ドライブレコーダーは何かあった時に映像が証拠となり自分を守ってくれる、保険のような存在ですね。しかし、取り付けがめんどくさそうと思って二の足を踏んでいた方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、ミラー型ドライブレコーダー。 既存のミラーに取り付けるだけなので、女性の方でも簡単に取り付けできます。 この記事では、ドライブレコーダーの種類や選び方をご紹介します。ユピテルをはじめ人気の日本製の製品はもちろん、日本車に合った右カメラ仕様の製品、前後カメラ搭載のもの、海外製でも日本語の 説明書が付いている製品など幅広くご紹介します。 ミラー型になってより身近になったドライブレコーダーで、 安全にドライブを楽しみたい方におすすめの記事です。
ミラー型ドライブレコーダーのメリット
車のルームミラーの背面に装着するため視界をさえぎらない
従来のドライブレコーダーはフロントガラス上など、視界をさえぎる場所に設置されている事が多いですよね。ミラー型ドライブレコーダーなら、既存のミラーに取り付けるため視界を遮りません。運転席からの視界を設置前と変える事がないので、見た目もすっきりしますよ。
既存のルームミラーに取り付けるだけなので機械操作が苦手な人でも簡単
ドライブレコーダーの中には設置が複雑で、自分では取り付けが難しいドライブレコーダーもあります。ルームミラー型ドライブレコーダーは、元々車に付いているルームミラーに付属のバンドなどで設置するだけですよ。取り付けの簡単さが魅力です。購入したらすぐに使用できるのも嬉しいポイント。
ミラー型ドライブレコーダーのデメリット
ミラーと連動して動くため撮影範囲がずれることがある
車に乗った際に、まずミラーを自分の高さに合うように調整しますよね。前に乗っていた人が、真正面で撮影されるようドライブレコーダーがの角度を調整しているはずなので、自分がミラーを動かすことでドライブレコーダーに映る角度が変わってしまいます。そのため、乗車時にミラーを調整する際は、一緒にドライブレコーダーの角度も調整するようにしましょう。大事な時にドライブレコーダーが撮れていなかった、という事が避けられます。
後続車との距離感がつかみにくくなる
ミラー型のドライブレコーダーを設置すると、ミラーが大きく広範囲が映るために、後ろの車が近くにいるのに遠くに見えてしまうことがあります。車線変更の時など、モニターだけでは分かりにくい場面もあるかもしれません。しかし何回か運転しているとその距離感にも慣れてきますので、ミラー型ドライブレコーダーに付け替えてからしばらくの間、慎重に運転すれば問題ありません。どうしても心配な方は補助ミラーを取り付けて対策すると良いでしょう。
ミラー型ドライブレコーダーの種類
一体型
ミラーとカメラの向きが連動しているので運転者が決まっている車に最適
ミラーを動かすと同時にカメラが動くタイプです。ミラーを動かすたびにカメラの位置が動きます。そのため、使用する人によっては撮影する場所がブレてしまうことも。ミラーの位置を動かすことが少ない1人ドライバーの人におすすめです。
一体型はミラーとカメラが一体となっているため、カメラを別に設置する必要がありません。そのため場所を取らずに、車内をすっきりと見せる事ができます。車内にあまり物を置きたくない方や、車のインテリアにこだわりのある方におすすめ。
セパレート型
ミラーの角度を変えてもカメラが動かないので運転者が変わる車におすすめ
一体型と違いミラーとカメラが離れているタイプ。かさばるのがデメリットですが、カメラの位置を気にせずミラーを調整できますよ。1台の車を家族や兄弟でシェアして運転する方や、ミラーの位置を頻繁に変える人におすすめです。
最近では技術が進み、高性能のカメラを一体型に取り付ける事ができるため、セパレート型のメリットは薄れてきています。セパレート型は本体と離れていて任意の場所に設置できるため自由度が高いです。例えば熱害を受けにくい場所に設置する事も可能です。
ミラー型ドライブレコーダーの選び方
録画できる範囲で選ぶ
前後録画タイプなら後方からの追突やあおり運転のトラブルもしっかり撮影
前後カメラタイプだと、前だけでなく後ろからの事故もしっかり撮影できるのが魅力。ドライブレコーダーセットになっている後方カメラは車内に設置するか、ナンバープレートの上など車外に設置してリアカメラとして後方を撮影できます。運転に自信がない人は、後方カメラのガイド表示などがある運転支援機能付きモデルがおすすめ。
広角レンズタイプなら360度撮影できるので左右の死角や社内も撮影できる
車の後ろにカメラがない代わりに広角レンズを使っているタイプもあります。360度広角レンズは車両の全方位どこでも撮影録画できる点がメリットです。前後からだけでなく曲がり角の事故などの場合、左右からの接触トラブルが多くなります。前後カメラでは撮影しにくい隣の角度も逃さず撮影。前後カメラタイプに比べて高額になりがちですが、前後左右死角なしで撮影できるので安心です。
製造元で選ぶ
購入後のサポートが充実していているので日本製は安心
海外製だと廉価な製品も多いですが、アフターケアの事を考えるなら国産がおすすめ。保障が付いている事が多いので万一故障した時に修理してもらえるのは安心ですね。メーカーによっては交通事故ドライブレコーダー買替保障制度が付いていることもあります。事故でドライブレコーダーが壊れた際の保障まで付くのは嬉しいですね。事前登録が必要なので、購入時にチェックしましょう。
録画するというシンプルな機能がついていれば十分という方には廉価な海外製も
海外製は、廉価品が多いのがメリットです。本当に使うシンプルな機能だけであれば海外製のドライブレコーダーでも十分に活用できます。少し価格帯を広げれば、性能が良くさまざまな機能を備えたドライブレコーダーも多く発売されています。しかし、海外製のドライブレコーダーは説明書が日本語ではなかったり、アフターサポートがスムーズに受けられなかったりすることもありますので、購入前に確認するようにしましょう。
画素数で選ぶ
200万画素以上ならナンバープレートまで鮮明に撮影できる
事故にあった時に重要なことは、状況証拠を残すこと。その中でも重要なのが、相手の車のナンバープレートをはっきりと撮影することです。画質の良さは一般的に画素数と解像度で決まりますが、最近の製品はほとんどがフルHD対応です。そのため、選ぶ際には画素数が200万画素以上の製品を選びましょう。
旅行などの記録用としても使いたい方は400万画素
最高画質400万画素であれば、従来の標準である200万画素よりさらに点が細かくなり、なめらかで鮮明な映像を撮影することができます。周囲の信号や通行人の状況などをしっかり記録したい場合に最適です。また事故やトラブルの際の記録という用途だけではなく、きれいな映像で旅行などの思い出を残しておきたい方にもおすすめです。
付加機能で選ぶ
絶対に事故の映像を残したいならGセンサー付き
Gセンサー機能は加速度センサーとも呼ばれ、車に一定以上の大きな衝撃を感知した場合に、自動で録画を開始します。さらに記録画像を上書き禁止にして、分けて保護してくれますよ。これなら、焦ってしまいがちな事故の時でも安心です。
事故前後の様子も記録するならループ機能付き
車に乗る度に映像を記録していると、録画先はすぐに容量オーバーになってしまいます。そのまま走行してしまうとドライブレコーダーはついているだけで、録画できない状態です。撮りたいシーンを撮り逃してしまうかもしれません。ループ録画機能なら自動で古いデータに上書きをし、録画漏れを防いでくれるので車の使用頻度が高い方でも安心です。
駐車監視機能があれば盗難や当て逃げの証拠になる
意外と多いのが自身が車を離れている駐車中に衝突されるトラブルです。狭い駐車場でよく起こる当て逃げなどのトラブル時、ドライブレコーダーが作動していなければ何も証拠は残りませんよね。駐車中に衝突されても、自動的に電源が入って録画を開始してくれるのが駐車監視機能。衝撃を感知した前後数十秒を録画してくれるドライブレコーダーもあれば、24時間監視をし常時録画できるドライブレコーダーもあります。会社や自宅などで離れた場所に駐車する機会が多い場合に、あると嬉しい機能です。
ミラー型ドライブレコーダーのおすすめブランド・メーカー
YUPITERU(ユピテル)
ドライブレコーダーのお客様満足度1位を獲得
豊富なラインナップを揃えており、前後を記録できる2カメラシリーズ。夜間や暗所に強いSUPER NIGHTシリーズなどが人気です。公式サイトによると、ユピテルは日本マーケティング機構が実施した「ドライブレコーダーのお客様満足度」で1位を獲得しています。
コムテック
ドライブレコーダーの国内シェア1位
まだドライブレコーダーが注目されていない頃からドライブレコーダーを販売しています。公式HPによるとドライブレコーダー2年連続販売数量ナンバー1。高画質フルHDやHDR機能搭載モデルなどをラインナップしています。注目の駐車監視機能搭載モデルや360度カメラの他、前後2カメラ対応モデルも続々登場。
CELLSTAR(セルスター)
簡単操作モデルなど他社とは違ったドライブレコーダーを販売
機械操作が苦手なひとでも簡単に操作できるモデルなど、独自のモデルを販売しています。国内の自社工場で生産していて最長3年保証も嬉しいですね。セルスターのドライブレコーダーは軽自動車からミニバンまでいろいろな車に取り付けが可能です。撮影の角度が最適になるよう取り付け自由度の高い専用マウントベース(取り付け部品))採用しているのが特徴。
PAPAGO(パパゴ)
台湾で創業し世界販売台数100万台
2012年に設立されたパパゴ・ジャパンは、カーエレクトロニクス製品を専門に手掛けるブランド。世界各国で高い人気を誇っています。なかでも、多彩な機能を併せ持ち、多くのアイディアを盛り込んだドライブレコーダーが注目されていますよ。
おすすめ&人気のミラー型ドライブレコーダーランキング
日本製でおすすめのミラー型ドライブレコーダー
セルスター CSD-620FH(20,980円)
セパレートミラー型でカメラ位置自由に設置
セパレートミラーはお好みの位置に取付可能で使い方様々。例えばカメラの取り付け位置を後部座席にして、自分は運転しながら子供やペットの様子を見ることもできます。通常国内メーカーは1年保証が多いですが、3年保証付きな事も安心ですね。
別売のケーブル「GDO-10」を接続することにより、最大12時間の駐車監視機能を作動できます。長い時間自分が車の近くに居ないときでも愛車を守れるのが魅力。車内録画をしたい方、駐車監視機能がほしい方におすすめです。
ユピテル -DRY-FH230M(35,760円)
デザインすっきり信頼の国産製
映像と同時に音声記録もするので、トラブルにあった時の状況確認が明確に記録できます。スーパーキャパシタを搭載しており、何かの衝撃などで急に電源が切れた場合には、バックアップ機能が働きます。現在記録中の映像を失わずに保存するので安心。
microSD(8GB)が付属しているので、買ったその日からすぐに走行映像を記録できます。撮影する動画の解像度は4段階から選択できるのも魅力。SDの容量を考慮して長時間録画が可能です。
ビッグパワー -MDR-MT(18,150円)
WDR搭載により白とびや黒つぶれがなく逆光にも強い
トンネルに出入りする瞬間など、運転中に急激に明るさが変化する事は多いもの。トンネルを出た瞬間に映像がみだれてはドライブレコーダーの意味がありませんよね。MDR-MTは、急な明るさの変化時にも、映像を補正してクリアに録画。ナイトビジョンも搭載しており雨や悪天候時でもしっかりと撮影できます。
Gセンサーを搭載しており、衝撃を感知すると自動的に録画を開始。ループ録画機能を搭載しているので録画容量がいっぱいになっても、自動で古いファイルから上書きされます。容量がいっぱいになるたびにデータを移す煩わしさがありません。
PAPAGO JAPAN-GoSafe M790S1(22,910円)
標準装備以外にも独自のドライブ支援機能が多数
パソコンで動画を再生するための専用ソフトをダウンロードして利用できます。別売オプション「GPSアンテナ」を使えば、速度や経度、緯度など記録された走行ルートをGoogleマップ上に表示します。これだけで旅の記録が作れそうですね。
モニター画像の速度制限標識を読み取り、もし速度超過したら音が鳴って注意を促します。また前の車が発進すると警告表示とアラームで知らせる出発遅延警告も装備。その他ライト点灯忘れ警告やドライバー疲労警告など安全ドライブに役立つ機能満載です。より安全にドライブしたい方におすすめ。
リーズナブルでおすすめのミラー型ドライブレコーダー
JADO-ドライブレコーダー 前後録画 対応車載カメラキット(9,990円)
運転支援システム搭載
車線を踏み越えそうになると合図で知らせてくれます。運転に自信がある人は運転支援機能をOFFにすることもできます。フロントカメラは1080Pでフルハイビジョン高画質カメラを搭載。前後とも140度の撮影ができるので録画視野の十分な機能を備えています。
常時録画に加えて、衝撃を感じたときに自動で録画が開始されるGセンサー搭載。いざというときにしっかりと証拠を残してくれます。古いファイルから上書きをして自動でループ録画が行われるのでメモリを気にする必要がないのも嬉しい。
AUTOWORLD-R0005(9,980円)
軽量コンパクト
本体330gで13mmの厚みなので従来モデルよりも10%以上軽量化しています。ですのでミラーを取り付けても圧迫感がありません。女性でも取り付けバンドで簡単に取り付ける事ができるのも魅力。車内をすっきり見せたい方におすすめです。
エンジンをONにすると自動で録画が始まります。撮影した画像はWindowsPCで再生可能。衝撃を察知して録画を開始するGセンサーや、容量がいっぱいになると自動で上書き録画される機能が標準装備されています。
eonon-R0014(8,900円)
フロント135度リア125度2カメラ同時録画
ギアをバックに入れると、本体は自動的にバック画面に切り替わります。ガイドライン表示があり駐車が格段にしやすくなります。バックでの駐車が苦手な人におすすめ。また、駐車監視機能も標準装備で自分が居ないときに何かあっても安心です。
画面は最新アンドロイド9.0搭載の大画面。マイクロSDは付属しておりませんが、レビュー投稿でプレゼントされる企画が不定期で開催されているので購入前にチェックしてみて下さい。廉価品ながら六ヶ月保証があります。メニューも説明書も日本語表示あり。
YULU-YM9(13,880円)
11.88インチ超大画面170°超広角で従来の3倍の視野
トンネルを抜けるときなど逆光で見にくい時も、HDR逆行補正機能でしっかりと撮影できます。前後2カメラとも暗視に強いものを搭載。そのため、夜間やトンネルなど光の少ない場所でも圧倒的な明るい画像が撮影できます。
車内は夏になると高温になるのでドライブレコーダーは様々な自然環境に対応することが必要です。こちらの製品は-25度から75度まで、耐寒耐熱に耐える性能を実現しています。気温差が激しい場所に住んでいる人におすすめです。
右カメラ仕様でおすすめのミラー型ドライブレコーダー
液晶王国-QD-M101(11,600円)
15,000台を売り上げたレコーダーが8つの改良
カメラの稼働が12度動くので、カメラアングルを自由に微調整できるレコーダーです。カメラの位置が日本車仕様で右に設置されているので、ミラーを傾けても道路の中央を撮影することができます。そのため、カメラの位置調整のストレスがありません。
鏡部分の枠がないフレームレスなので、デザインがすっきりしていてスタイリッシュです。背面も丸みのある形状でどんな車種にもなじみやすいですよ。車内のインテリアを柔らかくしたい女性の方や、シンプルなデザインが好きな方におすすめです。
PAPAGO- GoSafe 268(18,619円)
SONY製CMOSセンサー搭載
ワンランク上の200万画素のSONY Exmor CMOSセンサーを採用。従来のフルHD画質より美しく滑らか、ノイズを極めて抑えた映像を録画できます。HDR機能により、明かるさに差がある映像を撮影する時の白とびや黒つぶれをなくして録画するので見やすいです。画像の美しさにこだわる方におすすめです。
曲面率1400Rのワイドミラー式により後方の広い視野を見る事ができるので運転しやすいです。さらに特殊なミラー加工で後ろの車のヘッドライトの眩しさを軽減しするので眩しくないですよ。別売のGPSアンテナを付けると、速度超過時やライト点灯時にアラームを鳴らしてくれる機能を付ける事もできます。
PORMIDO-PR997(16,999円)
170°超広角レンズで死角を減らす
後方を録画するリアカメラは車内専用型を採用しているので、カメラケーブル10mが付属しています。10mと長いので、ワンボックスカーなど大型車にも取り付け可能。GPS機能と駐車監視機能も標準装備で万一の時も安心できます。
2枚の反射防止フィルムと64GBのSDカードが付属。フィルムを液晶に貼ることでミラーへの映り込みを防止できます。ミラー型ドライブレコーダーは全体的に映り込みが気になるという声も多いので、フィルム付は嬉しいですね。
AKEEYO-AKY-X2GR(21,999円)
昼夜問わず明るく鮮明に撮影
前後カメラともに200万画素のSONYのSTARVISを搭載。暗所での撮影に強いので、薄暗い夕方などヘッドライトを付けていない状態でも鮮明に撮影できます。夕方から夜間によく運転する方におすすめ。
バック連動機能搭載で、バックする時に自動でリアカメラ画面のアングルが下向きになります。バック時のカメラのアングルは、自分好みに調整可能。次にバックする時は前回調整後のアングルを表示するので毎回調整する煩わしさがありません。
COMTEC-HDR-112MG(33,040円)
セパレートミラータイプ
SDカードが破損している場合、通常通り起動してしまうと映像を記録できません。HDR-112MGでは起動時にSDカードをチェックし、カードが破損していた場合は液晶表示で異常を知らせてくれます。撮り逃しを防止できるのが嬉しい特徴です。
約0.7mのカメラユニットケーブルで、ルームミラーとフロントガラスに距離がある車種でも取付ができます。本体重量337gの軽量設計で、本体の重量によるぐらつきやブレを軽減し、安定した設置が可能ですよ。大きい車種に乗っている方におすすめです。
まとめ
前後録画タイプで高画質な日本製なミラー型ドライブレコーダーがおすすめ
ミラー型ドライブレコーダーを選ぶうえで一番大切なことは、自分に必要な機能を備えているドライブレコーダーを選ぶことです。今回はミラー型ドライブレコーダーについて、人気のメーカーや、あると便利な機能を挙げながら詳しく解説しました。ぜひ皆さんも、自分にぴったりのミラー型ドライブレコーダーを選んでくださいね。