電動ドリルはDIYに欠かせない工具です。手作業では難しい家具の組み立ても電動ドリルを使えば短時間で終わります。しかし種類は多種多様。同じような工具が多く違いや選び方が難しいですよね。そこで今回は人気の電動ドリルをランキング形式でご紹介します。この記事を読めば初心者から本格的にDIYを始めたい人まで用途にあった電動ドリルを選ぶことができますよ。自宅で使いやすいモデルを探している方は参考にしてみてくださいね。
電動ドリルの特徴
ビス打ちや穴を開けるのに特化した電動工具
本来電動ドリルとは穴あけに特化した工具のことを言います。シンプルに回転のみで穴をあけます。だからコンクリートの穴あけやネジ締めはできません。一方、私たちが電動ドリルとして認識しているのはドライバードリルです。これだと内部の構造によりネジを入れたり穴を開けたりすることが可能になります。今回はこちらのドライバードリルを中心に紹介していきますね。
DIY人気で初心者でも手軽に使えるドリル
コンパクトな小型だと握りやすくグリップ性にも優れていますので、初心者にも簡単に使いこなすことができます。狭い棚の奥のネジのように、大型だと作業しにくい場所でも小型ドリルなら安心です。近年DIY人気でおしゃれにこだわる女性でも親しみやすいデザイン性の優れた機種もありますよ。
電動ドリルの種類
ドリルドライバー
初心者に使いやすく繊細な作業に向いている
穴あけとネジ締めが効率よくできるのがドリルドライバーです。回転軸が回る構造になっていますので、威力はそんなに強くはありません。しかし、木材へのビス打ちや薄い板への穴あけなど繊細な作業には向いています。パワーが弱めな分、電動ドリルを使ったことのない初心者でも手軽に利用することができますよ。
注意する点は、ドリルドライバーのパワーです。18V以上のようなハイパワーのドリルドライバーだと、穴を開ける箇所にひび割れが発生したり、ネジの穴が潰れて打つのが困難になってしまったりします。小さなネジを入れる場合やデリケートな木材に穴を開ける場合は10V程度のパワーの機種を選んでおくと安心です。
インパクトドライバー
強力なパワーで作業効率が上がる
回転と打撃を組み合わせた威力のある工具がインパクトドライバーです。ビス打ちや穴あけの他に木材や金属を研磨することもできます。また数種類のビットが付属されているドライバーが多いので多様な使い方ができ、作業の幅が広がりますよ。金属に穴をあけたい時や長ビスを木材に打ち込みたい時などに適しています。
パワーが強すぎるのでネジが脆い場合はネジ穴を潰してしまうことがあるので注意が必要です。使用用途にあった電動ドリルを選ぶのがポイント。また打撃の威力もありますので、作業音が大きいです。近所に迷惑がかからない時間帯に利用するのが良いでしょう。
電動ドリルの選び方
用途で選ぶ
大きな家具を組み立てるなら駆動時間を確認
カウンターキッチンや本棚など大きな家具を組み立てる時、3時間以上かかる場合があります。機種によっては詳細にフル充電までの時間や駆動時間が記載されているものもあるので確認してみましょう。ACアダプターが付いたコード式なら屋内で時間を気にせず長時間作業をすることができますよ。
太いビスを打つならトルクの数字が高いドリル
N.mニュートンメートルで表記されており、締め付ける力の強さを表します。数字が大きいとその分締め付ける力が強くなり、小さいと緩やかな締めになります。少ないもので5段階、多いものでは20段階にもトルクを設定することができます。トルクを調節することによって、ネジが食い込みすぎたりネジ穴を潰してしまったりするのを防ぐことができるので便利ですね。
電動ドリルの形状で選ぶ
簡単なDIYには初心者でも使いやすいピストル型
ピストル型とはその名のとおりピストルのような形をした電動ドリルのことです。グリップをしっかり握ることができ、安定した作業をすることができるので初心者にもおすすめのタイプです。向きによっては作業しにくいところが難点。とはいえスタンダードな形で割とどんな場所にでも使うことができるので家庭用では一番需要があるタイプです。
狭い場所には細長い形のアングル型
アルファベットのLの形をしていることからL字型ドライバーとも呼ばれています。棚の奥の壁の部分など狭く角度をつけなければ作業が難しい場所に向いています。一般家庭で利用するというよりは業務用での需要が高い電動ドリルです。中には法人や事業所限定にしか販売していない店舗もあります。しかし一般でも購入可能な店舗もあるので、本格的にDIYをしたい方なら購入しておくのもよいでしょう。
給電方式で選ぶ
短時間の作業やコードがストレスに感じるならバッテリー式
使い勝手の良さで選ぶなら断然バッテリー式がおすすめ。コンセントの位置を気にせずどんどん作業をすることができます。屋内の作業はもちろん、手軽に持ち出すことができるので屋外でのDIYにも向いています。本体とバッテリーが別売りの場合もありますので、事前に詳細をよく確認しておきましょう。
屋内で長時間作業をするなら給電しながら使えるコンセント式
屋内で本格的にDIYを楽しみたいなら、時間を気にせずに使えるコンセント式がおすすめです。バッテリー残量を気にせず作業をすることができます。バッテリー式に比べ、価格が安価で本格的な電動ドリルが手に入るのも魅力のひとつ。部屋の広さや作業する場所を考慮し、コードの長さが合うものを準備しましょう。コードがあり最初は作業がしにくく感じるかもしれませんが慣れれば問題ありません。
サイズで選ぶ
小型タイプのドリルは軽く手にフィットし女性にもおすすめ
コンパクトでグリップが持ちやすい小型のドリル。軽いので女性に人気があります。簡単な家具の組み立てなら充分でしょう。ネジ打ち機能のみ付いているドライバーも多いので、もし穴を開ける作業も必要となりそうな場合は、どんな機能がついているドライバーなのかよく確認してから準備しましょう。安価で手に入るので電動ドライバーデビューの方にも向いています。
本格的な作業では必要に応じたサイズの大きくて安定感のあるドリル
電動ドリルを使うのにも慣れ、次のステップの電動ドリルを検討している方にはインパクトドライバーがおすすめ。重量があるタイプが多く、安定した作業を続けることができます。通常のDIYだと10.8V程度で良いですが、インパクトドライバーだと18Vタイプもあるので家のリフォームや長いビスを打ち込むのに向いています。
付加機能で選ぶ
ライトがついていると暗いところや狭いところでの作業に便利
家具を組み立てるときに棚の奥やちょっと暗い場所で作業をするときはLEDライト付きの電動ドリルが役に立ちます。ドリルの回転と共にライトが付く仕組みになっているタイプが主流。需要があるので割とどのタイプの電動ドリルにもついています。充電タイプの場合、電力を消耗しますのでライトを使用する前はフル充電にしておくと安心して作業に取り組めるでしょう。
無段変速機能付きなら用途に応じて回転数を変えられる
無段変速機能とは、スイッチの引き具合によりドリルの回転スピードを調節できる機能のことです。最初は弱めにドリルのスイッチを引くことで締め始めは回転をゆっくりさせ、ネジを真っ直ぐに打つことができます。ネジ穴をダメにしてしまうリスクを下げることもできますね。初心者にも安心して使うことができますよ。
電動ドリルのおすすめブランド・メーカー
リョービ株式会社
ハイスペックな機種を厳選
他のブランドに比べると電動ドリルのラインナップは少ないですが、良い機種を厳選して提供しています。ビス打ちと穴あけだけではなく錆落としや研磨に使える機種もあります。重くパワーが強いので中級者から上級者向けです。
株式会社マキタ
電動工具の知名度ナンバーワン
手軽に使えるボール型グリップや初心者でも使いやすいドライバドリル。中級者や上級者向けのハンマードリルまでとにかく種類が豊富です。お気に入りの1台が見つかるはず。シーン別に選べるのが魅力です。
ボッシュ電動工具
比較的小型なタイプが多く女性でも扱いやすい
ピストル型からスティックタイプまで用途に合わせて選びやすいです。他のブランドに比べると小型タイプが多く、女性でもグリップが握りやすいのが特徴。重量があるので持つときは少し注意が必要です。ビットセットの種類が豊富でDIY上級者には必要な機種が揃っています。
HiKOKI(ハイコーキ)
ハイクオリティーな機種が満載
金属や分厚い板など穴あけが難しいものにも対応する機種が勢揃い。上級者用の機種が多いです。バッテリー式からコンセント式まで揃っており、作業する場所によって選びやすいところも特徴。初心者対応のドリルドライバーもあります。
おすすめ&人気の電動ドリルランキング
充電式でおすすめの電動ドリル
マキタ-充電式振動ドライバドリル本体(16,608円)
防滴防じんで屋外の作業にも強い
ハイパワーで作業効率アップ。高速と低速の2段階変速機能付きで作業する素材によって使い分けられるところが安心ですね。石工や鉄工や木工に使えるプロ仕様なので上級者向けの機種です。バッテリーとケースは別売りなので合わせて準備しましょう。
全長22.5cmとコンパクトなピストル型なので、ガッチリ握れて疲れにくいのが特徴。他の機種と比べ明るい高輝度LEDライト2灯を搭載しているので暗いところの作業もはかどります。水や粉じんが入りにくい設計になっているので屋外の作業にも活躍します。
パナソニック-充電式ドリルドライバー(54,010円)
40周年限定モデル穴あけが粘り強く速いプロ使用
40周年アニバーサリーモデルでブラックとゴールドのスタイリッシュなボディの機種です。新開発モーターを搭載しているので穴あけが粘り強く、作業効率アップ。付属のケースは片付けやすく持ち運びにも便利。
本体にアルミチャックを採用し軽量化することで手首への負担を軽減しました。従来のモデルよりもLED照度をアップし暗い場所でもビット先端がくっきり見えます。18Vと威力が強いので本格的なリフォームにおすすめです。
ハイコーキ-振動ドライバドリル本体(24,575円)
クラス最速の穴あけスピードで作業効率アップ
ドリルドライバーでありながらインパクトドライバーの特徴である打撃性能を備えた機種です。そのため作業効率アップ。クラス最速の穴あけスピードを実現しました。威力も抜群なので上級者にも満足のいく1台です。
ドリルトルクとハンマー設定を簡単に変えることができるので、初心者にも使いやすいです。しかしパワーがある機種なので慣れるまではゆっくりと回転させながら使うと良いでしょう。バッテリー式ですが、充電の持ちが良いので長時間の作業も可能です。
リョービ-充電式ドライバドリル(15,116円)
無段変速スイッチで用途材質に合わせて作業できる
無段変速スイッチ搭載なのでスイッチの引き具合により手軽にスピード調節することが出来ます。用途や素材に合わせ簡単に使用可能。割れやすい木材へのネジ入れでも回転スピードを慎重に下げて行う事により、ゆっくりと締め付けることが出来るので元の素材を傷つける心配がありませんよ。
12Vのハイパワーですが、20段階での調節が可能で細かいトルク調整ができます。さらにスリムグリップで握りやすく、初心者にもおすすめ。厚めの木材にも金属にも対応しているので、本格的なDIYをしたい方にも満足のいく1台です。
小型でおすすめの電動ドリル
ボッシュ-充電式ドライバドリル本体(8,972円)
クラス最軽量でパワフル女性におすすめ
コンパクトボディとLEDライトを搭載しているので狭く暗い場所でも作業効率が上がります。さらにブレーキ付き電子無断変速機搭載。作業しにくい場所でも最適なスピードを選びながら進めることが出来ますよ。
重量は0.95kgと軽量です。充電式の中ではコンパクトで軽いので女性や初心者にもおすすめ。威力は10.8Vと程よい強さですので扱いやすい機種です。バッテリーと充電器は別売りなので合わせて揃えましょう。
リョービ-インパクトドライバー(26,100円)
充電式インパクトドリルでパワフル
18Vと威力が強いので分厚い木材へのねじ込みなど重作業をこなすことができます。インパクトドライバーにしては軽量なので本格的にDIYやリフォームをしたい女性でも使いやすい機種です。インパクトドライバーを初めて使う方にもおすすめですよ。
インパクトドライバーは本来音が大きいのですが、こちらの機種は作業音が静かなのも選ぶポイントです。キャリングケースもついていて片付けるのが簡単。さらに持ち運びに便利な屋外の作業にも向いています。
マキタ-充電式インパクトドライバー(36,570円)
ハイパワーでコンパクト女性にもおすすめ機種
18Vとインパクトドライバーならではのハイパワーを備えています。硬い木材や金属へも楽に穴をあけることができるので本格的にリフォームをしたい方におすすめ。最大締め付けトルクは165N.mで多種多様な素材に対応するパワーがあります。
ハイパワーな機能とは裏腹に13.5cmのコンパクトボディ。滑りにくく握りやすいグリップなので女性やインパクトドライバーが初めての方にも使いやすい機種です。強力なパワーを使い軽快に作業することが出来ますよ。
アイリスオーヤマ-インパクトドライバドリル(6,600円)
使いやすさ抜群インパクトドライバーデビューにおすすめ
インパクトドライバーの打撃によりネジ締めができるので厚みのある素材にも対応。自宅での本格的なDIYにもおすすめですね。うっかりネジを斜めに入れてしまった場合も回転方向をワンタッチで変更でいるので簡単にネジを緩めることができます。
バッテリーの着脱も簡単。屋外や高いところの作業にも使えます。手元に紐が付いているので腕を固定し安定して作業ができます。80N.m威力が強いですが使いやすいのでインパクトドライバーデビューに向いていますよ。
ロウヤ-電動ドライバーセット(2,990円)
機能とデザインを兼ね備えた1台見た目にもこだわる方におすすめ
まるでインテリアのようなおしゃれなデザイン。スリムなケースで持ち運びにも便利です。電動ドライバーなので穴を開ける機能は弱いですが、組み立て式の家具を自分で作るだけならこれで十分。12種類のビットが付属で付いているので多彩なネジに対応できます。
ビット部分はマグネット式になっているので初心者でも女性でも簡単に取り付けができます。はまるとカチッと音がするので安心ですよ。充電はアダプターをコンセントに繋ぐだけなので携帯電話を充電するかのように手軽です。
コード式でおすすめの電動ドリル
新興製作所-ドライバドリル(2,924円)
多彩な機能搭載でコスパ最強
スイッチの押し具合で強弱をつけられます。少し重たいですが利用には問題ありません。無段変速回転機能がついているのでボタンで強弱の使い分けができます。パワーが強めですのでゆっくりからスタートするのがおすすめです。
この金額でドリル機能まであるのでコスパが良く初心者が購入しても長く使える機種です。家具の組み立てやDIYをするのには十分なスペックですよ。回転を逆にするのも手元のボタンでワンタッチでできるので女性でも扱いやすい機種になっています。
リョービ-電動ドリル(6,490円)
軽くて手軽初心者におすすめ
コード式ドリルにしては軽い重量1kgで女性や初心者にもおすすめのドリルの入門機です。安定したグリップは手にフィットし握りやすく作業効率を良くします。回転数もあるので快適に穴を開けることもできますよ。
キーレスチャック式でドリル交換が手軽にできます。慣れない方でも簡単に着脱が可能。木材だけでなく薄い鉄板ぐらいの強度の素材なら穴を開けることができ、自宅でのDIYには問題ない機能は揃っています。
SK11-コード式ドリルドライバ(2,701円)
軽量で女性にもおすすめ
ハイパワーで金属の穴あけにも最適な1台。硬い素材のDIYにも無理なく使用することができます。コードが長めなのでコンセントが少し遠い場所や高いところでも簡単に作業ができて便利。もちろんドライバービットと鉄板用ドリルビットも付属してあるので様々な用途で使用可能です。
握り心地がよく手に馴染むラバーグリップを搭載。長時間でも快適な作業が実現できます。重量は420gと軽いので女性でも簡単に使えるのもメリットですね。ドライバーを使ったことのない初心者でも使いやすい1台です。
マキタ-電動ドリルコード式(7,330円)
ハイパワーで金属への穴あけにも対応
ハイパワーで金属や木材への穴あけを手軽にこなすことが出来ます。しかし、パワーコントロールは調整が難しく微妙な調節には向いていません。しっかりとした素材への穴あけやネジ打ちであれば使える機種でしょう。早さの調節が難しいので中級者や上級者向きの機種です。
中上級者になってくると長時間作業することもあるでしょう。その間何度も先端工具を交換することになります。キーレスチャック仕様で先端工具を締めるためのハンドルがあるので、他の道具を使わずに使いたい工具を緩まず素早い交換ができます。
まとめ
使用する用途にあった電動ドリルがおすすめ
初めて電動ドリルを使用する場合や繊細な作業をする場合はドライバドリルがおすすめです。手の大きさに合ったピストル型でグリップが握りやすいものを選ぶのがポイント。DIYをステップアップしてプロ並みの作業をしたい方にはインパクトドライバーがおすすめです。打撃を加えながら回転するのでかなり分厚い木材や鉄工への作業も可能にします。用途に応じて機種を選び快適なDIY生活を送ってくださいね。