄時に便利です。また紙や布もカットでき、手芸やプラモデルなど、細かい作業時にも使用可能。使用範囲の広い万能はさみを探している人は是非チェックしてみてくださいね。
飾り切りタイプでおすすめのクラフトはさみ
呉竹-クラフトはさみ(385円)
写真の縁をきれにデコレーションできる
切るだけで紙を飾り切りすることができます。普通紙や色画用紙などに対応しており、写真程度の厚さの素材も切ることが可能です。味気ない写真アルバムも飾り切りするだけで華やかに。結婚式のアルバムや卒園アルバムの制作に役立ちます。
呉竹のクラフトはさみは模様が豊富ですが、種類ごとにはさみのカラーが違います。さらに本体部分には切り口の模様が描かれているので、目的のはさみを見つけやすいです。また単品販売なので好きな模様を1本ずつ揃える楽しさもありますよ。
MILAN-ミラン ジグザグクラフト(2,200円)
8種類の模様がセットになっている
取っ手部分と刃の部分が別れており、2つを組み合わせることで飾り切りタイプのはさみとして使用可能。取って1つに対して刃は8種類付属され、異なる8種類の切り口を楽しむことができます。工作やラッピング用におすすめです。
カラフルで非常に可愛らしいデザインになっています。そのためビジュアル重視で文房具を選ぶ人にもおすすめです。また刃の部分には切り口の模様がプリントされており、試し切りしなくてもどのような飾り切りになるのかが分かるようになっています。
エムワイママ-ピンキングはさみ(1,180円)
布をジグザクにカットできる
布をギザギザに切ることができるので、裁縫時における布の端処理に大活躍。パッチワークや洋裁など、布仕事が好きな人におすすめです。またクラフト作業にも活用でき、コラージュペーパーを切手風にアレンジすることもできます。
刃先はステンレススチールでできているので、錆びにくくいつまでも美しく使い続けることが可能です。また持ち手にはABS樹脂という素材を使用しており、軽くて手に馴染みやすくなっています。尚、切り口は7種類から選択可能です。
スタンダード-ペーパーアートクラフト(1,350円)
カラフルなので作業が楽しくなる
はさみが6本セットになっており、6種類の飾り切りを楽しむことができます。ギザギザ模様はもちろん、中には海面の波を表現したような一風変わった切り口のものも。普通の写真もたちまち印象的な見た目にすることができます。
ポップな色合いなので透明のペン立てに収納しておけばインテリアにもなります。部屋を明るくしたい時や、明るい文房具で気分を盛り上げたい時に最適です。また子供が好きそうなデザインなので、親子で工作をする時にもおすすめです。
まとめ
切れ味が良いクラフトはさみがおすすめ
切れ味が良いクラフトはさみを使えば作業効率もあがりますし、作品の仕上がりも良くなるのでおすすめです。今回は人気のクラフトはさみをランキング形式で紹介してきました。是非自分好みのクラフトはさみを見つけて、工作やDIYを楽しんでみてくださいね。