大事なギターをしっかりと守り、快適に持ち運ぶためにはギターケースは欠かせませんよね。適切なケースを選べば、気に入ったギターを長持ちさせてくれます。そこで、今回はおすすめの人気ギターケースをランキング形式でご紹介。それぞれの種類の特徴を解説するとともに、選び方やギターケースのお手入れ方法も掲載していますので参考にしてみてください。
ギターケースの特徴
ライブや練習へギターを持ち運ぶために欠かせない
ギターを外へ持ち運ぶにはギターケースが不可欠です。むき出しのままギターを持ち運ぶのは、あまりにもリスクが大きすぎます。雨に濡れてしまったり、何かにぶつけてギターにダメージを与えてしまうということも考えられるからです。
ギターをカビなどから守り保管するために必要
ギターを安全に自宅に置いておくためにもギターケースは必要です。ホコリから守ったり、カビが生えるという惨事も防ぎます。きちんと管理して愛用ギターを長持ちさせるためには、用途に合った適切なギターケースを選びましょう。
ギターケースの種類
ソフトケース
軽くて持ち運びやすい
布製のソフトケースはギター購入時にセットでついていることも多いです。安価で手に入りやすいので予算が少ない人におすすめ。自宅保管のみであれば、ほこりや汚れから守るのに十分な役目を果たします。かさばらないというところも大きなメリットです。
ソフトケースはナイロン製のものも多く、軽いので楽に持ち運ぶことができます。大抵は持ち手やショルダーもついていますよ。ちょっとした移動に向いており、扱いやすいのでギターを始めたばかりの人も向いていますよ。
ギグバッグ
軽いが耐久性もありデザインも豊富
ギグケースは外見がソフトケースに似ています。しかし、緩衝材が使われているなど防護面が強化されている部分が異なります。防水加工されているものもあり、しっかりギターを守りながら持ち運べることが特徴。
軽くて扱いやすく、収納もあるので楽譜などを持ち運べます。予算に余裕があり、ライブやスタジオにギターを運ぶ機会が増えた中級者向け。デザインが豊富なので、ギターケースで個性をアピールしたい人にもおすすめです。
セミハードケース
耐久性があるが重たい
セミハードケースは見た目がギグバックに似ていますが、耐久性などはソフトケース、ギグバックよりも上回ります。ギグバックとの違いはハードケースと同様にプラスチック合板に覆われていること。しかし、実のところはっきりとした区別はありません。
ソフトケース、ギグバック同様に収納があり、肩にかけたり背負えることが多いです。ただし、両者よりもプラスチック合板の分、重さがあります。予算に余裕があり、耐久性のあるものが欲しくデザインにこだわりは無いという人におすすめ。
ハードケース
車移動や長期保管向き
ギターケースの中で最も耐久性があるのがハードケース。ちょっとやそっとの衝撃ではビクともしません。密閉性も高いので、カビやホコリからもしっかりギターを守ることができます。単体で購入すると高額ですが、高値のギターを購入すると付属されることも。
肩にかけたり、背負うことはできないので手で持つ必要があります。かさばり、重量があるので車移動や自宅での長期保管向け。何本もギターを持っていて、保管に気を配りたい人や長距離移動の多いプロにおすすめです。
ギターケースの選び方
ギターのサイズで選ぶ
アコギならアコースティックギター用
ケースのサイズがギターに合っていない場合、持ち運ぶ時に中でガタついてしまいます。最悪の場合、大事なギターがダメージを受けてしまうことも。特に、セミハードケースとハードケースはサイズが合っていないと、ネックが折れてしまうというような事態が起こりがちです。ボディの大きいアコースティックギターは専用のケースがあるので、そちらを購入しましょう。
エレキギターならエレキギター用
注釈が無い場合はエレキギター用のギターケースです。ストラトキャスター、テレキャスターなど、それぞれギターの種類に合った形状のものが販売されています。特にセミハードケース、ハードケースは、事前にサイズが合っているかどうか確認してから購入しましょう。メーカーが自社のモデル専用のケースを販売している場合もあるので、それを選ぶのも確実な方法です。
持ち運びやすさで選ぶ
移動距離の少ない人には手提げ型
移動距離の少ない人には手提げ型をおすすめします。徒歩や電車移動が少なく、車移動メインであればこちらで十分です。ハードケースは大体が手提げ型。また、片手が塞がるのでいつも持ち歩く荷物が少ない人や、リュックを背負うという人に向いています。グリップやハンドルが付いていて、より快適に持ちやすくなっているものも。
荷物の多い人にはリュック型
いつも荷物が多いという人には、両手の空くリュック型がおすすめです。また、徒歩や電車移動がメインの人にも向いています。自転車移動にも対応しているので、とても便利。片方の肩にかけられるだけでもかなり負担が変わるので、購入の際には確認してみてくださいね。肩に当たる部分にクッションが入っているものなら、長時間背負っても快適に過ごせます。
付加機能で選ぶ
ポケットが付いていれば小物類を入れておける
重いギターを運ぶ時にはなるべく荷物は一つにまとめておきたいもの。ギターケースにピックや弦の替え、そして楽譜などを収納できるポケットがあるかどうかは重要です。持ち運びたい機材が入る大きさのポケットが、付いているかどうかを確認しておきましょう。ヘッド部分にもポケットがあるのであれば、細々したものも入れておけます。
防水タイプなら大事なギターを守れる
大事なギターを守るために、ギターケースがどこまで機能的なのかもチェックしておきましょう。ギター本体が濡れるとカビの原因になるので、リスクは避けたいところ。徒歩や自転車移動の多い人であれば、迷わず雨に耐性がある防水タイプを選んでください。ケースに防水スプレーをかけるという方法もありますが、ケースに匂いがついてしまったり、定期的にスプレーをかけなければいけません。最初から防水性能のあるケースを選ぶのがおすすめ。
ギターケースのおすすめブランド・メーカー
フェンダー
老舗ギターメーカーらしい豊富なラインナップ
フェンダーは1940年創立の老舗ギターメーカー。手頃なギグバックから高級感のあるハードケースまで豊富なラインナップが揃っています。老舗らしい信頼できる品質です。使用しているギターがフェンダーであれば、合わせて専用のケースを購入しても良いでしょう。
ヤマハ
頑丈さと安定した品質を誇る日本の楽器メーカー
日本の楽器メーカー、ヤマハの名前を一度は聴いたことがあるでしょう。頑丈さと安定した品質を誇るメーカーです。ハードケースは軽量さを売りにしており、初めてハードケースを使用してみようという人におすすめ。
リユニオンブルース
軽量さと頑丈さを兼ね備えた老舗の楽器ケースメーカー
リユニオンブルースは老舗のギターケースとギグバッグのメーカーです。ハイクオリティな素材で作られており、頑丈さが特徴となります。同時に軽量さも実現しているため、バランスの取れたメーカー。名前の通り、開けると内部が鮮やかな青色。
エスケービー
国外への運搬にも耐えられる頑丈さは軍のおすみつき
エスケービーはアメリカの楽器・機材用のケースメーカーです。軍事・医療など他分野の製品も作っており、その頑丈さは軍のセキュリティー基準をクリアするほど。独自のロックシステムTSAは米国運輸保安局の認可を受け、飛行機などによる国外への運搬にも耐えられる優秀さ。
おすすめ&人気のギターケースランキング
アコギ用でおすすめの「ギターケース」
ヴィセスナット-Guitar Case Active Classical Guitar (74,800円)
二重壁構造で保護性能の高いギターケース
飛行機での運搬向けとして作られたハードケース。ボディが発泡ポリウレタンをABS樹脂で包む二重壁構造になっています。そのため、衝撃や温度・湿度の変化からギターをしっかり保護。さらに、外装には摩擦に強いエンボス加工がされています。
リュック型で背負えるほか、約3.5kgとハードケースの中では軽量なのも魅力的。アコースティックギターを愛用し、予算に余裕のある上級者向けのギターケースです。保護性能を重視する人にもおすすめ。
ワタナベ楽器店-クラシックギター セミハードケース (15,400円)
豊富な色展開の機能的なギターケース
セミハードケースには珍しい豊富な色展開で、5色から選べます。外側に楽譜などが入る大きめのポケットが付属。そして、内部にも蓋付きの収納スペースもあるので細々したものも入ります。弦やチューナーを入れるのに最適。
シンプルなケースですが、機能性はしっかりしていますよ。持ち方も肩掛け、手持ちだけでなく背負うことも可能です。比較的予算に余裕があり、色で個性を出したいという初心者から中級者向けのギターケース。
マックスアイ-はじめてのギターケース (2,580円)
軽量で持ち運びやすいソフトケース
重さが590グラムでとても軽く、扱いやすいソフトケースです。リュック、手持ちのどちらも可能。外側には楽譜の入るポケットがついています。防水加工されているので、雨の日でも安心。手頃な価格なので、限りのある予算で機能的なケースが欲しい人におすすめです。
スポーツバッグのようなカジュアルな雰囲気で、色も5色展開されています。気軽に持ち運べるおしゃれなギターケースを持ちたいという初心者向け。まさにはじめてギターケースを購入するという場合に選びたいケースです。
ヤマハ-AG1-HC Hard-シェル Dreadnought Acoustic Guitar ケース (28,108円)
高い品質のハードケース
ヤマハの誇る高い品質が実感できる、アコースティックギター用のハードケースです。海外からの取り寄せとなりますが、その価値がある頑丈さ。収納は内部に一つあり、ちょっとした小物を入れるには十分のスペースがあります。
リュックではなく手持ちのみなので、車や飛行機移動などが多い人におすすめです。予算がかかっても良いのでギターをしっかり守りたいという中級・上級者向け。高価なギターを持ち運ぶ際にも活躍します。
アリア-アコースティックギター用(4,378円)
防水性と収納力のあるギグバッグ
ギターメーカーであるアリア製作のギグバッグ。外装とファスナーは防水性が高いです。取り外しのできるネックピローが付いており、パッドで衝撃からギターを保護。高い機能性を持ち、値段も手ごろなので初心者から上級者まで幅広い人におすすめです。
楽譜などが入るA4サイズのポケット、そしてさらにもう一つポケットが外部に付いていることが大きな特徴となっています。高い収納力に加えてリュック、手持ちのどちらの持ち方も可能なため、荷物の多い人向け。
エレキ用でおすすめの「ギターケース」
フェンダー-Limited Edition Urban Gear Electric Guitar Gig Bag Khaki エレキギター用ギグバッグ (14,545円)
保護性能が高く収納量も多いギグバッグ
外装は防水加工されています。バッグの底にはダメージ軽減と生地の擦り減りを防ぐプロテクターを左右2箇所に設置。内部のストラップピンが当たる部分には、真ん中が凹んだクッションがあるという行き届いたギグバッグです。
メインポケットの他に、取り外してショルダーバッグとして利用できるサブポケットが付属されています。他にも傘が差せるループや、上着などを保持できるコードも付属。予算に余裕があり、しっかりとしたギターの保護、たっぷりとした収納を求めている中級・上級者向けのギグバックです。
リユニオンブルース–RBX-E1 Electric Guitar Gig Bag (13,200円)
機能的で耐久性の高いギグバック
リユニオンブルースのギグバッグです。衝撃からギターを守るために、ぶ厚い保護フォームを縫い合わせてあるなど様々な工夫がされています。また、ジッパーは工業用を使用しているため、強度が高いです。
大容量のポケットが外装に付属されているため、替え弦から楽譜まで色んなものを入れられますよ。リュックと手持ちのどちらも可能です。予算に余裕があり、荷物を多く持つ人や保護性能を重視する人におすすめ。
エスケービー-SCFS6 エレキギター用セミハードケース (12,400円)
耐久性と軽量さを兼ね備えたセミハードケース
ストラトキャスター、テレキャスター用のセミハードケースです。発泡スチロールコアを使用しているため、約2.36kgと軽量なことが特徴。硬質EPSフォームが内部に使われており、ギターをダメージから保護します。
ショルダー付きなのでリュックスタイルで背負うことが可能です。シェイプド仕様でギターの形に合わせているので、スリムで持ち運びやすくなっています。ポケットは外装のネック部分とボディの二つ。予算に余裕があり、荷物の多い人におすすめのケースです。
ヤマハ-MRGD エレキギター用ハードケース (25,800円)
耐久性の信頼できる高品質なハードケース
パシフィカ、RGXなどヤマハ製作のギター用ハードケースです。手持ちのものとサイズが合うか確認してから購入してくださいね。保護性能が優秀で、耐久性のあるクオリティの高いギターケースとなっています。
比較的、軽い重量ですがショルダーストラップなどは付属しておらず、背負うことはできません。手提げのみなので車や飛行機移動がメインの人向け。予算に余裕があり、高価なギターを安全に運びたいという人にもおすすめです。
ノアズアーク-GSH エレキギター用セミハードケース (10,560円)
持ち運びやすいセミハードケース
機能性に特化したセミハードケース。外装にはPVCコーティングが施され、驚きの撥水力を発揮。クッション材にこだわることで耐衝撃性と軽量さを両立させています。収納は外装にポケットが付属しており、メッシュのイージーポケット付きです。色の展開は三種類あり、どれも落ち着いた印象ですよ。
リュック、手提げのどちらも可能で、ショルダーストラップはジッパーで収納ができます。プラスチックのハンドルが付いており、重いギターでも楽に運べる仕様。他にも細かな機能が充実しており、予算に余裕がある人は持ち運びのストレスの低い、こちらのケースをおすすめします。
かわいいおすすめの「ギターケース」
アイバニーズ-エレキギター用ギグ・バッグ IGB541 POWERPAD Deigner Collection Gig Bag for El.Guitar (5,049円)
8種類のデザインから選べるギグバッグ
ギターメーカー、アイバニーズのエレキギター用ギグバッグ。底面は二重構造となっており、ギターを衝撃から守ります。リュック、手提げのどちらも可能。ネック部分の内側には便利なサブハンドルも。
ネックに一つ、ボディに二つのポケットが付属。A4ファイルも楽に入るサイズです。そして、大きな特徴として、8種類ものカラーバリエーションが挙げられます。ファッションやギターと色をコーディネートとしたい人におすすめ。持ち歩く荷物が多く、個性的なギグバッグが欲しいという人にも向いています。
シュギターケース-アコースティック ギターケース (4,380円)
さり気ないラインカラーがおしゃれなソフトケース
アコースティックギター用のソフトケースです。外装には防水効果があり、底も補強されてあります。内部にネックを固定できるマジックテープが付属。リュック、手提げのどちらでも利用可能です。重さは約795gと軽量で持ち運びやすいため、力に自信の無い人におすすめ。
カラーバリエーションはグレー、グリーン、オレンジの三種類があります。持ち手やジッパー部分へと、アクセントのように色が入っており、スポーツバッグのような雰囲気。おしゃれさを重視したい初心者向けのケースです。
カヴァボーグ-KCE80E Electric Guitar Gig Bag (4,155円)
かわいい星座キャラクターが描かれたセミハードケース
カラフルなセミハードケース。シンプルな仕様で、リュック、手提げの両方の持ち方もできます。厚みのある素材で作られているので、きちんとギターを保護するので安心です。折り畳みできるポケットがネック側の裏に付属。
12星座をそれぞれかわいいキャラクターで表現したイラストがボディに描かれています。自分の星座を選んだり、誕生日プレゼントとしてもおすすめ。個性を出したい、普段の荷物が少ないという人に向いているケースです。
ギグバッグ-SZ-GDX [エレキギター用ギグバッグ] (16,720円)
高級感のあるギグバッグ
老舗メーカーのエレキ用ギグバッグです。ファスナーには特殊な撥水加工が施されています。内側にはブリッジとヘッドを保護するカバーが付属。ブリッジと外装のポケットはA4ファイルが入るサイズです。
リュックと手提げどちらも可能で、ヘッドの根元箇所にサブハンドルも付いています。なんといってもデザイン性の高さが最大の特徴。予算に余裕があり、頑丈でおしゃれなケースが欲しいという人におすすめです。
トーカイ-LP-250 レスポール用ハードケース (24,800円)
鮮やかなピンクの内装がインパクト抜群のハードケース
レスポール用のハードケースです。同じメーカーが作るLS、LC、ALS、ALCシリーズに合ったサイズ。ポケットなどは付いていません。さらに、背負うことはできず、手持ちのみなので車や飛行機移動の多い人に向いています。
外装はラグジュアリーなブラウン。しかし、開けてみると鮮やかなピンク色が目に飛び込んで来るという印象的な作りです。予算に余裕があり、見た目のインパクトがあるギターケースが欲しいという人におすすめ。
ギターケースのお手入れ方法
定期的に日干しをしほこりを取り払う
ギターケースを長持ちさせるためには定期的な手入れが必要です。カビが生えないように日干しをして、軽くほこりを取り払ってください。どの種類のケースにも共通の手入れ方法なので、覚えておくと良いでしょう。
カビが生えた場合は中性洗剤を浸した雑巾でふき取る
手入れを忘れて、万が一ギターケースにカビが生えてしまった場合。中性洗剤(食器用洗剤など)を少量水に溶かして雑巾を浸し、叩くように拭くと落ちますよ。カビが落ちたら水拭きしましょう。最後に日干しをして乾燥させます。この方法はソフトケース、ハードケースなどどの種類でも有効です。
まとめ
軽くて頑丈なセミハードケースがおすすめ
予算に余裕があり、デザインにこだわりが無いのであれば、セミハードケースがおすすめです。ハードケースよりも軽いため初心者にも扱いやすく、なおかつ大事なギターを守る頑丈さも備えています。車移動がメインの人は、耐久性がさらに上のハードケースにも挑戦してみてくださいね。今回はおすすめのギターケースをご紹介しました。ぜひ自分に合ったギターケースを手に入れて、快適なギターライフを送ってくださいね。