読書をする際、長時間同じ体勢でいると首や肩が痛くなったり、疲れたりすることがありますよね。そんな時、ブックスタンドがあれば本を手に持って置く必要がなくなります。一言でブックスタンドと言っても素材や機能は実に様々。誤った選び方をしてしまうと、かえって使いづらいということもあり得ます。そこで今回はブックスタンドの選び方やおすすめ商品について解説していきます。是非参考にしてみてくださいね。
ブックスタンドの特徴
長時間の読書でも腕が疲れにくい
本を手に持ったまま長い間読書を続けていると、どうしても腕が疲れてきますよね。大型書籍や厚みのある本だとなおさらです。ブックスタンドは本を開いたまま立てて置いておけるので、重たい本を手に持つことなく読書を続けることが出来るようになります。もちろんページを押さえて固定することも出来れば、ページをめくることも可能ですよ。
本を見ながら作業することが出来る
ブックスタンドがあれば両手が空くため、本を見ながら作業することも可能になります。レシピ本を開いた状態で料理をすることも出来ますし、ハウツー本を見ながら手を動かしていくということも出来ます。ほとんどのブックスタンドは、見やすい位置に角度を調整できるようになっていますので、作業効率がアップすること間違なしです。
ブックスタンドの種類
置型タイプ
場所を問わずに手軽に使える
最もスタンダードなのが、置型タイプのブックスタンドです。一般的に書見台と呼ばれることもあります。テーブルに置いて使用するようになっており、厚みのある本や、大型の本を置いてもガタつきにくいのが特徴的。安定性も抜群ですよ。
ページをしっかり押さえてくれるので、風などで勝手にめくれることもありません。無理のない姿勢をキープできるので、首や肩が凝りやすい方にも最適です。使用しないときにはコンパクトに折りたたんで収納できるので、邪魔になることもありません。
アームタイプ
テーブルやベッドなどに固定して使用する
アームタイプは、専用のクリップやクランプを使ってテーブルやベッドなど好きなところに挟んで使用するタイプです。アームに関節がついているものなら、位置調節も簡単ですよ。ベッドに横になったまま読書をすることも出来るようになります。
アームタイプのブックスタンドは、作業スペースを邪魔しないというメリットもあります。レシピ本を見ながら料理をする際も、アームタイプなら調理スペースを最大限に活用できますよ。また仕事で資料整理をする際も、アームタイプなら資料をデスクに広げることなく、作業することが出来ます。
ブックスタンドの選び方
素材で選ぶ
木製だと耐久性に優れ丈夫
木製のブックスタンドは、木ならではのぬくもりが感じられるナチュラルさが魅力的。やや重みがある分、非常に安定感があり丈夫で長持ちします。使い続けていく内にだんだんと深みが増し、経年変化も楽しめますよ。多少力を加えても曲がったりガタついたりすることがありません。そのため、筆記台として使用するのもおすすめですよ。
プラスチック製は水回りでの使用に適している
プラスチック製のブックスタンドは、木製に比べて安定性はやや劣ります。しかしその分軽いというメリットがあります。普段は収納しておいて、こまめに出し入れしたいという方におすすめですね。最大の魅力は水や汚れに強いという点でしょう。プラスチック製なら汚れも落としやすく、水で洗えるので水回りでの使用にも最適です。
金属製はシンプルで持ち運びにも便利
金属製のブックスタンドは、素材自体が堅牢なので作りがシンプルなものが多いのが特徴的です。スッキリとしたデザインが多く、折りたたんだ際、最もコンパクトになるタイプです。その分、持ち運びもしやすいですよ。もちろん、多少水がかかっても大丈夫です。素材によってはそのまま放置しているとサビが発生することもありますので、濡れた時にはしっかり水気を拭き取っておきましょう。
本体のサイズと重量で選ぶ
雑誌やレシピ本を見るならA4〜A3サイズに対応したものを
ブックスタンドを選ぶ際は、デザインだけでなく自分の使用用途に合わせる必要があります。普段大きめの雑誌やレシピ本などをよく読むのであれば、それらの本に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。ハウツー本や雑誌の殆どはA4〜A3サイズですので、小さいブックスタンドでは支えきれないこともあります。少なくともA4サイズ対応以上のものを選ぶようにしましょう。
重量は500g以上のものが安定感があっておすすめ
重量が軽いブックスタンドは持ち運びしやすく、片付けも楽ちんというメリットがありますよね。しかし、ブックスタンドよりも本の方が重い場合は、ぐらついたり重みでひっくり返ってしまうこともあります。文庫本だと約150g程度で、厚めの新書だと約400g、週刊誌が約600g程度です。そのため、週刊誌よりも大きな本を挟む機会がある場合、本体重量は最低でも500g以上のものを選ぶようにしましょう。
高さや角度が調整できるかどうかで選ぶ
視点の高さが変えられると目や肩の負担が軽減
デスクの高さや読み手の座高によっては、ブックスタンドを使っても視点が低くて読みにくいということもありますよね。視点が低すぎたり高すぎたりすると、体に負担がかかってしまう可能性もあります。高さが好きな高さに調節できるタイプであれば、視点に合わせられるので無理な体勢になることなく読書を楽しめるようになりますよ。
細かく角度調節出来るものは見やすさもアップ
角度調節が出来るブックスタンドなら、より見やすくなりますよ。ホルダーの足部分を、ギザギザの段部分に挿し込んで角度調節するようになっているのが一般的。段数が多ければ多いほど、より細かい角度で調節することが可能です。アームタイプのブックスタンドの中には、ネジで無段階で角度が調節できるようになっているものもありますよ。
ページホルダーの強さで選ぶ
クリップ型はしっかりと抑え込めるのでレシピや作業本に最適
本をどのように固定するかどうかも重要なポイントですよね。ホルダー部分に大きめのクリップが付いており、それを使って固定するタイプはページをしっかり固定できますよ。クリップタイプは、基本的にページを開いたまま使用するのに向いています。レシピ本やハウツー本を開いたまま作業したい時には非常に重宝することでしょう。
直立型ホルダーは本に跡がつきにくくページがめくりやすい
本を固定する際、短めの脚を立ててページを固定するのが直立型ホルダーです。直立型ホルダーの多くは、本に当たる部分にフェルトやシリコンゴムといった柔らかい素材が付けられています。そのため、長時間押さえていても本に跡がつきにくくなっていますよ。ほとんど力を入れなくてもページがめくれるため、さくさくページをめくりたいという方におすすめです。
本体の性能の高さで選ぶ
折りたたみ可能なタイプなら収納もコンパクト
ブックスタンドの中には、本の展示用などに用いられる完全固定サイズ型のものもあります。しかし一般家庭内で固定型を使うとなると置き場所に困りますよね。折りたたみ可能なタイプであれば、使わないときにはコンパクトに収納できるので邪魔になりません。脚がたためるだけでなく、ベース部分もたためるタイプなら更に小さくなり、本棚に本と一緒に収納しておくことも出来ますよ。
本体底面に滑り止めが付いているものは読書に集中できる
テーブルが滑りやすい素材だと、ちょっと手が当たっただけでもブックスタンド本体が倒れてしまうことがあります。素材によっては、ブックスタンドを直接設置すると、傷がついてしまう可能性もありますよね。本体の底面に滑り止めが付いているタイプなら、多少の衝撃でも倒れることがありません。滑り止めにはゴムやシリコンなどが用いられていることが多く、接地面を傷つける心配も無用です。
ブックスタンドのおすすめブランド・メーカー
レイメイ藤井
木製のブックスタンドが人気の文房具メーカー
レイメイ藤井は、文具用品や事務用品を製造販売しているメーカーです。高品質で使い勝手のよい文具が揃っていることで文房具愛好家にも人気ですよね。木製のブックスタンドが有名で、サイズ展開も豊富ですよ。
株式会社エジソン
多彩なブックスタンドを取り扱っているメーカー
株式会社エジソンは、読書をとことん楽しむための様々な商品を取り扱っているメーカーです。置型タイプからアームタイプまで揃っています。特にアームタイプは種類も豊富で、取り付け場所などによって選べるのが魅力的ですよ。LEDライトやパーツなども別途購入可能です。
サンワサプライ
ブックスタンドやデータホルダーなどが豊富なメーカー
サンワサプライは、事務用品からパソコン周辺機器まで幅広い商品を取り揃えているメーカーです。リーズナブルな価格帯でありながら、高品質。サンワサプライのブックスタンドは事務用品として兼用できるものも多く、データホルダーとして使えるブックスタンドも人気があります。
SONiC(ソニック)
リビング学習に最適なブックスタンドが人気
ソニックは、キラリとアイデアが光る文房具類を製造販売しているメーカーです。特に学用文具に力を入れており、その中でもリビング学習に最適なブックスタンドが人気です。機能的でおしゃれなアイテムを探している方におすすめですよ。
おすすめ&人気のブックスタンドランキング
置型タイプでおすすめのブックスタンド
レイメイ藤井-アンティークブックスタンドL (2,173円)
回転式のページ抑えで厚みのある本もしっかり押さえられる
こちらはアンティーク感があり見た目もおしゃれなブックスタンドです。本を置く部分は木製で、優しい手触りが魅力的。長く使い続けていくことで、木ならではの経年変化も楽しめることでしょう。格子状になっているため、木製でも湿度による反りが起こりにくいよう工夫されています。
負荷が掛かりやすい部分はスチール製になっています。そのため安定感も抜群で、細かい調節が可能になっています。押さえ部分もスチール製で、本の厚さに合わせて調節できますよ。支え部分もスチール製で堅牢。5段階まで角度調節が可能で、分厚い本を挟んでもびくともしません。
SONiC-勉強がはかどる書見台 (940円)
6段階の角度調節機能でページストッパー付き
こちらはお子さんの学習に最適なブックスタンドです。勉強中に教科書や参考書を手で抑えておく必要がないため、より効率よく学習出来るようになっています。読書習慣を身につけたり、正しい姿勢を維持したりするのにも効果的ですよ。
もちろん、お子さんだけに限らず幅広く活用できるのも魅力的。ページストッパーが付いている上に、プラスチック製で水にも強いので、レシピ本を見ながら料理するのにも向いています。使わないときにはコンパクトにたためるので、収納場所も取りません。
essante-ブックスタンド (2,980円)
安定感抜群で読書だけでなく筆記にも使える木製ブックスタンド
こちらのブックスタンドは、湿気にも衝撃にも強いMDF素材製。ネジを使っていないので、使用している内にネジ部分が引っかかったり緩んできたりすることもありません。コイルスプリング方式を採用しているため、ネジがなくても55mmの厚さの本までしっかり挟めます。
ブックスタンドをタブレットホルダーや筆記台として使用する方も多いですよね。このブックスタンドは、本のホルダー部分を折りたたんで収納することが出来るため、筆記の邪魔をしたり、タブレットの画面を遮ることがありません。なんと13段階まで角度が調節できるので肩こり解消にもおすすめですね。
サンワサプライ-ブックスタンドデータホルダー (2,010円)
高さ調節が可能でクリップを挟んだままでもページがめくりやすい
本のサイズは実に様々で、横長のものもあれば縦長のものもありますよね。こちらは、本を縦開きにしても使えるタイプのブックスタンドです。クリップ部分を上に85mmも伸ばすことが出来るので、一般的なブックスタンドでは挟みにくい薄くて縦長の本や書類もしっかり挟めるようになっています。
大きめのブックスタンドは、使わないときの収納場所に困るという方も多いでしょう。その点、こちらのブックスタンドには中央部にハガキサイズのくぼみが設けられています。普段は絵葉書やハガキサイズの写真などを飾っておけるので、インテリアとしても使えますよ。
QueensCity-ブックスタンド (1,680円)
プラスチック製なのでキッチンでのレシピ表示におすすめ
全体を黒で統一した、無駄の無いスタイリッシュなデザインが魅力的です。板面が28.5×18.5cmと大きくて広々としています。そのため、写真集や絵本などの大型書籍をセットすることも可能です。本体サイズは大きめですが、使用しないときには脚を折りたたんで収納することも出来ますよ。
大きな板面を活かして、お絵かきの筆記台や譜面台としても活用できます。プラスチック製ですので、水や汚れにも強く、キッチンやDIY作業場での使用にもおすすめです。スタンド部分のみ金属製で安定感も抜群。7段階まで角度調節も出来ますよ。
アーム型でおすすめのブックスタンド
株式会社エジソン-ほんとeスタンド/S (7,920円)
テーブルの端に取り付けて書見台やタブレットホルダーとして使える
ブックスタンドを使うと作業スペースが圧迫されるという方にはこちらのタイプがおすすめです。デスクの端にクランプで取り付けることにより、本を浮かせた状態で開いておくことが出来るようになっています。デスクの上を最大限有効活用することが出来ますよ。
本体をセットする位置を変えれば、ベッドに横になったまま読書をすることも出来ますよ。もちろん、タブレット類もホールドできるため、仕事のサブディスプレイ置き場として使ったり、寝ながら動画視聴を楽しんだりすることも可能。ライト付きなのも嬉しいポイントですね。
サンワサプライ-データホルダー (2,561円)
データ入力やレシピ表示などにおすすめ
データ入力や書類整理などで、重宝するのがこちらのタイプです。デスクにクランプで取り付けるようになっていますが、アームが長いのでかなり手前側まで板面を動かすことが出来ます。関節部分が多いので、位置や角度の調節も簡単ですよ。
上下に動くスケールが付いているのが最大のポイント。書類整理等では、今どこを入力しているのか分からなくなることも多いですよね。スケールを動かすことで、今どの部分を見ているのか一目瞭然です。スケールは左右どちらにも取り付けられるので、利き手によって使い分けられます。
株式会社エジソン-寝ながら読書/タブレット (14,310円)
脚とライト付きでベッドに横になった状態でも読書が楽しめる
こちらはアームに伸縮可能なスタンドが付いたタイプです。フラットベッドなどで、クランプが挟めない場合におすすめですよ。挟む場所を考えなくていいので、ベッドの上下左右、どこにでもセットできるようになっています。
書見台とタブレットホルダーを付け替えられるのも魅力的。書見台は高さが変えられる上にバインダー部分の押さえ圧も調節可能です。もちろん傾斜角も変更可能。付属のタブレットホルダーに付け替えると、画面を遮ることなくしっかりタブレットが挟み込めるようになりますよ。
おしゃれでおすすめのブックスタンド
monocco-ブックスタンド (4,413円)
透かし模様の竹製ブックスタンドなので和室にピッタリ
こちらは、おしゃれな透かし模様が入った竹製のブックスタンドです。まるで欄間を彷彿とさせるデザインになっていますので、和室に非常によく馴染みますよ。竹ならではの滑らかな手触りと丈夫さが魅力的で、ギフトとしても喜ばれることでしょう。
もちろんブックスタンドとしての機能性も十分。約39×28cmと板面も広いので、大型の書籍も倒れる心配がありません。5段階の角度調節も可能です。使用しないときには脚を折りたたんでスッキリ収納出来ますよ。
レイメイ藤井-ブックスタンド 真鍮製 (6,132円)
高級感抜群の真鍮製ブックスタンドで経年変化も楽しめる
パッと見ただけでも高級感が伝わってくるのが、こちらのブックスタンドです。腐食に強い真鍮製で、やわらかみのある光沢が美しいですね。真鍮は長く使っていると酸化によって徐々に黒く変色していきます。それによってアンティーク感が増すので経年変化を楽しみたい方にもおすすめです。
ページ押さえや本を置く部分はしっかり固定できるようになっており、重たい本を載せても大丈夫。もちろん、押さえ部分には柔らかい素材が使われているので大切な本を傷める心配はありません。本体の裏面にはフェルトが貼り付けてあるため、滑ることなく使えますよ。
サテンデ-マルチブックスタンド (2,970円)
ユニークなデザインで折りたたんで持ち運ぶことも可能
見た目のインパクトが抜群なのがこちらのブックスタンドです。他のブックスタンドとは違うユニークなデザインで、パタンパタンと組み立てて使うようになっています。専用の収納ケースが付いてくるため、ブックスタンドをどこにでも持ち運びたいという方におすすめですよ。
本だけでなく、スマホやタブレットのホルダーとしても優秀。文庫本から中型のタブレットまで対応しています。ページ押さえが透明なので、文字や画面を遮ることもありません。ページをホールドした状態でも片手でページがめくれますよ。
ISSEIKI GOODS-プラット 書見台 (5,980円)
高級感のあるウォールナット素材でギフトにもおすすめ
こちらは板面もページ押さえ部分も、ほぼ殆どのパーツがウォルナット素材で作られています。ウォルナットとは、クルミの木のこと。非常に堅くて丈夫なことから家具などにもよく使われている素材です。木製ブックスタンドの中でも特に頑丈なタイプと言えるでしょう。
脚部分ももちろんウォルナット製。4段階の角度調節も可能で、使用しないときにはフラットに折り畳めますよ。また、スマホやタブレットのスタンドとしても使用可能。本を置く部分の中央にはコード用の穴も空いているため、充電しながら使えます。
まとめ
よく読む本のサイズに合ったブックスタンドがおすすめ
普段、文庫本しか読まないのに大型ブックスタンドだと邪魔ですし、写真集やレシピ本を読むのにコンパクトタイプだと倒れてしまうこともありますよね。自分が普段読む本のサイズに合ったブックスタンドを選ぶのがポイントです。今回は、ブックスタンドについておすすめ商品を挙げながら詳しく解説してきました。自分にピッタリの一台を見つけて、是非、楽しい読書ライフに活用してみてくださいね。