初めて自転車に乗れた時のことを覚えているでしょうか。三輪車や補助輪などで段階を踏んでいても、バランス感覚はまったくの別ものです。近年ではお子様の自転車デビューの練習用としてランニングバイクが大人気。そこで、今回はおすすめの人気ランニングバイクをランキング形式でご紹介します。ランニングバイクとは何か、種類や選び方についても詳しく解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ランニングバイクとは?
幼児向けのペダルが無い二輪遊具
ランニングバイクとは、幼児向けに作られたペダルが無い二輪遊具です。この名前はストライダー社の商標となっているため、呼び方としてはキッズバイクやキックバイク、トレーニングバイクが一般的。代表的なメーカーとしてストライダーやランニングバイク、ラングスジャパン社の商標であるバランスバイクと称されることもあります。
ランニングバイクの特徴
三輪車よりバランス感覚の向上が期待できる
ランニングバイクは自転車のようにまたがって乗ります。三輪車や補助輪付きの自転車のような支えが無いので、まずは二輪車本体のバランスをつかむことからスタート。地面を足で蹴って進むうちに、楽しみながら安全にバランス感覚の向上が期待できますよ。
ランニングバイクの種類
クラシックタイプ
一切の無駄を省いたエントリーモデル
初めてのランニングバイク購入や、特定のメーカーが決まっていない場合にはクラシックタイプがおすすめ。他のタイプと比べて安価なので、気軽に購入することができます。年齢の近い弟や妹がいる家庭にも嬉しいですね。
一切の無駄が無いクラシックタイプは、かゆいところに手が届きづらいタイプでもあります。購入の前にはグリップの太さや衝撃の吸収性、シートの硬さなどをチェックしましょう。クラシックタイプは軽量化にこだわっているので、小さなお子様でも容易に遊ぶことができますよ。
ベーシックタイプ
標準的な装備の定番モデル
安全性にこだわるなら、万が一の転倒の際にお子様を衝撃から守るパットやクッションが標準装備されているタイプを選びましょう。長時間の使用でも快適に遊べるようにシートのクッション性もチェック。シートの高さが調節できるタイプはお子様の成長に合わせて長くお使いになれますよ。
ランニングバイクはブレーキやスタンドの無いタイプが一般的ですが、ベーシックタイプの中にはブレーキやスタンド付きのタイプも多く販売されています。ブレーキが付いていれば傾斜のある環境でも安心。スタンドが付いていれば玄関にすっきり収納できますよ。
ハイグレードタイプ
レースシーンにも最適なプロモデル
安全性や操作性を追求しながらも、本体の重さを限りなく軽くしたプロモデルです。高級感のある見た目は注目度抜群。カスタムパーツも多く販売されているので、個性あふれる自分だけのランニングバイクを作ることができます。
同世代のお子様が競い合うランニングバイクの大会が全国各地で開催されています。もしお子様が大会に興味を持たれている場合や、同世代の子とのコミュニケーション向上を期待して参加を検討しているのならハイグレードタイプがおすすめ。安全性や耐久性に優れているのでハードなレースシーンに最適です。
ペダル後付け可能タイプ
そのまま自転車デビューできるお手軽モデル
ペダルを後付けすることでランニングバイクが自転車へと変身するタイプです。対象年齢はおよそ3歳半から7歳まで。他のタイプの対象年齢の上限5歳と比較すると、ランニングバイクデビューが遅れた場合でも長く使うことができます。
一般的な自転車と比べて軽量なタイプが多いので、自転車デビューにおすすめです。簡単にペダルが脱着可能なタイプを選べば、ランニングバイクから自転車へ、自転車からランニングバイクへ気軽に切り替えることが可能。下の子や親戚の子におさがりが必要な時にも便利ですね。
ランニングバイクの選び方
対象年齢で選ぶ
お子様の成長に合わせて長く使えるモデルをチョイス
ランニングバイクは主に1歳半から5歳くらいまでの未就学児が対象です。子供の成長はあっという間ですよね。長く使うなら耐久性があって、シートなどの高さ調節ができるタイプを選ぶと良いでしょう。ブレーキ付きのタイプは安全な反面、急ブレーキの反動による危険も伴います。小さなお子様にはしっかりバランス感覚が身につくタイプがおすすめです。
3歳くらいのお子様には自転車デビューを見越したタイプを
遅めのランニングバイクデビューや破損による買い替えなど、購入のタイミングは様々ですよね。3歳くらいのお子様にはブレーキ付きのタイプを選びましょう。ブレーキをかけることにしっかり慣れておけば、スムーズに自転車デビューすることができますよ。ペダルを後付けできるタイプなら、慣れ親しんだランニングバイクでそのまま自転車デビューできるのもポイントです。
重量で選ぶ
軽量タイプは持ち運びが楽でランニングバイクデビューにおすすめ
2歳以下の小さなお子様は、まだ力が弱くバランスも取りづらいので2kg程度の軽量タイプを選ぶと良いでしょう。車体が軽い方がバランスをとりやすく、転倒の際のリスクも軽減されます。又、ペダルやブレーキの付いていない一般的なランニングバイクは、二輪遊具であるため公道での走行はできません。公園などに持ち運ぶことを考えると車体は軽い方が嬉しいですよね。
重量タイプなら安定感がありバランスがとりやすい
ランニングバイク本体の重さが重くなると、持ち運びの負担は増えますが安定感が増すのでバランスがとりやすくなります。3歳くらいのお子様になると行動が活発になるので、安定感のある3kg程度の重量タイプを選ぶと良いでしょう。車体が重いタイプはハンドルバーのクッションやステップの滑り止めなど、安全に乗りやすい施しがされているタイプが多いのでおすすめですよ。
装備で選ぶ
ブレーキ付きのタイプなら自転車の練習になる
坂道の多い環境や、お子様の年齢によっては思いがけずスピードが出てしまい危険ですよね。ブレーキがあれば、より自転車に近い感覚で遊ぶことができます。ブレーキで止まることに慣れておけば自転車デビューもスムーズですよ。2歳くらいのお子様はまだブレーキを握る力が弱いので、しっかり足でバランスをとって止まることを覚えた方が良いでしょう。
スタンド付きのタイプならすっきり収納できて便利
ランニングバイクの多くはスタンドが付いていません。ごく一部にのみ付いています。スタンドが付いているタイプを選べば、使わない時に倒したままにしなくて済むのでシートが汚れず、玄関やちょっとしたスペースにも立ててすっきり収納できますよ。注意点としては、大人がランニングバイクを持って歩く際にスタンドが子供に当たる危険があるので気をつけましょう。
ランニングバイクのおすすめブランド・メーカー
STRIDER(ストライダー)
キックバイクの代表的なメーカー
キックバイクといえばストライダーと呼ばれるほどの圧倒的人気を誇るメーカーです。カラーリングやオプションパーツも充実。ストライダー社の商標であるランニングバイクは、キックバイクの代名詞となっています。
RANGS JAPAN(ラングス ジャパン)
品質とコストパフォーマンスの高さが大人気
遊びながら子供の能力を高めるスポーツトイの企画や販売を行うラングスジャパンは、品質とコストパフォーマンスの高さが魅力のメーカー。バランスバイクという名前はラングスジャパンの商標となっています。車体だけでなくサドルや細部までこだわったおしゃれなデザインが子供に大人気です。
西松屋
店舗で実物が確認できるので安心
子供服やベビー用品、マタニティウェアなどを販売する西松屋。こちらでは全国に1000店舗以上ある店舗でキックバイクの実物を確認することが可能です。色やサイズ感を実際に目で確認して、お子様が気に入った1台を選ぶことができます。
ides(アイデス)
自転車デビューを目指す親子に寄り添う国内メーカー
子供用の三輪車や自転車など、のりもの玩具を専門販売しています。お子様が補助輪なしで自転車に乗れるようになることを第一に、自転車デビューマスターガイドを無料配布中。お子様はもちろん、パパやママのこともしっかり考えてくれている国内メーカーです。
おすすめ&人気のランニングバイクランキング
リーズナブルでおすすめのランニングバイク
STRIDER-クラシックモデル (11,990円)
人気のストライダーエントリーモデル
シンプルで軽いことをコンセプトに一切の無駄を省き、走り出すために必要なすべてを詰め込んだクラシックモデルです。デザインはストライダー発売当初からほとんど変わらない飽きのこないデザインを追求。小さなお子様でも容易に取り回すことができる軽量さと、少しくらい手荒に扱っても問題無い頑丈さを兼ね備えています。
シートは軽量なプラスチック製なので、汚れても直に水拭きできてお手入れが簡単。人気のストライダーシリーズの中では最もリーズナブルなモデルになります。初めてランニングバイクの購入を検討している方で、コストを抑えたい方におすすめルです。
西松屋-SmartAngel 足けりバイク ENJOY RIDE 2 (6,979円)
ブレーキ付きキックバイクの安価モデル
必要な機能だけを絞り込んだブレーキ付きキックバイクです。シンプルで機能的なフレームデザインを追求することで、足の動きを干渉しない構造を実現。後輪が足や服を巻き込むことない安全設計なのでスムーズに地面を蹴ることができます。
ブレーキには安定した制動力のドラム式ブレーキを採用し、遊びながら楽しく自転車に乗る練習ができます。メーカーが国内全国に実店舗を構える西松屋ブランドというのもポイント。安心・安全でお財布にも優しいキックバイクです。
RANGS JAPAN -バランスバイク アルミボディ (6,091円)
キックバイクの代名詞の一つでもある人気軽量モデル
ストライダー社のランニングバイクと人気を二分する、ラングスジャパン社のバランスバイクです。主要パーツをアルミ製にすることで軽量化を実現。本体重量はたったの2kgなので、持ち運びがとても簡単です。
タイヤは耐久性に優れ、環境に優しい安心安全素材EVAを使用。カラフルなユニオンジャック柄のサドルがおしゃれです。リーズナブルでありながらも品質が高く、デザイン性にも優れているのできっとお子様も気に入ってくれますよ。
ベーシックタイプでおすすめのランニングバイク
STRIDER-スポーツモデル (14,850円)
世界中の子供たちから愛されている人気モデル
全世界200万人以上の子供たちから愛されているランニングバイクのベーシックタイプです。ハンドルは小さなお子様でも握りやすいように13mmの樽型グリップを採用。標準装備されているハンドルバーパットは、転倒時の衝撃を軽減してくれます。
軟質系樹脂素材のシートはクッション性と防水性に優れ、人間工学に基づいた形状なので乗り心地も抜群です。付属のXLロングシートポストにより1歳半から5歳までのお子様に幅広く対応。別売りのオプションパーツを装着すれば雪上の滑走もできますよ。
サーチライト-スパーキー (9,980円)
子育て世代の親目線から見直した安全性の高さが魅力
キックバイクは足でブレーキをかけるのが一般的ですが、スピードが出過ぎた時や靴底の擦り減りが気になりますよね。スパーキーはグリップ性能が高く滑りにくい本格的なゴムタイヤを採用。標準装備の後輪ブレーキでしっかり止まることができますよ。
スパーキーとは、有名なキックバイクを実際に試したうえでもっとこうだったらいいのに、という部分が改良されているモデルです。安心、安全に遊ぶことができて、キックスタンド付きなので収納にも便利。まさにかゆいところに手が届くキックバイクです。
ides-ディーバイク キックス AL (10,100円)
お子様でも操作しやすいイージーブレーキ搭載モデル
標準装備のスタンドは駐輪時に便利なだけでなく、お子様の自転車デビューにつながる体験となります。サドルやハンドルグリップも自転車に近い形状を採用。スムーズに自転車へステップアップできることを重視したデザインになっています。
小さなお子様の握力でもしっかり止まれる新開発のイージーブレーキを搭載。スケートボードのようなフットデッキも両足をペダルに乗せる感覚がつかみやすいように設計されています。本体は軽量なアルミフレームを使用しているので乗りやすく持ち運びも便利ですよ。
野中製作所-へんしん!サンライダー (11,609円)
三輪車としても使える1台3役モデル
ペダルを後付けして自転車に変身できるキックバイクは多く販売されていますが、こちらは三輪車からキックバイクに変身する珍しいモデルです。カジキリ押手棒を付けることができるので、小さなお子様でも安心。後ろから保護者の方が進行方向を操作することができます。
お子様の成長に合わせてハンドルやサドルの高さ調節が可能。年齢は1歳半から4歳くらい、体重は20kgまでが対象となります。まずは三輪車から、じっくりバランス感覚を鍛えて自転車デビューを目指す方におすすめです。
ハイグレードタイプでおすすめのランニングバイク
STRIDER-プロモデル (22,550円)
錆びにくく耐性が向上したアルミボディモデル
ストライダー社の大人気ランニングバイクのハイグレードタイプです。本体をアルミ製にすることで錆びにくく耐性がアップ。本体重量は2.5kgと軽いのでとても扱いやすく、公園やレース参加の際の持ち運びに便利です。
高級感のある全5種のカラーバリエーションから選べる他、カスタムパーツも充実しているので自分だけの1台を作ることができます。安全面でもフラット形状のアクスルボルトを採用することにより、走行時のくるぶしへの衝撃が解消。軽くて高性能なプロモデルはハードなレースシーンにも最適です。
STRIDER- ST-Rモデル (100,100円)
レーサー仕様のカーボン製プレミアムモデル
ストライダー社の大人気ランニングバイクの最高級モデルです。主要パーツにはF1や航空機、高級スポーツカーにも使用されるカーボンファイバーを採用。圧倒的な軽さと強さを誇る、コスト度外視のレーサー仕様となっています。
主要パーツにカーボンファイバーを採用することで、フロント足回りの大幅な軽量化に成功。スルーアクスル方式でフレームにセットされたホイールには剛性と強度が確保されています。軽さと強さ、そして速さを追求する方におすすめです。
ROCKBROS-カーボン製キックバイク (58,120円)
コスト度外視のカーボン製究極モデル
フレームやハンドルなどの主要パーツは航空機などにも使用されるカーボンを採用。圧倒的な軽さと強さでハードなレースシーンにも最適なレーサーモデルとなっています。付属品の専用キャリングケースを使えば持ち運びが便利ですよ。
タイヤは軽量でありながらも強力なグリップ力で、コーナリングの際にその強さを発揮します。ハンドル周りやシートの留め具はしっかりと固定ができるクランプ方式を採用。レース用としてタイム0.1秒にこだわる方におすすめな究極の1台です。
ペダル後付け可能タイプでおすすめのランニングバイク
STRIDER-フォーティーンx (26,950円)
ペダル装着可能な14インチストライダー
大人気ランニングバイクのストライダーシリーズ14インチモデルです。対象年齢は3歳半から7歳くらいまで。ペダルユニットの脱着はかんたんで、初めての方でも3分、慣れた方なら1分で完了。効率よく自転車の練習をすることができます。
本体重量はとても軽く、ペダルユニットを装着してもわずか6.5㎏。これは14インチ自転車の中では圧倒的な軽さになります。低重心でバランスがとりやすいのもポイント。お子様の力でも簡単にコントロールすることができますよ。
ides-ディーバイク マスタープラス (23,800円)
ワンプッシュで自転車にモードチェンジ
このディーバイク マスタープラスには、小さなお子様が怖がらず自転車にチャレンジできる工夫が施されています。衝撃を吸収する太いタイヤはふらつきにくく安定感が抜群。ブレーキは小さなお子様の力でもピタッと止まれる安心設計です。
このモデルの特徴はわずか5秒で自転車にモードチェンジできることです。特別な工具を必要とせず、ペダルを本体に差し込むだけのワンプッシュで完了。お子様がやる気になった瞬間を逃さず、楽しく自転車デビューを目指すことができます。
People-ケッターサイクル (18,381円)
2歳から乗れる12インチペダル後付け可能タイプ
キックバイクからそのまま自転車として最大5年間、育ち盛りのお子様が正しい姿勢で長く使えるようにマルチジャスト機構を採用しています。フレームは地面に足をぴったりとつけて安心して足蹴りができる超低床設計。お子様の成長に合わせて、ハンドルとサドルが適切な距離を保ちながら高さ調節することが可能です。
ペダル後付け可能キックバイクの多くは、対象年齢が3歳から7歳の14インチサイズが主流ですが、こちらは2歳から6歳対象の12インチサイズになります。比較的に早いうちからバランス感覚を身につけ、そのまま自転車デビューできるのがポイント。ケッターサイクルシリーズは他にも最大18インチまで4つのサイズから選べるので、キックバイクデビューが遅れたお子様にもおすすめですよ。
まとめ
お子様の成長や使用期間にマッチするランニングバイクがおすすめ
大切なお子様が利用するものだからこそ、安全面には最大限の注意を払ってランニングバイクを選びたいですよね。ブレーキの有無についてメーカーや親御さんの間でも意見が分かれているようですが、お子様の成長や利用期間に合わせて最適な1台を選ぶことが大切です。お子様が気に入ってくれるかどうか、デザインも非常に重要な要素になります。今回はおすすめのランニングバイクをランキング形式でご紹介しました。安全に考慮したランニングバイクを選んで楽しいひと時を過ごしましょう。