
何度抜いても生えてくる雑草に困っている方も多いでしょう。その問題を解決してくれるのが防草シートです。しかし、初めて防草シートを使う方はどれを買えばいいかわかりません。そこで、人気の防草シートをランキング形式で紹介します。あわせて防草シートのメリットや選び方も解説するのでピッタリな防草シートを見つけてくださいね。
防草シートのメリット
雑草管理の手間を省く

駐車場やお庭、お墓で雑草を取り除く作業は大変ですよね。いくら抜いてもすぐに生えてきて手間と時間が取られてしまいます。そんな時、防草シートを使えば雑草を管理する手間が省けます。特に、気温の高い日に長時間に渡り雑草を抜いていては、熱中症の危険性も高まりますよね。防草シートさえ装備すれば、様々なリスクや手間が減らせますよ。
雑草によって増える害虫や害獣を減らす

雑草をそのままにしておくと虫が増えてしまいます。家庭菜園をしている方は、周りに雑草が多いとせっかく育てた野菜や果物が虫に食われてしまいますよね。虫が増えると人間や飼っているペットにも良くありません。防草シートを使えば雑草を食べにくる害獣も防止できます。
除草剤に含まれる薬剤を使用しなくて済む

雑草対策として知られているのが除草剤です。しかし除草剤の薬剤は強力で、素手で触れることはできませんよね。お庭で除草剤を使用した場合、薬剤のかかった草花をペットが舐めてしまうと大変危険です。子供をお庭で遊ばせるのも心配ですよね。除草剤である程度雑草を駆除した後に防草シートを敷くと、安全な上に効果がアップします。
防草シートのデメリット
見た目が良いとは言い難い

防草シートのデメリットは見た目です。その中でも黒の防草シートは視覚的にも良いとは言えませんよね。敷く範囲が広いと暗い感じがして重たい雰囲気に。現在では緑色や茶色が販売されており、見た目の悪さは少し軽減されたとも言えるでしょう。それでも見た目が気になる方は、上に砂利を敷くのがおすすめです。
いずれは劣化するので定期的なチェックが必要

防草シートには耐用年数という表示がされています。例えば5年と記載があれば、5年経つと交換する必要があるということ。中には耐用年数が10年や15年といった長いものもあります。耐用年数を伸ばすにはいくつかのコツがあります。まずは、敷く前にある程度、雑草を枯らせておくこと。そうすると雑草がシートを突き抜けることがありません。敷いた後はシートの上を定期的に掃除し、ピンでしっかり固定しておきます。少しの破損なら粘着テープで補修しましょう。
防草シートの種類
不織布タイプ
除草効果と耐久性が高い

不織布とは繊維を織らずに絡み合わせて作られた布です。つまり、織っていない布を指し、フェルトや紙などが同じ工程で作られています。不織布の特徴は均一に織られていない為、強度や伸びに方向性を持たない点。そのため、耐久性が高く長く使用していても、隙間ができにくいところがメリットです。

その分、織布タイプよりも価格が高くなります。値段は高くなりますが、それだけ耐用年数が高くなるのでコスパ的にはお得ですね。雑草の中でもチガヤやスギナなどの強害と言われる雑草が生えているところにおすすめです。
織布タイプ
リーズナブルで手に入れやすい

織布とは織物の総称で、麻や綿など繊維を織って薄く加工したものです。織布タイプの防草シートの一番のメリットは、値段の安さです。ホームセンターにも売られており、買いやすいですよね。広い範囲に敷く場合は、織布タイプがおすすめです。

繊維を織り込んで作られているため、引っ張り強度の高さが特徴。しかし、一度ほつれてしまうと、穴が広がってしまうデメリットも。突き抜ける力の強いチガヤやスギナなどはシートの隙間から出てしまうこともあるでしょう。お庭に生える一般的な雑草であれば十分な対策ができますよ。
防草シートの選び方
使用方法で選ぶ
むき出しで使用するなら日光による劣化を防止する遮光性に優れたものを

防草シートの上に何も敷かずそのまま使用する際には、長時間直射日光に当たることになります。そうすると、防草シートは紫外線によって劣化し、破れてゴミの原因にもなります。劣化を防ぐには遮光性に優れた防草シートがおすすめです。また、防草シートを敷く時には、シートの数カ所をピンで固定しておきましょう。そうすることで風が吹いて飛んでしまうことを防止し、シートがめくれて紫外線があたるのを防ぎます。
砂利下に使用するなら雨水を通しやすい透水性に優れたものを

砂利の下に防草シートを敷くなら、透水性のあるものがおすすめです。防草シートに透水性がなければシートの下に水が溜まってしまいます。特に砂利を敷いた後に水が溜まってしまうと、歩いた時にビチョビチョになってしまいます。さらに、傾斜があればシートの上を水が流れていきますが、平らな所では留まりますよね。それによって虫が湧きやすくなり、カビの原因にもなってしまいますよ。
使用場所で選ぶ
突き抜ける力のある雑草が生えている場所なら破れにくい厚みのあるものを

防草シートには様々な厚みのものがラインナップしています。厚みのある防草シートは、それだけ重量が重くなり施工するのが大変になってしまいます。一般的な防草シートは0.4mm程度なので、さらに突き抜ける力のある雑草であれば、0.6mm以上あればOK。薄いシートを何度も突き抜けてくるような雑草には、厚めの防草シートにすれば張り替えの手間が軽減できますよ。
駐車場には耐候性と耐摩耗性が高いものを

駐車場が土の場合、雑草が生えてきて車につく傷が心配ですよね。しかし、コンクリートを敷くとなると金銭的な負担が大きくなります。安く済ませるには防草シートがおすすめです。重量のある車が耐えられるような高い耐摩耗性の防草シートを選びましょう。さらに、耐候性があれば更に長持ちしますよ。雨による水たまりが気になる方は、適度な透水性を持つ防草シートがおすすめです。
家の庭やベランダには見栄えの良い人工芝タイプのものを

駐車場や空き地などは黒色の防草シートでも良いですが、お家の庭では見た目が良くないですよね。そういう場合は、人工芝タイプの防草シートがおすすめです。人工芝なら青々とした見た目と手触りがメリット。夏は裸足で歩くこともできますよ。水はけ効果もあり、施工作業やメンテナンスが楽ちんです。子供やペットにも安心ですね。
カラーで選ぶ
カラーに迷ったらスタンダードな黒色

どのメーカーでも取り扱っているのが黒色です。スタンダードな色で種類が多いのが特徴。防草シートに黒色が多いのにはちゃんとした理由があります。それは、黒は日光を一番遮断できるカラーだからです。日傘でも一番多いのは黒色ですよね。雑草が育ってしまう条件は、光と空気と水の3つが揃うことです。黒にすることでその中のひとつである光を遮り、雑草の成長を妨げます。
砂利下に敷くならシートが見えても違和感が少ない茶色

以前は黒ばかりだった防草シートに茶色が販売されるようになったのは、敷いても違和感のないカラーが求められたからです。黒の防草シートは敷く場所によって目立ってしまいます。茶色であればシートがずれたとしても、土が茶色なので目立ちにくいですよね。砂利の下に敷いていても、同じように土が見えているようで違和感が少ないでしょう。
雑草を抑制しつつ農作物を育てるなら緑色

緑色のシートは雑草が生えてきても目立ちにくい点がメリットです。緑化に力を入れている側に敷いておけば周りのカラーと馴染みますよね。また、農作物を育てている場合には緑の防草シートがおすすめです。特に、自然農法の場合、雑草を駆除せずに育てますよね。かといって、全ての雑草を生やしていては作物の育ちが悪くなります。そういう場合は、緑色の除草シートである程度の光を入れつつ、雑草と農作物が共存できるようにしましょう。
防草シートのおすすめブランド・メーカー
プランテックス
様々な用途に合った産業用機器を開発

ポリプロピレンのスパンボンド不織布で作られた防草シートは、衝撃や引っ掛けに強い優れた耐久性が特徴です。農業だけではなく路盤やブロック、砂利の沈下防止などに使えるシートも販売。高品質で様々なニーズに対応します。
日本農業システム
品揃えの良さと高い品質が魅力

日本農業システムのオリジナル防草シートを始め、15,000以上の品揃えをしています。高品質なのにリーズナブルな低価格の防草シートは、大切な農家のサポートを実現。ビニールハウス用の防草シートもあり、敷く場所によって選ぶことができます。
Oochi-Works
建設用や車用など様々なシートを扱う

トラック用やゴルフ用、防鳥用などシートの種類が豊富にラインナップしています。オーダーにも対応しており、サイズに合うシートがなければピッタリのサイズのものが手に入ります。防草シートは初めて敷く方でも買いやすい値段です。
ミナト電機工業
農業機器に関することならお任せ

ミナト電機工業は、農業資材の通販や販売を行っています。防草シートはガーデニング用や農業用などニーズ合ったものが探せます。お庭で家庭菜園や花壇をしている方向けに、個人用の防草シートもたくさんありますよ。
おすすめ&人気の防草シートランキング
お庭でおすすめの防草シート
プランテックス-防草シート240(17,300円)
コ型ピンとワッシャーが各50個付属のお買い得セット

庭に生えるイネ科の雑草やシートを貫通する力のあるスギナやチガヤを抑制する防草シートです。目詰まりしにくく、水と空気を通すので庭の土に影響を与えません。そのため、土のある庭におすすめです。ピンとワッシャーが付属しており、その日から使えますよ。
土だけではなく、砂利の下にも使用できます。砂利は雨や雪、人の歩行により沈下していきます。防草シートを敷いておけば沈下が防げ、砂利の補充をしなくて済みますよ。強度が高く、弾性率があるので、路盤の変形や轍を防止します。
日本農業システム-国産マルチシート(5,100円)
家庭菜園やガーデニングに

ガーデニングや家庭菜園、雑草対策におすすめの防草シートです。白と黒の両カラーが一枚になっていることでマルチに対応します。白い面は遮光性が高く、地面の温度を抑制します。水分は適度に保ちながら肥料の流出を防げますよ。
裏面の黒色は雑草が生えてくるのを防止します。土が硬くならず、病気の発生リスクを軽減できますよ。家庭菜園をしている方が安心して使用できる日本製です。効果が高いのにリーズナブルな価格が嬉しいですね。
Oochi-Works -防草シート高質タイプモスグリーン(4,849円)
高品質なのに手頃な価格

透水性と強度の高い平織りタイプの防草シートです。畑や庭、菜園などにおすすめです。その他、ハウスの通路や砂利の下にも使えますよ。防草シートはUV剤入りで、紫外線による劣化を防止します。むき出しで使用しても破損しにくいのがポイント。
また、抗菌剤も入っておりカビやコケの発生も防いでくれますよ。カラーはモスグリーンでお庭に馴染みますね。使いやすいサイズでリーズナブルな価格が魅力です。耐用年数は4年から5年ですが、砂利下に敷く場合は更に長持ちします。
山善-ガーデンマスター人工芝ロール(9,499円)
夏芝と春芝の2種類から選べる

人工芝タイプの防草シートはお庭におすすめです。芝の種類は夏芝と春芝の2タイプから選べますよ。リアルな人工芝で庭の印象が明るくなりますね。人工芝と防草シートが一括でロールされているので一度の施工で済みます。
低ホルムアルデヒドで小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安心。芝生の裏面には水抜き用の穴があり、水はけが良く水たまりができません。夏は子供用プールを置いて遊ばせることができますね。敷きたい場所に合わせて自由自在にカットができます。
STCJapan-防草シート 1mx10m お得2セット組み (3,990円)
高い対候性と敷きやすさがポイント

従来の防草シートの約2倍の対候性です。雑草の手入れを長年しなくて済む防草シートは、値段がリーズナブル。初めて防草シートを使ってみたいという方におすすめです。光を遮ることで雑草の光合成を防ぎ、繁殖を抑制します。
施工は簡単で好きな長さにハサミでカットするだけ。カットした部分はほつれません。そのまま敷いても良いですし、砂利の下に敷いても使えますよ。幅が1mと手頃なサイズで、女性一人でも簡単に作業することができます。
砂利下におすすめの防草シート
ミナト電機工業-高密度135G 防草シート2m×50mブラック(11,800円)
状況に応じて選べる3カラー

高密度で厚手の防草シートは、田畑や菜園、ハウス内の通路などプロの方におすすめです。もちろん、自宅のお庭にも大活躍。防草シートには抗菌剤が入っており、カビやコケが発生するのを防止してくれます。カラーは3種類から選べますよ。
防草シートを庭に敷けば日光を遮断してくれるので、雑草が生えてくるのを阻止。耐久性が抜群で防草シートの耐用年数は4年から6年。手間のかかる草取りの作業が長期間に渡り軽減できます。砂利の下であれば半永久的に使用することができます。
ザバーン-防草シート240Gグリーン(22,800円)
プロが認めた防草シート

砂利下におすすめの防草シートです。1本1本の太い繊維が癒着して作られた防草シートは強度の高さがポイント。シートを貫通してしまう雑草でも、この防草シートなら安心です。砂利下だけでなく、庭や空き地などむき出しでもOK。
シートは目詰まりしにくく、水や空気を適度に通します。そのため、土の状態が悪くなってしまうことがありません。砂利下に敷くことで砂利が土に沈下してしまうのを防ぎ、砂利を補充する回数を減らすことができますよ。
マルソルオンライン-ガーデンプロテクト防草シート(3,350円)
身体に害のある薬剤は未使用

身体に害があるといわれる除草剤に頼らない防草シートです。雑草は困るけど、庭にある大切な花や木は枯らしたくないという方におすすめです。安全性の高い防草シートは、お家のあらゆる場所に使えますよ。庭や通路、ウッドデッキの下やガレージなど好きなサイズにカットするだけです。
砂利下や人工芝、マルチング材との相性が良く下地材としても最適。プランターや花壇に敷き詰めることもできますよ。カットしてもほつれず、高齢の方や女性でも簡単に作業できます。通路のぬかるみや泥はねを防止するので歩きやすくなりますよ。
駐車場におすすめの防草シート
セルデス-クオリティ防草シート(15,642円)
ハイクオリティで幅広い用途に使える

透水性ポリエステルで作られた不織布タイプの防草シートです。新基準のクオリティシリーズで、砕石や砂利下におすすめです。耐久性が高く水たまりができない為、駐車場に敷くと便利ですね。雑草を抑え車が傷つくことはありません。
高い遮光率で雑草の種が飛んできても成長するのを防いでくれますよ。織布はカットするとほつれてしまいますが、不織布タイプなのでカットしてもほつれません。そのため、敷きたい場所に好きなサイズにカットできますよ。
デュポン社-ザバーン350(19,760円)
砂利下なら半永久的に使える

特殊な加工がされた防草シートは、常に紫外線にさらされる屋外でも高い耐久性を誇ります。砂利下のような紫外線の当たらない場所であれば半永久的に使え、コスパが高い防草シートです。そのため、官公庁などあらゆる場所に使用されている実績を持っています。
砂利の駐車場に車を停めていると、何度も車が往来することにより砂利が土に沈んでしまうケースも。そのため、定期的に砂利を補充しなければなりません。この防草シートであれば弾力性が高いため、荷重がかかっても力を分散し砂利の沈下を防止します。
イマジネット-防草シート 1.5m×30m(4,785円)
泥はねに効果を発揮

敷くだけで雑草と泥はねを防止します。雨が降った後、駐車場に車を入れると泥が跳ねて車が汚れますよね。それを防止してくれるのがこの防草シートです。砂利の下でもそのままでもOKなので場所を選ばず使うことができますよ。
光は通しませんが、水を通すので水たまりができません。高密度のクロスシートで耐水性に優れています。庭や駐車場の他、育苗の下敷きや果樹園の通路など様々なシーンで活躍します。20m間隔でラインが入っているので使いやすいですよ。
ジェイ・ジェイプロホーム-グリーンビスタ350Gグリーン(22,200円)
砂利の沈下を抑える

プロも愛用する防草シートは砂利下に敷くのがおすすめです。ポリプロピレンで作られた防草シートは、4層の不織布タイプ。高い強度と雑草の抑制力が強く、大変な草むしりから解放されますよ。ウッドデッキの下や庭に敷いておけば安心です。
プラピンが50本付属しており、買ったその日から施工できます。土壌を汚染する化学物質は使用しておらず、環境にも優しいですよ。貫通力の高い雑草でもシートを突き抜けることなく、砂利下に敷くと砂利の沈下を防止してくれます。
まとめ
目的に合わせた防草シートがおすすめ

防草シートを敷く目的は、市場に出すための農作物を守るためや駐車場に車を停めるためとニーズは色々です。防草シートにはサイズや機能、カラーなど豊富に販売されているので、ニーズに合わせた防草シートを選ぶのがポイントです。そうすれば防草シートが持つメリットを最大限に活かすことができますよ。